CHiCO、アーティストデビュー10周年&ソロ1周年!ソロ1stアルバム『CONTiNUE』を携えたツアーもスタート

インタビュー | 2024.07.30 19:00

2014年からCHiCO with HoneyWorksとして活動してきたCHiCOが、2023年7月に「光のありか」でソロデビューを果たしてから1周年を迎えたが、記念すべきソロ1stアルバム『CONTiNUE』が7月31日にリリースされる。SPYAIRやFLOW、sumikaの片岡健太・小川貴之など豪華アーティスト陣が書き下ろした新録曲7曲に、「エース」や「fam!」などの全シングル表題曲を収録した12曲入り。そしてアーティストデビュー10周年を迎える8月6日のZeppDiverCity公演から『CHiCO 1st Zepp tour 2024 "CONTiNUE"』もスタート! CHiCOがこれまで「CONTiNUE」してきたもの、そしてこれからCHiCOが「CONTiNUE」していきたいものが見えるアルバムとツアーは要チェックだ。
──1stアルバム『CONTiNUE』のリリースが近づいてきましたが、感想を教えてください。

5月に2ndシングル「fam!」をリリースして間もないタイミングで制作が始まったんですけど、私がアーティストデビューしてから10周年、ソロデビューして1周年というタイミングでアルバムをリリースできるのは幸せなことだなと思います。

──2023年7月に「光のありか」でソロデビューしてからデジタルシングル2枚、EP1枚とこれまで早いペースでリリースされているのはすごいですね。そして今回のアルバムでは新録曲も7曲入っているという。

このアルバムの新録曲は2~3週間くらいでレコーディングを終えて、かなりドタバタしてました(笑)。

──アルバムのコンセプトを教えてください。

タイトルを『CONTiNUE』にした理由は、元々アルバムを引っ下げてのツアーがしたいねということもあったので、アルバムとツアーがつながる言葉にしたいなと思いました。またソロ1周年だけではなく、アーティストデビュー10周年でもあったので、今までの10年の間にHoneyWorksと出会ってCHiCO with HoneyWorks(以下、チコハニ)になって、いろいろな方と出会って、たくさんの作品をリリースして、ライブやツアーをやって……という、いろいろな流れを振り返るとRPGみたいだなと。そして私がゲームが好きだからゲームに掛けられたらおもしろいかもというアイデアも受かんできて。チコハニの活動があったからこそ、今のソロ活動があるわけで、まっさらのNEWゲームのスタートではなく、ある程度の経験値を持ったところから始まっているので、「CONTiNUE=続いていく」という意味合いがしっくりくるんじゃないかなと、みんなで決めました。

──タイトルにはCHiCOさんの「C」と、おなじみの「i」もちょうどよく入っていて。

決めてから「あっ、iが入っている。これは小文字にできるな」と(笑)。

──今回、新録曲をオーダーするにあたって、CHiCOさんからリクエストされたことはありますか?

チコハニ時代から現在に至るまでの活動のなかでご縁がある方や憧れてきた方、CHiCOチームで話し合って、「この方の曲はCHiCOの歌声に合うんじゃない?」と提案があったりした中から7組のアーティストさんに楽曲提供をお願いしました。

──アルバムの新録曲はアッパーな曲調が多いですね。

1st EPの「PORTRAiT」の時、音楽ディレクターの方が「CHiCOさんが今後もライブをしていく上でロック曲は欠かせないと思うんです」と言われて。私自身もソロ活動をしていく中でライブは不可欠なものだと思っていましたが、ソロになってからロック曲が意外となかったことに気付いたので、「ロック曲は絶対にお願いしよう」と。そこで名だたる、かっこいいロックバンドのFLOWさんとSPYAIRさんに、そして違うベクトルでさわやかなロックサウンドをということで、sumikaさんにお願いしました。

