FLOW、ラックライフ、BURNOUT SYNDROMESが出演「共鳴レンサツアー 〜アニメスペシャル〜」開催記念!ボーカル座談会

インタビュー | 2022.12.09 18:00

音楽プロモーター・DISK GARAGE主催企画「共鳴レンサ」が、開催50回目を迎えることを記念して「共鳴レンサツアー」として来年1月5日より東名阪で開催される。全公演にFLOW、ラックライフ、BURNOUT SYNDROMESが出演し、全バンドがアニメのテーマソングのみでセットリストを構成するという、非常にプレミアムな企画だ。
その開催を記念し、3バンドのボーカルであるKOHSHI(FLOW)、KEIGO(FLOW)、PON(ラックライフ)、熊谷和海(BURNOUT SYNDROMES)による座談会を敢行。アニメのテーマソングを多数書き下ろす3組に、タイアップ作品との向き合い方、この20年弱で変わったアニメソングやアニメに対する価値観、アニメソングを書き下ろしてきたからこそ得られた経験、大事にしているライブ観などを語ってもらった。
──50回目の開催が決定した「共鳴レンサ」、約4年ぶりに開催される記念すべき今回は初の全国開催です。まずは企画者の高尾さんから、イベントのコンセプトについて話していただいてもよろしいでしょうか。
ディスクガレージ高尾入社していちばん最初に企画したイベントが「共鳴レンサ」です。初回は2013年で、それ以降不定期で開催してきました。ジャンルレスにいろんなバンドが共鳴してつながっていけばいいなという意味を込めて、あとは“連鎖”が漢字だとちょっと堅苦しいのでカタカナにして。ラックライフには初期からよく出ていただいてます。
PON(ラックライフ)随分長くレンサさせていただいてます(笑)。
ディスクガレージ高尾今回は「共鳴レンサ」が50回目という節目でもあるので、皆さんの2023年の展開を考えると、年始にこの3バンドでスリーマンをしたら面白いんじゃないかとマネージメントさんと話していたんです。それで東名阪開催のご提案をいただいたので、関東のみで開催していたイベントですが、1回関東を飛び出してみようかな、というのが今回の経緯です。
KEIGO(FLOW)FLOWはほかのバンドと一緒にツアーを回るのが初めてなんですよ。

KEIGO(FLOW)

PON&熊谷和海(BURNOUT SYNDROMES)えー!
KEIGO自主企画の「FLOW THE PARTY」も全箇所違う対バンだから、ほんと初めてなんですよね。BURNOUT SYNDROMESともラックライフとも対バンしたことはあるけど、このタイミングでこの3バンドで東名阪回るのは予想してなくて。
KOHSHI(FLOW)同じ世代ならわかるけど、なぜFLOWなんだろう? と最初は思いました。でも、高尾氏11年のコンサートプロモーターキャリアの中で、初めての自主企画が50回を迎えるという背景を今聞いて「なるほど」と思いましたね。

KOHSHI(FLOW)

PONFLOW兄さんが「同じバンドでツアーを回るのが初めて」って言うてましたけど、ラックライフは「アニメソング縛り」が初めてなんですよ。これまでにない文化でのライブなので、すごい楽しみなんです。

PON(ラックライフ)

熊谷相性いい3組なんじゃないかなと思ってますね。ばりばりライブをしてきたラックライフさんがいて、割と真面目なBURNOUT SYNDROMESがいて(笑)、しっかりどっしり構えてくれてるFLOWさんがいて。キャラクターが分かれていてすごくバランスがいい。どの世代の方も楽しめるイベントになる気がします。でもFLOWさんが同じバンドで複数のライブを回ったことがないのがすごく意外だなあ。びっくりしてます。

熊谷和海(BURNOUT SYNDROMES)

