2016年頃から、数々のオーディションで結果を残していき2018年7月にback number等が所属するマネージメント事務所イドエンターテインメントのオーディションでグランプリを獲得。
2019年4月には初の全国流通盤『想い出にメロディー』をリリースして全国ツアーを開催し、夏には多数のフェス・イベントに出演。2020年以降は新型コロナウィルス禍で活動を阻まれるも、8月から11月にかけて配信シングルを4ヵ月連続リリース、それらの楽曲も収録した初めてのフルアルバム『Storage time』を、2021年8月18日にリリースするのが、大阪発の3ピース・バンド、ザ・モアイズユーである。
シンプルなギター・サウンドにのせて、叙情的で美しいメロディでラブソングを歌うという、オーソドックスである種ど真ん中スタイルで、とても深く耳に残る曲を生み出すバンドであることが、『Storage time』を聴くとわかる。
9月には東名阪のリリース・ツアーが控えている。DI:GA ONLINEには初登場なので、これまでのバンドのプロフィールとフルアルバム『Storage time』について、メンバー3人に話してもらった。
2019年4月には初の全国流通盤『想い出にメロディー』をリリースして全国ツアーを開催し、夏には多数のフェス・イベントに出演。2020年以降は新型コロナウィルス禍で活動を阻まれるも、8月から11月にかけて配信シングルを4ヵ月連続リリース、それらの楽曲も収録した初めてのフルアルバム『Storage time』を、2021年8月18日にリリースするのが、大阪発の3ピース・バンド、ザ・モアイズユーである。
シンプルなギター・サウンドにのせて、叙情的で美しいメロディでラブソングを歌うという、オーソドックスである種ど真ん中スタイルで、とても深く耳に残る曲を生み出すバンドであることが、『Storage time』を聴くとわかる。
9月には東名阪のリリース・ツアーが控えている。DI:GA ONLINEには初登場なので、これまでのバンドのプロフィールとフルアルバム『Storage time』について、メンバー3人に話してもらった。
自然と自分たちの中から出てくる曲が、今までとは違うスタイルのものになっていった感じで。(本多)
──バンドが始まったのはいつ頃なんですか。
本多 真央(Vo/Gt)このふたり(本多と以登田)で高校2年生の時からバンドやっています。
以登田 豪(Ba/Cho)高校の時は、銀杏BOYZの曲とかをコピーしていて、卒業してからオリジナルを作り出しましたね。
本多僕らの地元、大阪の茨木市にある、JACK LIONっていうライブハウスでスタートしたんですけど。最初はずっと、月に何本もJACK LIONでライブをやって、徐々に大阪の市内、心斎橋とかにも出るようになって。月に十何本もライブをやってる時もありました。
──心斎橋はどのへんで?
本多心斎橋にあるPangeaとかが多いですかね。あとは梅田の2nd LINEとか、ESAKA MUSEとか。あと他府県、名古屋とかも──。
以登田名古屋だけで月4本ライブをやったりしてました。名古屋に行くごとにバンド仲間が増えて、イベントに呼ばれて。
本多そういうのもあって、月にライブを十何本とかになって、それが2年くらい続いたかな。
──その頃の手応えは?
以登田その頃から、バンドの方向性とかも定まっていった感じがあって。以前からオーディションとか受けてたんですけど、落ちてばっかりで。でもライブいっぱいやって、自分らでだんだん感覚をつかんできて、オーディションとかも勝ち上がれるようになっていきましたね。
──ライブによって曲が磨かれていった?
本多いや、ライブで気づいて曲を変えていったというよりは、自然と自分たちの中から出てくる曲が、今までとは違うスタイルのものになっていった感じで。曲ができている瞬間は、果たしてこれがいいものなのかどうかっていうのは、自分たちではわからへんかったんですけど、実際に披露してみると反応が今までとは違って。「いい曲や」って言ってもらえることがすごい増えたんで、それが自信になっていって。
──オザキさんが初めて観た時は、もう今の音楽性はできあがっていたんですか?
オザキリョウ(Dr)できてました。最初は、4年ぐらい前に……僕は東京で、別のバンドで活動してたんですけど、脱退して大阪に帰って。で、たまたま心斎橋のPangeaでブッキングしてた方に本多と以登田を紹介してもらって、「じゃあ一回スタジオに入ってみようか」って。合わせてみたらすごく相性がいいなと思いました。
本多・以登田(笑)。
オザキでも、やっていけるかどうか、自分の判断もしたいから。それでサポートでしばらくやって、3月に入るって決めましたね。
──オザキさんが入るまでは、ドラムは流動的だったんですか?
本多そうですね。オザキで4人目の正式なドラマーなんですけど。
──なかなかいいドラマーがいなかった?
本多いや、そんなこと思ってなかったんですけど、最終的に、辞めてしまうっていう。
以登田・オザキ(笑)。
本多そんなにメンバーにガーッて言うタイプでもないんですけど、さっきも言ったように、ライブの本数がすごい多いし。とにかくバンドバンドってやりたいタイプなんで。そこの温度差もあったのかわかんないですけど。
──じゃあオザキさんは、「こいつは逃してはいかん!」と?
以登田そうです!
本多まずね、最初待ち合わせしてちゃんとスタジオに来てくれる、という第一段階をクリアしたので──。
オザキはははは。
本多「来た!」と。もうそこで○が付いて。あとはドラム、どんな感じなんかなと思ったら、僕らの想像を超えていて。それまでやってたバンドの音楽性が違うっていうのもあったので、僕らの知らないスタイルのドラムというか。それが逆に今までなかったものやから、もう一段階上のモアイズユーになれるんじゃないかって思って。「これは逃してはなるまい!」という感じで、サポートをやってもらいながらすごい説得するという。焼肉屋に一緒に行って……紹介してくれた、Pangeaのブッキングの方もおって、3人がかりで「入ったらどうや?」と口説いたりとか。別の日は……その時、もう事務所と契約してマネージャーさんもいたので、4人で居酒屋に行って「入ったらどうや?」とか。
──あ、じゃあもう、オーディションとかで勝ち上がれるようになっていたんですね。
本多でも、いっつも決勝まで行って負けるっていうののくり返しやったんで。最後の一歩であかん、みたいなのが続いてたんですけど、最後の最後に今の事務所のオーディションで優勝したと同時にドラムが脱退っていう(笑)。でも、オザキが入ってくれてからは……2019年の4月にミニアルバム(『想い出にメロディーを』)をリリースして、そこから全国ツアーをして、それまでは考えられないくらい、いっぱいの人が観に来てくれて。