知らない人はまったく知らないかもしれないが、w-inds.がいま、芸能界を飛び越え、音楽シーンから熱い注目を集めている。2017年にリリースした「We Don’t Need To Talk Anymore」からメンバーである橘慶太セルフプロデュースによる楽曲制作が始まると当時に、w-inds.は海外の最先端のダンスミュージックを取り入れたエッジーなサウンドに大胆にシフト。デビュー18年目にしていま、日本の男性ダンス&ボーカルグループとして新たな可能性をどんどん切り開いているのだ。そんな彼らが最新シングル「Dirty Talk」に続けて7月4日(水)、ニューアルバム『100』(読み:ワンハンドレッド)をリリース。本作は全曲、橘のセルフプロデュースによる初アルバムとなる。間違いなくw-inds.がネクストステージへの扉を開けることになるだろう今作、さらには今作を掲げて行なうツアー<w-inds. LIVE TOUR 2018 “100“>についてメンバー3人に話を訊いた。
──7月4日に発売するw-inds.のニューアルバム。こちらが『100』と書いて。
千葉涼平
ワンハンドレッド。
橘慶太
100歳ですね。
緒方龍一
(3人の)歳を足したら100歳なんで。
──それでこのタイトルに?
橘慶太
はい。またこれが奇跡的に、全員の生年月日を足しても100になるんですよ!
千葉涼平
1桁づつ数字を足していくと。
橘慶太
1984年11月18日(涼平)と1985年12月16日(慶太)と1985年12月17日(龍一)を足すと。
──(実際に足していくと)うわっ!100になる。いま鳥肌立っちゃいました。
橘慶太
すごいですよね? びっくりですよ(微笑)。
緒方龍一
俺らも知らなかったんですけど。
──どこで気づいたんですか?
緒方龍一
ファンの方がツイッターにそういうリプライをくれて。
橘慶太
おいおい、ちょっと待てと。
緒方龍一
いままで10何年も一緒にいて俺ら気づかなかったんかい!っていうね。
橘慶太
もうちょっと早く気づいていれば、いつでもこのタイトルで出せたのに(微笑)。
緒方龍一
なんだったらデビューアルバムが『100』でよかったぐらい。でも、だんだんと“100”に対する思い入れは深くなっていったよね?
橘慶太
うん、気づいたら。
緒方龍一
たかが数字ですけど、年齢を重ねてきたいまの数字と、生まれたときの数字を足しても同じだったというのがすごい不思議。“偶然”なのかなんなのか。
──そういえばこの前、「Forever Memories」(2001年3月14日発売)を出したデビュー日にリリースしたニューシングル「Dirty Talk」。ここで3人が着ていた衣装の色味が、「Forever Memories」と同じだってことでもファンの方がざわついていましたよね?
橘慶太
あれも“偶然”なんですよ(微笑)。さらにいうなら「Dirty Talk」は楽曲の長さが3分14秒なんですけど。それも“偶然”なんですよ。
緒方龍一
そこもファンの方がすごい反応してくれて。
橘慶太
最初から「今回は、発売日に合わせて3分14秒で作りました」といえばよかったな〜と思って。
緒方龍一
後づけってやつね(笑)。
──w-inds.がいままさに時代の波とリンクして導かれてるという気がするんですけど。
全員 なんかありますね。
橘慶太
今年はそんなものをすごく感じます。
千葉涼平
こじつけっていったらそうなのかもしれないけど。僕らは嬉しいですけどね。こじつけだとは思えないぐらい。
──グループとしての星回りが、世の中の流れと重なってきてるんじゃないでしょうか。
緒方龍一
うん。スピってる人からいわせると。
橘慶太、千葉涼平 スピってるって(爆笑)。
緒方龍一
そういう人からいわせると「あんたたち、いま星の巡りがいいわよ!」ってことかもしれないです。