CHiCO、アーティストデビュー10周年＆ソロ1周年！ソロ1stアルバム『CONTiNUE』を携えたツアーもスタート

──初回盤には今年2月にKT ZeppYokohamaで行われた『CHiCO1st Zepp Live 2024“PORTRAiT”』の映像が収録されますが、このライブを振り返ってみた感想を聞かせてください。

1st EPの「PORTRAiT」とこのライブはCHiCOがソロ活動を始めますという自己紹介のようなものでした。私自身、「どうやって表現していこうかな」とか、「この曲をどうやってみんなにコール&レスポンスで参加してもらおう」とか手探りだったし、参加してくれたみんなも「チコハニの時とどう違うんだろう？」と思ったり、「ここでペンライトを振ってもいいのかな」とかきっと手探りだったと思います。でも最初に「のびのびと楽しもうね」と話した通り、みんなへ手拍子をあおったり、声をかけたり。みんなもペンライトを振って楽しんでくれて、ソロとしての第一歩を踏み出せたワンマンライブでした。

──チコハニ時代からCHiCOさんはステージで弾けていたし、会場の皆さんにも声をかけたり、参加をうながしていたので、それほど違和感みたいなものは感じられなかったと思います。

そう言っていただけるのは嬉しいです。チコハニの時からライブでは縛りみたいなものもなかったし、せいぜい「ここは私がしゃべるから静かにしてね」と言ってたくらいだったので（笑）。みんなが参加しやすいようにマイクを向けたり、手招きしてあおったりするところは変わっていないので。

──そのライブ映像を改めてご覧になった感想は？

かっこよく映っていて（笑）。そもそもライブ映像に私の顔がアップで映ることは初めてで。ライブ配信はありましたけど、顔がこれほど大きく寄った映像は『THE FIRST TAKE』くらいしかなくて。だから映像として残ることになって、「この日が遂に来たのか」というワクワク感がありました。そして映像に残ることで、私の活動の幅がもっと広がるし、パッケージとしてみんなに見てもらえることも嬉しいです。このライブに参加された方も参加できなかった方も初めて特有の緊張感を味わいつつ、「CHiCOのライブ、楽しそうだな。行ってみようかな」と思ってもらえたら。

CHiCO1stアルバム初回生産限定盤収録映像より、「真夜中エスケープ」Liveバージョン

──7月13日と14日に、中国で行われた『BILI BILI MACRO LINK 2024』というイベントに出演されたそうでしたが、いかがでしたか？

中国の方の熱量……ライブの楽しみ方が日本とは違うなと思いました。日本はコール&レスポンスがあったり、こちらからあおったところでは、お客さんは全力で参加してくれますが、中国の方は基本的に最初から最後まで一緒に歌うスタイルで、サビが来たら「待ってました！」みたいに更に大きな声で歌ってくれて。常に参加型ですし、曲をすごく愛してくれて、日本語のまま歌ってくれるんです。
また歌うセットリストは事前に発表されているんですけど、私がステージに現れる前に袖で待っている時も「CHiCO！　CHiCO！」という大きな叫び声が聞こえたのが嬉しくて。
日本ではたくさんライブをしているし、みんなと触れ合う機会も多いけど、上海に行くのは久しぶりで、2018年にチコハニとして行って以来だったけど、チコハニ曲だけでなく、ソロ曲も同じ熱量で返してくれたのは嬉しかったです。

──そして8月6日からは『CHiCO 1st Zepp tour 2024 "CONTiNUE"』が始まりますが、準備状況はいかがですか？

私のソロ曲は難易度が高い気がします（笑）。高すぎてキープするのが難しいというよりは、作ってくださったアーティスト特有の〇〇節みたいなものがあって。歌い回しの難しさや、今までやってこなかったテクニックを要する曲がたくさん集まったアルバムなので、自分のスキルを更にアップグレードしてくれる機会になったし、来てくれるみんなもライブバージョンとして、アルバムとは違う世界観でこの曲たちを聴くことになるので、いろいろな楽しさを感じてほしいです。
あとライブではギターを弾こうと思っています。今はその練習に精一杯です。

──そういえば、ギターの練習状況をSNSにアップされていたと思いますが、今も続けているんですか？

練習は頑張っています！　そういえば最近投稿してないですね。でも今、動画をアップしたらライブで何を弾くのかネタバレしてしまうので。ライブで何を弾くのか、そしてCHiCOのギターの腕前はどこまで上がったのかはライブ当日のお楽しみということで（笑）。

──セットリストはもう固まりましたか？

はい、決まりました！　この取材の数日後にはいよいよリハーサルが始まります。それに向けてイメージを膨らませたり、練習しています。

──ツアー初日のZepp DiverCity(TOKYO)公演が行われる8月6日は、記念すべきアーティストデビュー10周年にあたります。

そうなんです。この日だけは特別なセットリストにして、みんなで10周年を振り返りながらお祝いできる、そんなライブにしたいと思っています。

──Zeppツアーということで、初めて行く会場や想い出深い会場などはありますか？

ソロで行くのはほぼ初めてですが、チコハニではほとんど行ったことがある会場が多いです。だから懐かしいというか、いつもお世話になっていますとごあいさつしに行く感じですかね（笑）。

──ではあとは各ライブの打ち上げで何を食べようかな、くらいですね。

でも打ち上げできるのかというスケジュール感なので。私たちも大変だけど、もし複数会場に来てくれるファンの方々はもっと大変だと思うので、お互いに体調に気を付けながらツアーを楽しみましょう！

──改めてこのツアーの見どころのご紹介をお願いします。

前回のライブでも感じましたが、バンドサウンドだと音源とは違うかっこよさがあるので、バンドアレンジのかっこよさやライブならではの曲たちを楽しんでほしいです。そして私がギターをみんなの前で弾くのは2020年のチコハニの武道館公演（CHiCO with HoneyWorks ONLiNE LiVE ＠BUDOKAN「COME! COME! ONiON」）以来なので、そこも楽しみにしつつ、当日は優しく温かい目で見守ってください。
そしてやっぱり今回のアルバムの新録曲を披露する機会なので、アルバムをたっぷり聴きこんで、全力で楽しむつもりで来てください。

──皆さんへメッセージをお願いします。

アーティストデビュー10周年とソロデビュー1周年の2つのアニバーサリーを迎えるタイミングで、アルバムをリリースできて、ツアーもできるのは皆さんのおかげで、これまでの活動があったからこそ今があると思っています。これまで応援してくださったり、この記事で興味を持ってくださった方はアルバムを聴いたり、ツアーに来てもらえたら嬉しいです。
この1stアルバムに、デビューしてからの1年間を楽曲と映像で詰め込めました。ソロデビューしてから「エース」や「fam!」で、全国でリリースイベントをしてきたこともあって、チコハニやタイアップのアニメきっかけだけでなく、CHiCOをより知ってもらえるきっかけにこのアルバムがなればいいなと思っています。
CHiCOの活動と皆さんとの絆がこれからも「CONTiNUE」できるように頑張ります！

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