謎解きゲーム業界のなかで、“ドラマチック謎解きゲーム”でおなじみの「よだかのレコード」が、9周年公演としてこれまでの9年分の謎解きゲームを詰め込んだ大型イベント「原点」を8月9日(月・振休)、東京・日本橋三井ホールで開催する。それに先がけて、よだかのレコード常設会場・ドラマチックホールで6月から開催中の人気公演のなかから“ドラマチック謎解きゲーム”と「ひぐらしのなく頃に」がコラボレーションした謎解きゲーム第2弾『古手梨花暗殺計画』(8月1日まで開催)に、純情のアフィリアの渚カオリ&寺坂ユミと、エラバレシの神崎しほ&小熊めうの4人が初挑戦! ゲーム終了後は、よだかのレコードの代表である横森 創さんをお迎えして、夢のような座談会も実現。4人のリアルなゲームの謎解き実況(ネタバレなし!)とこの座談会を通して、謎解きゲートとはなんなのか。その仕組みから魅力までを大分析。これを読んで興味を持った人は、ぜひともよだかのレコードの謎解きゲームに挑んでみて欲しい。
今回参加してくれる純情のアフィリアの渚、寺坂、エラバレシの神崎、小熊。この4人、じつは“ひぐらしのなく頃に”の大ファンなのだ。寺坂に至ってはコラボカフェに出向いて購入したという竜宮レナのあのセリフ“嘘だッ!!!”を刻みこんだTシャツを着て参戦という気合の入れよう。今日はこの4人が1チームとなり、約1時間をかけて謎解きに挑む。テーブルに座ると、<Gチーム>の札が渡される。ドキドキしながら開演を待つ4人に、意気込みを聞いてみたーー。
この4人に共通しているのは、レーベルメイトであり、みんながみんな“ひぐらし”好きということ。開始時間になるとステージに司会者が登場、そしてオープニング映像が流れだすと、4人は興味津々で画面に見入る。まずは、このゲームのストーリーをチェックしておこう。
参加者はとある特殊部隊「Y」の新人メンバーとなる。雛見沢という田舎町で任務を遂行するこの部隊に、ある日、重要司令が下される。それは、雛見沢御三家である古手家の娘、古手梨花を暗殺しろというものだった。その暗殺計画日まで、あと7日間ーー。制限時間は60分。
ということろで、さっそくゲームがスタート! テキパキとテーブルのスクラップブックを開く渚と寺坂。「ひらめきました!」と寺坂がいい、テキストとシールを渚、神崎、小熊に渡し「順番通りにこのシールを貼って」と指示を出す。それをスクラップブックに再度入れ込む。文章をメモっていく寺坂。しょっぱなから猛スピードで次々と謎をクリアしていった彼女たち。滑り出しは順調。
突然、テーブルの上にあるフラッグを上げたと思ったら、係員の人の指示で実行部屋へと走り込み、謎の宝箱を持って再びテーブルへ。宝箱の謎解きに苦戦するなか、ここで小声でつぶやいた小熊のひらめきがみんなをヘルプ。さらに、折り紙のように紙を折って回答を導き出す問題では、コツコツひたむきに問題を解いていた神崎のひらめきがビビッと冴え渡って難問をクリアするなど、このメンバーならではのチーム力がどんどん炸裂!
ストーリーが進むにつれて、謎解きの難易度が上がっていっているのは一目瞭然。時間は刻々と過ぎていく。にも関わらず、それをテーブルに事前に置かれていた“ヒントブック”には目もくれずに、自分たちのひらめきだけでクリアしていく4人。それを見ていた係員のお姉さんもその姿に驚いたのか「今回は問題も多くて難しいので、ここまでいけないチームが多いんですよ。すごいですね」とお褒めの言葉をいただく。
そうして謎解きも終盤。「残り時間はあと10分です」とカウントダウンが伝えられると、まだ4日目をクリアしたばかりのメンバーたちから悲鳴があがる。「うぅぅ……。全然分かんないな。これ無理。誰か分かる人やって」と、終盤は難易度の高い謎解きにメンバーも手間取る。刻々とすぎていく時間。「残り5分です」というアナウンスが響く中、他のチームが最終問題をクリアし、フラッグを掲げる。果たして、彼女たちは制限時間内にクリアできるのか。「あ!」という声が聞こえてきて、ここからが本気のラストスパート。ものすごいひらめきの連続で、謎をクリアし、最後はなんとか滑り込みセーフで謎解きを全クリア! タイムアップの合図のあと、正解者としてGグループが読み上げられると、4人は拍手とともに大喜び!
こうして『古手梨花暗殺計画』の謎解きゲームを1度で見事クリアした4人は、続いてよだかのレコードの横森さんをお迎えして、座談会を開催。