──今回のジャケットを見た時、収録した2曲とは印象が違って、ちょっとアンニュイな雰囲気を感じました。
『PORTRAiT』のジャケットではファッション誌のような決め込んだCHiCOをお届けしましたが、「fam!」は温かくて、優しいイメージがあるので、着飾るよりは温かくてカジュアルな衣装で撮影したいですねとお話ししていました。
今回ニッコリパターン、おすましパターン、アンニュイパターンなどいろいろな表情を撮影した中で、満場一致で選ばれたものがジャケットになっています。視線はずしもカッコいいし、今回採用されたものにするか、すごく悩みました。何度も差し替えて見た結果、「これにしよう!」と決めました。
今回ニッコリパターン、おすましパターン、アンニュイパターンなどいろいろな表情を撮影した中で、満場一致で選ばれたものがジャケットになっています。視線はずしもカッコいいし、今回採用されたものにするか、すごく悩みました。何度も差し替えて見た結果、「これにしよう!」と決めました。
──そう聞くと、他のパターンも見てみたくなりました。
気に入った写真が多かったので、アーティスト写真やジャケットの裏とか、各店舗での購入者特典などで使っていただきました。公式サイトで、各店舗特典のチェキ風カードが見られますので、お気に入りの写真の店舗でお買い求めください。先着順なので、お早目に!
──5月18日よりリリースイベントが行われていますが、どんな内容なのでしょうか?
歴代のリリースイベントと変わらず、ミニライブと特典お渡し会です。「fam!」の収録曲も歌いつつ、まだソロ活動1年目なので、CHiCO with HoneyWorksの曲も入れています。5月25日の千葉・イオンモール幕張新都心はショッピングモールで、誰でも見られるオープンな場所なので、「この曲、聴いたことがある!?」とCHiCOを知らない方にも立ち止まってもらいたいなという想いでセットリストを決めました。
──「fam!」が流れているのを耳にしたら、「うたのお姉さんが歌っている」と思う人もいるかも?
そうだったら嬉しいですね。イオンモール幕張新都心でやらせていただいた時はオープンなスペースということもあって、愛犬を連れたご家族やお散歩中の方もいらっしゃって、MCでワンちゃんについてふれたりして。ワンマンライブやファンの方だけ以外の場所でお話しする機会はなかなかなかったので、そこも私の中では挑戦でした。曲だけでなく、私を知らない人も立ち止まってもらえるMCを、と考えた結果がワンちゃんの話題でした(笑)。また私の曲を聴いて、ルンルンに踊るお子さんの姿を目にしたら「ありがとうね!」とか、知らない方にもあえて、たくさん声をかけるようにしています。
──それはもう営業をする芸人さんの領域に入っているのでは?(笑)。
いやいや! とんでもないです! あと5月18日の東京・エンタバアキバさんはクローズドだったので、AuDeeとポッドキャストで『CHiCO*DIG!STATION』というラジオ番組をやっているんですけど、いつもよりも早めにアップしてもらって、そこで「SURVIVOR」の1コーラスだけ初オンエアして、その後にリリイベに行ける流れにしてもらいました。だからミニライブで「SURVIVOR」を歌った時、初お披露目にも関わらず、みんなに歌わせるというムチャぶりをしました(笑)。あと残っている6月2日のヨドバシカメラマルチメディア梅田さんのイベントは、もうシングルを手にしていると思うので、みんながどれくらい自信満々に声を出してくれるのか楽しみです。
──そして8月6日より東京・北海道・福岡・大阪・名古屋・横浜をまわるツアー『CHiCO 1st Zepp tour 2024 "CONTiNUE"』が行なわれますが、まずツアー名の由来を教えてください。
大々的には言っていないけど、アーティストとして10周年の年だから意味のあるタイトルにしたいねとスタッフのみんなで考えました。これからも私のアーティスト人生は続いていくし、私はゲームが好きなので、ゲーム要素も取り入れたくて。私がデビューした時は1人で、その後、CHiCO with HoneyWorksになって、バンドで活動してきて、ソロになって……という物語はRPGっぽいなと。いろいろな出会いがあって、別れがあって、「また会おうね」と約束したりとか。みんなで考えていましたが、あるスタッフが昔のゲームはゲームオーバーになった時に「コンティニューする Yes? No?」という画面が出るところから着想して、「CHiCOは終わるわけでもなければ、リスタートするわけでもなく、これからも変わらず続けていく」という意味で、このタイトルにしてもらいました。
──昔のゲームファンからすると「コンティニュー」と聞くと、アクションとかでハマって無限コンティニューしまくったことを思い出しました(笑)。
あとはRPGでエンディングまで行ったのに、畑を耕したり、カジノで遊んだりとか。物語は終わってもゲームは続いていくという。私の中でもいろいろな方面で音楽を続けていきたいので、そういう意味でもこのタイトルはしっくりきました。
──現在、準備段階だと思うので、意気込みをお聞かせください。
ファンのみんなには事前に「今回はギターを弾きます」と宣言していて、『PORTRAiT』でギターを弾いてもらったOmmyさんに先生になってもらって、現在レッスン中です。どの曲を演奏するのは今、悩んでいる最中です。私の集大成を見せつつも、ソロとしては1年ちょっとなので、「私はこういう成長をしていきたいんです」というものもお見せできたらいいなと思っています。
