Irregular Dice、過去最大規模のツアー大成功!リスナーと誓った約束を叶える旅は続く

ライブレポート | 2023.02.03 18:00

Irregular Dice「いれいす Winter Tour 2022-2023 Bet on Dice Final -RaisE-」
2023年1月28日(土)幕張メッセ 幕張イベントホール

りうら、-hotoke-、初兎、ないこ、If、悠佑の6人の歌い手からなるグループ・いれいすことIrregular Diceが1月28、29日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで過去最大規模のライブツアー「Winter Tour 2022-2023 Bet on Dice Final」を開催。さらに6人からリスナーに向けて、4月29日(土)と30日(日)に東京・両国国技館でライブを行うことを発表。日本武道館でワンマンライブを行うことを「夢」と公言しているメンバーが、目標へとまた一歩近づいた。6人の勇姿をぜひ会場で見届けてほしい。記事では28日に行われたライブの様子をレポートする。

いれいす最大規模のツアーファイナルの地・幕張メッセ 幕張イベントホール。会場に向かう最寄り駅のJR・海浜幕張駅を降りた瞬間から、リスナーを歓喜させる演出は始まっていた。ホームから改札へと降りるエスカレーターの両壁や、改札口の上部、さらに改札を出た通路の上部にいれいすメンバーのポスターが設置されており、驚いた表情で見つめるリスナーたち。それぞれの“推し”の前で撮影をするなど、開演前から盛り上がっていた。

会場に入ると、巨大なダイスが天井で6人を表す色に輝いている下では、グッズのネコミミカチューシャを頭に付け、ハートやスティック型のサイリウムを手に、指にはリング形のサイリウムを付けたリスナーたちが、その瞬間を待っていた。

開演時刻になり、客電が落とされた会場。ステージの背後に設置された巨大なLEDスクリーンが左右に割れた間から、6人が一人ずつ舞台に現れた。りうらが「お前の1番奪いにきた」と声を挙げれば、-hotoke-は「今日は最高の日にしようね」と愛らしい声で呼びかけ。初兎はセクシーに「待たせたな幕張」と低音でささやいた。「やっとあえたね」と現れたないこの後には、Ifが「大好きな君に会いに来たよ」と続け、最後に「心の準備はできてるかぁ!!」と勇ましく悠佑が登場し、会場は大歓声に包まれた。

迫力ある生バンドの演奏で始まったのは「DOG BOY」。恋の駆け引きをするように、メンバーが歌で掛け合っていく。曲中にりうらが「オレのこと、愛せよ」と甘いセリフでキメると、アリーナから悲鳴のような声が上がっていた。ステージから無数のレーザーが会場を照らし、2つのミラーボールが輝く。曲の最後には、天井から札束が紙吹雪のように舞うド派手な演出でリスナーを圧倒していた。

1曲目を終えてすぐに全員で自己紹介。りうらは「冬ツアーの集大成にしたい。みなさんに最高の思い出になったって思ってもらえるように頑張ります」。-hotoke-は「幕張盛り上がっていますか。いま以上の盛り上がりをぜひ見せてください」。初兎は「いれいす最大規模でやっています。最高に楽しんで行きましょう」。ないこは「幕張メッセ、マジで広い。(ステージに)階段が付いていたり、天井にはサイコロも。色んなものに今回はこだわっているので楽しんで」と呼びかけた。

「やってみたいことがある」と話したIfはマイクなしで「こんにちはー! 届いてますかー!」とあいさつ。「今日はいれいすの最高を更新できる日。僕たち本気でぶつかっていきます」と意気込んでいた。悠佑は「昨日、メンバーと(会場を)下見に来てから、緊張して。昨日は眠れなかった。でもみんなの顔を見たら、一気に吹き飛びました」と安堵の表情を見せていた。

初めていれいすを見る人のためにと奏でられた「推しが見つかる3分ちょい! 2022ver.」では、リーダーのないこから好きなことなどを歌詞で伝えて行く。Ifが特技のボイスパーカッションを披露すれば、-hotoke-はキュートな動きで「イムっこの君がだいすき!」と笑顔。最後は全員で美しいハーモニーを響かせ、「これからよろしくね」と一礼していた。

