さぁ、パーティーを始めよう。MONKEY MAJIKの14作目のニューアルバム『CIRCLES』は、1曲ごとの個性が際立ち、メロディアスな抒情性、アップリフティングな疾走感を兼ね備えたハッピーな作品だ。まだまだベテランとは呼ばせない、フレッシュな躍動感でいっぱいだ。
10月からは久しぶりの大規模な全国ツアー「MONKEY MAJIK LIVE TOUR 2024 ~CIRCLES~」が始まる。アルバムからの新曲も、代表曲も、珍しい曲もたっぷり聴けるはずだ。MONKEY MAJIKは何よりも、ファンと近い距離で音を楽しむのが大好きなライブバンドだ。結成24年目の夏を駆け抜けるメンバーに、まずはライブの話を聞いてみよう。(*Maynardは欠席)
10月からは久しぶりの大規模な全国ツアー「MONKEY MAJIK LIVE TOUR 2024 ~CIRCLES~」が始まる。アルバムからの新曲も、代表曲も、珍しい曲もたっぷり聴けるはずだ。MONKEY MAJIKは何よりも、ファンと近い距離で音を楽しむのが大好きなライブバンドだ。結成24年目の夏を駆け抜けるメンバーに、まずはライブの話を聞いてみよう。(*Maynardは欠席)
──最初に、「enigma music fes 2024」(7月27日/仙台GIGS)の話題から始めましょう。MONKEY MAJIKにとって、初めての主催フェス。Def Tech、ELLEGARDEN、HY、TENSONGが出演してくれました。どうでした?
Blaise最高だったよ。長いスパンで、自分たちの仙台フェスをずっとやりたくて、たくさんプランニングして、やっとできた。コンセプトも面白かったよね。インディーズの時代、同じ時代にスタートしたバンドと一緒にイベントできるって、ノスタルジックだし、超ノリノリだった。来年もやりたいです。
DICKこういうイベントって、やりたいねと言っても実現まではいろいろあるから、本当にできるのかな?と思っていた時もあったけど、「やれてよかったな」というのが正直なところです。
──MONKEY MAJIKのステージに、ELLEGARDENの細美さん、HYの新里さん、そしてDef Techが参加したり。あれは主催フェスならではの企画ですよね。ほかでは絶対に見られない。
TAX今年、沖縄でHY主催のフェス(SKY Fes)に出させてもらった時に、HYのヒデくん(新里)が「『Change』が好きで三線で弾いている」と言ってくれて、「それならenigma fesで一緒にやろうよ」って盛り上がったんですよね。日が近づいてきて、改めてお願いしたら、もちろんって快諾してくれて、なんていい人なんだと。
──いいですね。人柄が出ている。
TAXすごく楽しんでくれて、しかもステージ上でめちゃくちゃ礼儀正しいんですよ。HYのメンバーはみんな。「SKY Fes」で見た時も、ステージからお客さんをぐっと包み込んでいる感じがして、最高でした。「SKY Fes」には学ぶことが多くて、「enigma music fes」にも、いいところを反映させていきたいなと思っていたんですよね。
Blaise勉強になりました。
Thank you for coming to #enigmamusicfes !!!#TENSONG #HY #DefTech #ELLEGARDEN #MONKEYMAJIK#HUNGER pic.twitter.com/sHECrKda6b
— MONKEY MAJIK (モンキーマジック)@STAFF (@mm_official_) July 29, 2024
──Blaiseは、Maynardと細美さんと一緒に、ビートルズ「アクロス・ザ・ユニヴァース」を歌いました。
Blaise去年細美さんが石巻に来て、Maynardと二人で「アクロス・ザ・ユニヴァース」を歌ったことがあったので、今回のイベントでもまたやろうか?ということになって。じゃあ俺はどうしよう?って、細美さんに話したら、「全部ハーモニーにして、Maynardがメインで、Blaiseは3度ハモリをやればいいんじゃない?」って。リハーサルもなかったけど、すごく良かったね。プロってすごいな。
──あなたもプロですけど(笑)。
Blaiseこのアルバムはだいたい1か月で作って、ずっとスタジオで座って、レコーディングして、ミキシングして。僕は農家なので、畑もあるから、毎日1万5000歩くらい歩いてるよ。いつも作業してるからすごい動いてるけど、アルバム作る時は、完全に逆ですよね。座って、動かない。友達がベンチプレスを持ってきてくれて、ずっとワークアウトしてて、次の曲のアイディアを考えてる時に、じゃあ俺のベンチプレスのビートで作ってみようと。
──なんと。「HYLMN」の激しいハードロック的なビートが、Blaiseのベンチプレスのテンポだったとは。
Blaise歌詞を作った時に、ビフォーアフター的な感じで、「昔はこういう人だったけど、今はだいぶ変わりました」みたいな、細い人がトレーニングして体が大きくなるとか、元々やんちゃな人が偉い人になって真面目な人になったとか、そういうコンセプトで作りましたね。「HYLMN」は。