──自分でギターを弾くと宣言している時点で、このツアーへの意気込みはひしひし感じています。
私は逃げ道を作らないほうがやれるタイプなんです。私はいつも自分に甘いから(笑)。ツイキャスなどで練習風景を配信して、私の成長を見てもらいながらツアーに挑みたいと思っています。
──ツアーまでの流れも考えられていて。用意周到ですね。
全然そんなことないです! 私は得意ではないものを人に見せるのが嫌だなと思うタイプでした。自信もないし、曲を弾く前段階の「ポロンポロン」とか見せて、「今、音はずしちゃった。恥ずかしい」みたいな環境に何のおもしろみがあるのかと(笑)。でもソロになったタイミングで、いろいろな方とお話させていただく機会がすごく増えて、ある時に「できないことはできないと割り切って、『みんな、応援してね』とやったほうが自分も成長できるし、みんなも成長過程が見られるから悪いところはないと思うよ」と言っていただいて。それを機に「頑張ってやってみよう」と思って、この間、初めて一度やってみたら、全然恥ずかしくなくて。「あっ、意外とイケる!」と思ったし、ファンのみんなからも「思ったよりうまいじゃん!」とか、「これがスタートで、ツアーで聴いた時にもっと演奏がきたら泣いちゃうよ」などのコメントをもらって。「やってよかったな。続けていこう」と思いました。
──確かに急にギターを弾いてもスタート地点がわからないから「きっと練習したんだな」としか思えませんが、過程を見ていれば、どれだけ頑張ったのかわかるので、感情移入できるし、演奏した時の感動はひと潮でしょうね。
そこでファンの人たちの目線や気持ちも知ることができたので、いい経験になっています。ツアーではぜひ私の練習の成果を見届けてください。こんな話をすると見どころはギターだけなのかと思われてしまいそうですが(笑)、ソロデビューしてから曲も増えた状態でツアーが始まるので、またどんな新しいCHiCOを見られるのか楽しみにしていてください。
──ここで、曲の歌詞にまつわるライトな質問も。まず「fam!」の「キミのしぐさに隠れた言葉を探している」にちなんで、異性や同性の好きな仕草を教えてください。
まず男性がおでこを出している髪型が好きです。あと男女ともにコーヒーカップを持ち上げた時に筋が出る感じも好きです。
──髪型の好みを聞いてしまったので、ツアーではおでこを出した髪型のメンズ度数が急に増えたりして。
それはそれでめちゃめちゃ嬉しいですけどね(笑)。女の子もワンレンの韓流系みたいな髪型にしているとか。どれだけ客席にいるのか、密かな楽しみにしておきます(笑)。
──「fam!」の「もう我慢しないで」にちなんで、今我慢していることや、逆に「これは言われても我慢できない」ということはありますか?
(食い気味に)ゲームです! 今はすごく忙しい時期ですが、少しでもスキマ時間があったらゲームは我慢せずにやっちゃいます。
──ニンテンドースイッチで?
パソコンで。ガチなほうです(笑)。でもスイッチでも『あつまれ どうぶつの森』とかもやってますよ。
──複数のハードでゲームをやっているということはそれだけ時間を消費してしまうのでは?
確かに(笑)。でもTVゲームに限らず、ゲームは息抜きで、私にとってのストレス発散法であり、友達と一緒にプレイすればリフレッシュにも繋がるので、禁止されたらヤバいことになります(笑)。
──「fam!」の「好きな花選ぶ寄り道 一緒にあれ食べたい」にちなんで、学生時代や現在のおでかけ・帰宅中によく買い食いするものは?
高校生の時はよくしていました。学校の近くに唯一歩いて行ける距離のコンビニがあって、そこで帰りのバスが来るまで、チキンを買って食べてました。あとは家に帰るまでに空腹が我慢できなくて、当時あった100マックを食べて、友達とお腹を満たしながらバスを待ってました。
──「SURVIVOR」の「Good Gameなんて現実はNo. No.」にちなんで、今ハマっているゲームは?
「SURVIVOR」のトラックダウンの時に、作詞・作曲をしてもらった山本さんとお会いした時にゲームがお好きと聞いたので、ゲーム要素を入れていただきましたが、PCゲームの『VALORANT』という銃で撃ち合ういかついゲームで、一発だけで敵を倒すことを「One Tap」と呼ぶんですけど、歌詞にも「One Tap!」と入っているので、私も今プレイしています。夜も寝ずに友達と遊んでいます。
──では皆さんへメッセージをお願いします。
今年はアーティストとして10周年であり、ソロとしては1年経って2年目に突入するので、音楽のことをたくさん勉強しつつ、CHiCOというアーティストをもっと広めていきたいなと思っています。そういった意味でも今回のシングル「fam!」と、夏のツアーでも、CHiCOの歌を精一杯お届けできるように頑張りますので、ぜひライブにも遊びに来てください。他にもみんなにきっと喜んでもらえる「お楽しみ」も準備中なので、楽しみに待っててくださいね!
PRESENT
直筆サイン入りCHiCOオリジナルステッカーを1名様に!
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