THE DEKITSのTGMX、MAURICE(吉澤成友)、TK(高本和英)、KC(Keishi Tanaka)、結成当時も振り返りながら『DE KIT 4 KEY’S』カセットでの再販&リリースパーティーについてインタビュー【後編】

インタビュー | 2024.11.15 18:00

11/30(土)リリースパーティーに向けて

──たしかに、アルバムをリリースした当時に、それぞれがやっていた音楽とはどんどん変化してきているわけで。そういった蓄積を持ち寄って、THE DEKITSに戻ってきているわけで。各々が十数年の間で吸収したセンスが、いろんなところに滲み出てくる。
TK集まって音楽をやるには、それってすごく楽しいことなんで。うん。ライブを観に来てくれるみんなも、そのあたりを楽しんでもらいたいですね。
KC思えば僕とかTGMXさんは、元々はまったくアコギと縁がなかった人たちだったわけで。そこから僕なんかは弾き語りを15年やってきての今ですからね。

Keishi Tanaka

──だから、11月30日(土)のライブに来る人は、アルバムをライブ直前ぐらいまで聞いて、その日の演奏と聴き比べても面白いでしょうね。そうして、リリースから十数年を経て、今のTHE DEKITSが演奏することで新たな魅力や楽しさを提示していることを感じられるでしょうし、時を経ても色褪せない楽曲の普遍的な魅力にも気付けるでしょうし。そういう意味では、『DE KIT 4 KEY'S』というアルバムは、すごく耐久性のある作品なんだなとあらためて思いました。
MAURICEそう。それは今年のツアーで演奏してみて、あらためて感じましたね。
KCその時しか聞けない音楽ではもちろんないし、僕らも流行りとかで音楽をやってるのではない気がするので。そういうのも当時から自然に、長く付き合える音楽を作ろうとはしてたような気がします。
──THE DEKITSが始動した15年前も、フォーク・ミュージックやアメリカーナみたい音楽は、世界的に見たらこういう大きな流れとしてあったけど、今のこの時期だからこそ、この系統の音楽が自然に耳に入ってくる感覚もあるかもしれないですね。
TK時代がTHE DEKITSに追いついてきたのかな(笑)。でも、そういう普遍的な音楽ではあるよね。面白いグループだけど。

高本和英

──それでは最後に。11月30日(土)のライブについて、この記事を読んでいるみなさんに向けてメッセージをいただけますか?
KCこの日は、イベントにもずっと仲間として加わってくれたthe band apartの木暮栄一さんがDJとして参加してくれるんです。THE DEKITSのメンバーではないけど、もちろんバンドマンなので、飛び入り的な何かがあるかも?
MAURICEあとKCファンの人には、今や立派にソロアーティストとして看板を背負っているKeishi Tanakaが、こういうことやってたの? っていう発見があるかもしれないですね。

KCたしかにTHE DEKITSの中では、圧倒的後輩ですから。おっきな声で「いやいやいやいや!」とか突っ込んでるシーンがありそうです(笑)。
TK楽しい日になるのは間違いないね。
──オーラスは、TGMXさんに締めてもらいましょう!
TGMXふざけてる部分とシリアスな部分と、ツンデレあるのがTHE DEKITSの良さなのかなと思うので、情緒豊かな我々を見に来て、思い切り泣き笑いして欲しいです!

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