Rayflower主催『Rayflower presents Night which GLORIOUS vol.4』の東京公演にD'ERLANGERの出演が決定!両バンドを代表して都啓一(Rayflower)とCIPHER(D'ERLANGER)の対談が実現した。
──今回は、Rayflower主催の『Rayflower presents Night which GLORIOUS vol.4』の東京公演(6月20日(水)品川プリンス ステラボール)にD'ERLANGERが参加されるということで、都さんとCIPHERさんの対談をさせて頂くことに。まず、お2人の出逢いからお聞きしてもよろしいですか?
都啓一
(Rayflower)
飲み屋です(笑)
CIPHER
(D'ERLANGER)
焼き鳥屋です。
──え? 偶然ですか?
CIPHER
偶然に(笑)。
都啓一
偶然です偶然です。7年、8年前くらいですかね?
CIPHER
そうそう。お互い偶然行きつけの焼き鳥屋が一緒やってん。
──同じ行きつけの店に行っていたのに、7年前に偶然ですか?
都啓一
たしかに、そう思うと、それまで一緒になったことなかったですよね?
CIPHER
たしかにな。まぁ、でも、お互いがその店によぉ来てるっていうのは知っててん。そこの大将がヤンチャだった若かりし頃に、特攻服の背中に『殺シノ調べ』って刺繍を入れてたような人で。
──BUCK-TICK、ですね(笑)。
CIPHER
そうそう。それで、俺が店に行った時に、"SOPHIAの都さんってご存知ですか? よくいらっしゃるんですよ。いつか紹介できたらいいんですけど"って言われてて。俺も、もちろん、都の存在は知ってはいたけど、面識はなかったんで、"会ったことはないねん"って言ってたんですよ。そしたら、ある日、2人がその店で一緒になって。そのときに、大将が紹介してくれたんが最初やってんな。
都啓一
そうでしたね。僕も一郎さんがいらしてることを大将から聞いていたので、是非是非!って感じでしたね。
──最初に会われた時って、どんなお話されたんですか?
CIPHER
何話した?
都啓一
あははは。何話しましたっけね(笑)? なんかすごく気さくに話していただいて、すんなりと入れた感じでしたね。その日をきっかけに、すぐ連絡を取り合うようになって。
CIPHER
そうやったね。行きつけの店が近いってことは、家が近いねんな、って話しになって。そんで、ちょうど僕がBUCK-TICK兄さんのトリビュートアルバムをやらせて頂くタイミングやったんで、都に連絡して、"こういうのやんねんけど、ちょっと手伝ってくれへん?"って言うてんな。
都啓一
そうですね。それが最初でしたね。もう、二つ返事で、"是非やらせて下さい!"って。
CIPHER
そこきっかけで、D'ERLANGERのアルバム3枚(『#Sixx』『Spectacular Nite -狂おしい夜について-』『J’aime La Vie』)弾いてもらってるもんな。都はね、本当にフラットだからすごく付き合いやすい。変にこっちも意識しないというか。クリエイティブなところもそうやし、都は、俺が欠落してる部分や、俺の持ってないスキルを持ってくれてるから、とにかくハマりがいい。呑んでもいいし、演奏してもいいし。ほんまにいい関係。
(——と、ここで、インタビューをしていた会議室の内線電話が鳴る)
CIPHER
(インタビューの会話を録音しているICレコーダーを持って)あ、はいはい。もしも〜し。
都啓一
一郎さん、違いますって(笑)!
──??? いつもこんな感じですか?
CIPHER
はい。いつもこんな感じです、すみません。
都啓一
あははは。本当にいつもこんな感じなんですよ(笑)。僕、ずっと笑ってますからね。いつもほんと、楽しいお酒です(笑)。
CIPHER
お互い関西人なんで、なんかそんなノリも合うんですよ。パパパパ〜ンとね。
都啓一
一郎さんは僕からしたら大先輩なんで恐れ多いんですけど、本当によくして頂いて。BUCK-TICK兄さんのトリビュートのときに声かけて頂いたときは、本当にめちゃくちゃ嬉しかったですからね。マジっすか!?いいんですか!?やりますやります!って。
──そうなんですね。じゃあ、上京前の、関西のロックシーンでの繋がりというはなかったですね。
都啓一
ないですないです!世代で言ったら2つくらい違うんじゃないかな?僕が高校生の頃にD'ERLANGER聴いてましたからね。
CIPHER
それに、関西シーンとかに関わらず、僕は、もともとそんなに繋がりのある人おらへんからね。関西シーンで絡んでたのはJusty-Nastyくらいやったし。こんな言い方したらなんやけど、わりと一匹狼やったから。
──あ〜。
都啓一
"あ〜"って(笑)。
──いやいや、恐れられていたという伝説を。
CIPHER
出た。出た、出た、出た。またこれ、俺が一体何をしたんやっ?してるかぁ。いろいろしてるなぁ(笑)。
都啓一
あはははは(爆笑)。
──いやいや、そういう意味ではなく、もないですが(笑)、CIPHERさんは、日本のロックシーンを作ってきたギタリストのお一人でもいらっしゃるわけですから。
都啓一
本当にそうですよね。
CIPHER
作ってへんよ。横切ったくらいや(笑)。
都啓一
何をおっしゃいます!ぶった切った人ですから!
──多くの後輩がCIPHERさんに憧れてますからね。MUCCのリーダーのミヤくんとかも、すごく尊敬してますし。
CIPHER
ムックって何?あの赤いやつ?
都啓一
違います違います。バンドのMUCCです!"ひらポン"は終わりましたから(笑)。
CIPHER
えっ!?"ひらポン"終わったん!?
都啓一
そうですよ。
CIPHER
いつっ!?
都啓一
最近ですよ、わりと。
CIPHER
え?そうなん!?『ドラえもん』はまだやってんのに!?"ひらポン"って終わんの!?あぁいうのは終ったらあかんやろ。着ぐるみはフォーエバーやろ!
都啓一
着ぐるみはフォーエバー(笑)!めっちゃおもろいですね(笑)。でも、たしかにそうですね(笑)。
CIPHER
へぇ〜。そうなんやぁ〜。"ひらポン"終わったんやぁ〜。