クララはピンク、カレンはグリーンのペンライトを手に「ループ」を歌った後、春の曲を集めた「春メドレー」。まずは当サイトで「春にオススメの曲」としてカレンが挙げていた「ミントガム」で「春のフレッシュさやなびく風、芽吹く緑を感じられる曲」。次の「graduation」はバラードナンバー、「Bye-Bye Butterfly」はシティポップ風で、大人っぽくも懐かしい。「サクラ・インカ―ネーション」は和テイストでせつなさと情熱を感じさせる曲と、いろいろな春の表情を歌った。
ステージにはクララだけが残り、ソロコーナーに。「カラフル」では、クララの透明感のある歌声がサビのアップテンポになると心を弾ませるように。振り付けもオルゴールのように回ったり、間奏になるとダンサー4人と左右の手をクロスさせて、手をつなぎ、腕を上げるとまるで波のよう。
続いて衣装を着替えたカレンが歌うのは「アネモネ」。ダンサー2人と縦一列になったり、片想いの曲の苦しさを表すように、ハイキーになる曲ではダンスも激しくなる。
歌い終わると「新しい試み? どきどきしたよね」とカレン。「カラフル」を選んだクララは「クララらしい雰囲気を残したくて。二人で歌っていたときは交互に歌っていたけど、一人で歌い始めたら『ちょっと息継ぎが!1番と2番の間も短くて難しい!』とか(笑)。それとカレンってあんなに踊ってたの?」。カレンも「クララが最初に振りを付けてて、実際に踊っているのを見たら『すごいっ!』って思って」とお互いの想像を超えたパフォーマンスだったと話し、「やってよかった。最高でした!」と続ける。
後半戦のスタートは「ALIVE」。青のペンライトに染まり、アッパーなオケに合わせて、手でピストルを構えて背中合わせの振りが二人のバディ感をたっぷり演出。間奏から大サビになり、ドラマチックとエモーショナルが最高潮になり、二人とお客さんがバッチリ、シンクロする。
アッパーソングはまだまだ続く。疾走感がある「トワイライト」、「SHIORI」では、カレンが高く足を蹴り上げると歓声がおこる。次に「未来航路」のイントロが流れるとカレンは上段でダンサー4人と踊り、Dメロではタオルマフラーを全力で回す。そして歌い終わると、二人は手にしていたタオルマフラーを客席に投げた。「ALIVE」から「未来航路」まで、歌詞の中に「未来」が入っているという共通項も。