──FLOWはそういうツアーを回る機会がなかったのかもしれませんね。メジャーデビュー前からブレイクなさっているから。
KOHSHIいやいや、それは言い過ぎです(笑)。
PONそんなことないですって! お兄ちゃんの部屋にFLOWさんのCDがあったし、僕も中学校3年生の時の文化祭の劇の最後にみんなで「贈る言葉」を歌って踊りましたもん。高校の時にFLOWのコピバンもやったし、それぐらい僕らにとってはすごい人たちやから。
熊谷僕ら世代は間違いなくそうですよね。カラオケ行ったらFLOWさんを歌わない日はない!
PONそう! 締めは絶対「GO!!!」!
KOHSHIそっかそっか、ふたり世代から見たらそんな感じなんだね。ありがたいね。
──「共鳴レンサツアー ~アニメスペシャル~」はアニメのテーマソングのみでセットリストが組まれるとのことですが、FLOWはアニメのテーマソング縛りのライブをよく開催していますよね。
KEIGO僕らにとってはアニメの曲でもあり、自分たちのライブ曲でもあるんですよね。アニメのテーマソングをたくさんやらせてもらって、ライブで「聴いてくださった皆さんの濃い思いが曲に乗っかるんだな」と強く感じるんです。例えば「COLORS」(※TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』オープニングテーマテーマ)のイントロが流れた瞬間に、客席の後ろのほうで男の子が両手でガッツポーズしながら崩れ落ちていくのが見えたりするんですよ。
PONあのシーンが蘇る!みたいな。
KEIGOそうそう。自分自身の思いと、アニメに対する思い、それらがすべて重なった時に人は崩れていくんだなと思った(笑)。そういう光景を見るとさらに演出も凝りたくなるし、もっとアニメとシンクロさせたライブをしたくなるんですよね。
KOHSHIお客さんのリアクションは全部ステージから見えてます(笑)。でもそういう瞬間が見られるのはアニメ縛りライブならではかな。どんどん崩れさせたくなってきますね(笑)。

──アニメのテーマソングは強い曲、もとい、インパクトのある曲が多いので、セットリストを組むのもそれを完遂するのも容易ではないのかなとも思うのですが、いかがでしょうか。
KOHSHI特にFLOWはOP曲をやらせてもらうことが多いぶん、アニメのテーマソング縛りのライブをするとセットリストが大体疾走感がある曲なので、しんどいです(笑)。
PONグレネードランチャーみたいなライブだ(笑)。
KEIGO初めてアニメ縛りのワンマンをやることを決めて、リハで1回通したときにKOHSHIと渋い顔になったよね(笑)。
KOHSHI起承転結をつけるのが難しかったねえ(笑)。
熊谷当たり前のように話してますけど、普通はワンマンできるほどのアニソンは持ってないんですよ(笑)。
一同あははは!

公演情報

DISK GARAGE公演

DISK GARAGE presents 共鳴レンサツアー 〜アニメスペシャル〜

2023年1月5日(木)大阪・梅田CLUB QUATTRO
2023年1月6日(金)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
2023年1月16日(月)東京・渋谷CLUB QUATTRO
開場 17:45 / 開演 18:30

出演:
FLOW、ラックライフ、BURNOUT SYNDROMES

オールスタンディング¥5,500(税込/D代別)

チケット一般発売日:2022年11月26日(土) 12:00

RELEASE

「I Don’t Wanna Die in the Paradise」

BURNOUT SYNDROMES × FLOW
Digital Single

「I Don’t Wanna Die in the Paradise」

2022年12月14日(水)SALE

「しるし」「℃」

2023年1月25日(水)SALE

TVアニメ「文豪ストレイドッグス」第4シーズンのED主題歌「しるし」・ TVアニメ「ツルネ -つながりの一射-」OP主題歌「℃」を収録したシングルが【文豪盤】【ツルネ盤】として、両A面2形態でリリース!

「デイドリーム ビリーヴァー」

2022年11月16日(水)SALE

記念すべき20周年イヤーに突入したFLOWの新曲はORANGE RANGEとのコラボ「FLOW×ORANGE RANGE」によるTVアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ R2』第2クールオープニングテーマ「デイドリーム ビリーヴァー」。

INFO

『DISK GARAGE presents 共鳴レンサツアー 〜アニメスペシャル〜』のTシャツが完成!

『DISK GARAGE presents 共鳴レンサツアー 〜アニメスペシャル〜』のTシャツが完成いたしました。各公演の開催日、会場と出演アーティストのロゴが入ったこのイベントだけの特別なTシャツです。
本商品を公演に先駆けてHags Online Shopにて受注販売を実施いたします。
Sサイズご希望の方・事前に購入しておきたい方はこの機会をお見逃しなく!!

【カラー】ブラック
【サイズ】S / M / L / XL ※Sサイズは通信販売限定サイズ
【通信販売受付期間】12月1日(木)18:00〜12月18日(日)23:59

  • 沖 さやこ

    取材・文

    沖 さやこ

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  • 撮影

    佐藤広理

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