──ではまずSPYAIR提供曲の「インパーフェクト」についてご紹介をお願いします。

ライブそのものを歌うような曲が欲しくて。メッセージ性を強くというよりも、ライブにテーマを置いて、“みんなで楽しもうぜ。この空間を!”という楽曲にしたかったので、「コール&レスポンスができるような曲がいいんです。そしてSPYAIRさんのこの曲のサウンドが好きで」という打ち合わせをして、作詞をMOMIKENさんに、作曲をUZさんにしていただきました。
曲をいただいたら歌詞に英詞が入っていて、チコハニでは全部英詞の曲(「Alive」)はありましたけど、こういう感じで歌ったことはあまりなかった気がしたので、自分の中で新鮮さがありました。そしてSPYAIRさんはお仕事でご一緒する前からいちファンとして好きで。学生の時、カラオケで「サムライハート(Some Like It Hot!!)」をずっと歌っていたくらい(笑)。あのロックさを私も出せたらいいなと思いながら歌いました。

──レコーディングはいかがでしたか?

MOMIKENさんとUZさんも立ち合ってくださいました。最初は「まずCHiCOさんの歌いやすいように歌ってください」と言われて歌ってみたら「こういうニュアンスをもらってもいいですか?」とか「試したいことがあるんですけど」など言ってくださって。

──印象に残ったディレクションはありますか?

「英詞を歌う時に、カタコトで歌うのではなく、自分に酔った感じのロックバンドのノリを出して歌ってください」とか。あと「試してみたいことがあるんですけど、いいですか?」と言ってくださったのは嬉しかったです。「このパターンもいいんですけど、別のパターンも聴いてみたいんです」とたくさん提案してくださったのが印象的でした。しかも私の歌声をお二人がすごくほめてくださって、「歌がうまいから、もっとこれできるんじゃない? と好奇心が沸いてくるのでレコーディング中も楽しかった」とも言ってくださいました。

──お気に入りのフレーズは?

英詞のところはめちゃめちゃロックな歌い方をしたつもりです。吠えたり、歌い上げたり、腹から声を出す感じで歌っているので。それに加えて、特にDメロはロックバンドにいるボーカルCHiCOをイメージして歌ったので、そこを聴いてほしいです。

──「インパーフェクト」はMVも撮影されたそうですね。

バンドの方にも出演していただいて、バンドを背負ってのMVになっています。光と映像で「ピカッ! キラッ!」みたいな(笑)。廃墟の中にプロジェクションマッピングのように映像を投影して、光や映像の演出がある中で、バンド風に撮っていただきました。ラスサビになるとパッと開けていく感じの明暗も注目してもらえたら嬉しいです。

──廃墟での撮影で、光や映像を駆使したMVは珍しい気がします。

暗がりで映像が投影されるMVは、チコハニ時代に「Marie」で撮影していただいたことはありますが、楽曲もロックですし、歌詞の中に「光」というワードがあったので、ラスサビは1コーラス目や2コーラス目とは打って変わって、すごく照らされてかっこいいので楽しみにしてほしいです。

インパーフェクト/CHiCO

公演情報

DISK GARAGE公演

LAWSON presents CHiCO 1st Zepp tour 2024 "CONTiNUE

2024年8月6日(火) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
2024年8月12日(月・祝) 北海道・Zepp Sapporo
2024年8月17日(土) 福岡・Zepp Fukuoka
2024年8月31日(土) 愛知・Zepp Nagoya
2024年9月16日(月・祝) 神奈川・KT Zepp Yokohama

<チケットのお申し込みはこちら>
ローソンチケット
ぴあ
イープラス

RELEASE

「CONTiNUE」

1st ALBUM

「CONTiNUE」

(MusicRay’n)
2024年7月31日(水)SALE
※初回生産限定盤[CD+BD]/通常盤[CD]

1stAL「CONTiNUE」発売記念リリースイベント詳細決定!
詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。

  • 永井和幸

    取材・文

    永井和幸

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