うれしいです。「ひなたの国」は自分が飼っていた猫が死んでしまったときに書いた曲で。思い入れはどの曲にもあるんですが、いちばん思い出があるのは「ひなたの国」かもしれないですね。本当にいい猫だったんで……。今回の「猫猫日和」は、自分の思い出というより、キュルガ(アニメ『夜は猫といっしょ』の主人公の猫)を含めた、猫そのものの魅力や可愛さを表現した曲になっています。僕、本当に猫が好きで。いろんな猫と接してきてるんですけど、猫って軽やかなんですよね。犬は“飼い主を待ってます”という重みがあって、それも本当に愛おしいんですけど、猫は独立しているというか。飼い主がいない時間も楽しく生きてるんだろうなと思うし、そういうイメージは「猫猫日和」にも込めてますね。
はい。とにかく動物が大好きなので。「夜は猫といっしょ」のスタッフは、みんな猫が大好きなんですよ。芦名みのる監督は本物の獣医だし、作画監督、プロデューサー、宣伝部のみなさんもほとんどが猫飼いで。猫が好きな人たちが作ってるからこそ、“夜猫”は素晴らしいんじゃないかなと。
『わたしの幸せな結婚』はシリアスというか、甘いだけの恋愛ストーリーではまったくなくて。ヒロインの美世が久堂家に嫁ぐところからはじまるんですが、当主の清霞は冷酷と噂されている人なんです。政略結婚だし、美世は「自分が幸せになれるはずがない」と思っている。実際、清霞は厳しくて怖いんですよ。でも、意外と優しいところがあったり、やっぱり厳しかったりを繰り返して、だんだん二人の距離が変わってくるという物語で。二人とも“愛する”ってことにすごく不器用なんですけど、いろいろな出来事を経験しながら成長していく姿にグッとくるんですよね。
もちろんです。アニメの楽曲を作らせてもらうときは、作品を抜きにしても伊東歌詞太郎の楽曲として成り立つこと、アニメのファンの方も「そうだよね」って思ってもらえるものにすることが大事で。「猫猫日和」も「ヰタ・フィロソフィカ」も全く同じですね、それは。
集大成という感じではないですね。当然ですけど、どのライブでも完成されたものをお見せしなくちゃいけないし、「ファイナルがいちばんいい」みたいな考え方は本当によくないと思うので。ツアーは3種類のセットリストで回っていたんですが、Zepp DiverCity(TOKYO)のライブもまったく違うセットリストを用意しています。ツアーを通して1回もやっていない曲もあるし、今回が初披露の楽曲もあるので、今は猛練習の毎日ですね!
そうしていないと、いつかは年齢によって衰えがきてしまうと思うんですよ。小田和正さん、山下達郎さんなども同じことを仰ってますが、やっぱり毎日歌うことが大事なんですよね。
PRESENT
「サイン色紙」を1名様に!
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