「ブチアゲ!!!!!!!」でヒートアップした後は、-hotoke-とりうらを中心に質問を投げかけるアンケートタイムに突入した。りうらが「会場に来てくれた女の子!」と聞くと、9割ほどがサイリウムを揺らして回答。-hotoke-が「男の子!」と聞くと、貴重な男性リスナーに向けて、初兎が「君もいれいすに入るか?」と続けるなどして、盛り上がっていた。

-hotoke-が「かわいいいれいすをお楽しみください」と呼びかけた「Luminous」では、東武動物公園(埼玉県宮代町)とコラボレーションした光と音楽の祭典「ウインターイルミネーション」の中で楽しむ6人のミュージックビデオに合わせて歌唱。ラストは中央に集まると、両人差し指で空中に描いた「ハート」を射るように、弓を引くポーズをして見せ、会場をうっとりとさせていた。

お着換え中の映像タイムでは、学校を貸し切って行った「鬼ごっこ」の様子をスクリーンで上映。一番鬼に捕まった回数が少ない人が「勝ち」というルールに、悠佑は「罰ゲーム全てをコンプリートしたい」と気合十分。勝敗の行方はいかに――。

to be continuedの文字が浮かび上がった後には、黒のロングジャケットに着替えたりうらがひとりで舞台に登場。始まったソロコーナーで、「言いたいことがある!」と話したりうらは「まくはりうら!」と叫ぶと満足そう。「幕張の語尾が『り』と気付いて、言うしかないと思った」と説明すると、歌唱中に「拳を上げてって言ったら、高く上げて」とリスナーにお願い。「弱虫だった自分を変えてやる!」と叫ぶとギターがさく裂。「スリー、トゥー、ワン! ゴー!」の合図で「CHANGER」がスタートした。

りうら

りうら

りうらと入れ替えに、2番手に登場した-hotoke-は、「やってほしいことがある」と会場を半分に分けて、下手からウェーブの練習。「みんな思いっきり動いて。最高の水色の世界を一緒に作りましょう」と呼びかけると、ポップな「超次元♡理論→→→」を投下。曲間には美しい水色のウェーブが、-hotoke-の合図に合わせて揺れていた。

-hotoke-

-hotoke-

続いてメインのステージに姿を見せたのは初兎。ステージでは自身が楽曲を作るテーマが人魚姫や白雪姫などの「お姫様」であることを説明。「今日歌うのは、お姫様を見る僕の目の色を歌った曲」と「Violet」を熱唱。「僕の存在証明の時間です」とワイルドな歌声でリスナーの心を鷲掴みにしていた。

初兎

初兎

「やっと会えたね」と再び、時間を共有できたことを喜んだないこは、センターステージでゴージャスな「Masquerade Dance」を歌い始める。「♪Shall we dance?Lady?」と歌いながら前方にスッと右手を伸ばすと、リスナーをリードするかのようにダンスを展開。舞踏会のような世界を繰り広げていた。

ないこ

ないこ

ピンク色に染められていた会場は、Ifの姿が見えた瞬間にブルーへと変化。「青色、めちゃキレイ」とうれしそうに笑ったIfは、聴き手の背中を鼓舞するような応援歌「レイニーズハイ」を歌い上げて行く。

If

If

リスナーに囲まれた中央のステージで入れ替わった悠佑は、黄色に輝く客席に向けて「みんな、見つけてくれて応援してくれて、ここまで来ることができました」と泣きそうな声でメッセージ。始まった「僕のカースト革命」で思いを届けたいと、会場中にハイトーンボイスを響かせていた。

悠佑

悠佑

各ソロコーナーでは、天井のキューブがメンバーカラーに彩られ、リスナーが手にしているサイリウムの色も赤や紫に変化。リスナーは“7人目のメンバー”として一体になり会場を盛り上げていた。

  • 翡翠

    取材・文

    翡翠

  • 撮影

    北島凛音

  • 撮影

    Ryuji Kainuma

SHARE

IRREGULAR DICEの関連記事

アーティストページへ

最新記事

もっと見る