編集部:おふたりが初めてたったステージの思い出を教えてください!
水上 えみり(Vo, Gt)「小学校の学芸会」
小学校の学芸会で主役をやらせてもらった時で、『魔法をすてたマジョリン』っていう題目をやったんですけど。前半と後半で主役が変わって、私は後半をやらせてもらって。後半パートだと、1人で伴奏もなしで歌うパートがあって。私が初めて人前で、自分だけの声で立ったステージが、学芸会のソロパートでした。一つ節を歌うと、だんだんみんなが入ってきて、一つになるみたいな展開だったんですけど。自分が先導して表現して、そこにみんなが重なってくるっていうのが、すごく楽しかったんです。もちろん緊張もしたんですけど、ステージの自分とそれ以外の自分を分けて考えてるところが、その頃からあったんだと思うんですけど。引っ込み思案なわりに、人前に立つことがすごく好きって気持ちもあったし。オーディションもあって、主役をやりたい子が集められて。みんなの前で台詞を言って、歌を歌って、2人に選ばれた感じだったので、「周りの子の分も背負うぞ」って気持ちもあって。ライブをやってても思うんですけど、緊張しすぎて自分の伝えたいことが伝えられないのが一番良くないなと思って。緊張や不安な気持ちが襲ってくるのもすごくあるけど、それが自分のやりたいことを阻害してしまうくらいだったら、緊張より別にもっと集中することがあるかもって思うようになったんです。何回もチャンスがあるわけじゃなくて、1回に賭ける気持ちが大きくなるから緊張するし、不安になるけど。だからこそ不安がないように、いままでの練習してきたこととか、自分の中で気を付けることを頭の中で思い出しながら、挑みたいと思ってやっています。
岡田 安未(Gt , Cho)「ピアノの発表会」
私は小学校2年生のピアノの発表会が、初めて人前に立ったステージでした。正直、あまり覚えてないんですけど、当時はすごい緊張したと思います。ピアノの発表会って小さなコンサートホールでやるんですけど、客席が段々になっていて、ステージがすごい広く感じる中、一人でコツコツ入っていって、お辞儀して。ピアノに座って弾くという流れが、一番緊張した気がします。ピアノの発表会って楽譜があるので、弾きはじめちゃえば少し楽だった気がするんですけど。小学校の時はピアノの発表会もあって、中学校の時は吹奏楽部で同じようなホールのステージに立ってたり。ステージにはわりと慣れてたので、その経験はバンドを始めてからも役に立っていたと思います。
編集部:おふたりそれぞれ、初ステージでのご経験が今のなきごとのライブパフォーマンスへとにつながっているのですね!素敵なエピソードを教えていただきありがとうざいます。