25周年のcali≠gariがネオアルバム「14」を12月にリリース!作品&2019年全国ツアーへ向けてメンバー全員にインタビュー!

2018.11.09 15:00

──前作のアルバム『13』は、青さんから【暗い感じ】というテーマがなんとなく投げられた上で作られていった1枚だったと話して下さっていましたけど、12月にリリースされる『14』はどんな感じの1枚になりそうですか?
桜井青(Gt,Vo)うん、テーマはもうなんでもいいんじゃないかなって。自分の中でテーマがあるから、それくらいでいいんじゃないかなって感じですかね、今回は。揃ったピースを合せてつじつま合せたらいいかなって。
──なるほど(笑)。『13』のとき、【暗い感じ】というテーマを秀仁くんと研次郎くんに投げながらも、青さん(桜井)が、最初にめちゃくちゃ明るい「トイレでGO!」を作ってきて、驚いたって話をしてくれてましたよね。それに対して、青さんが2つの理由を上げていらして。1つは、単純に歌詞やテーマ的に重いものを扱ってみたいなっていうところから、スプラッター映画の中で人を壊すシーンに使われてる音楽って、わりと明るい曲とかハードロックとかが多かったりする、見た目はグチャグチャなのに、そことはミスマッチなことをするところが昔から気になっていて、いつかこういうのやってみたいなって思ってたのが「トイレでGO!」だったと。昔、そこをイメージして最初に作ったのが、「君が咲く山」(2000年にリリースされたシングル)と「マグロ」(2002年にリリースされた『第七実験室予告版〜マグロ〜』収録曲)だったから、「マグロ」出してから15年目にして、初心に戻ってみようかなと思って作ってみたって。
桜井今回はそういうのはないですけどね。今現在(10月中旬)、僕は5曲作っててギターも録り終わっていて、後は歌詞を書くだけの状態なんですけど、全部バラバラな曲調です。
村井研次郎(Ba)いつもの青さんの感じでしたね。
石井秀仁(Vo,Gt)cali≠gariっぽい感じですよね。なんていうんだろうな、新しい感じではないというか、“うんうん、はいはい”って納得できる5曲でしたよ。すごくシンプルな感じだったし。俺が貰ったやつはドラム録りのやつだったのかな?仮歌がラララで入ってる感じのもあったし。ギターで押すというと、ゴリゴリな曲をイメージさせてしまうけど、そうじゃなくて、ギターが鳴っていたら成立するような楽曲というか。cali≠gari感はかなりありましたね。
──どのあたりのcali≠gari感を強く感じました?
石井どのあたりのcali≠gari感かはよく分からないけど、トーン的には、「誘蛾灯」とか「禁色」とかそういう感じなのかな?似てるっていう訳でもないんだけど、みなさんが思い描いているそのあたりのcali≠gariみたいな感じがあったかなと。
村井あ、俺もそういう風に言えば良かったですね!
──あははは。そうですね(笑)。
村井じゃあもう一回言いますね(笑)。ワーとかギャーとか、そういった感じではなく、なんていうのかな?やっぱり口で説明するのは難しいけど、メロウっていうのかな?そんな感じでしたね、青さんからもらった5曲は。
──青さん的にはどうですか?そのあたりの意識はありました?
桜井僕としては、アルバムに最初から10曲入れるっていうのが決まっているとしたら、1曲目っぽいものとか、4、5曲目っぽいのとか、最後っぽいのとかを想定して作っていて。必ずしもそれらがそこの位置に入るっていうことでもないし、結果的に並びとしてそこの位置に入らなくてもいいんですけどね。最終的に全曲揃ったところで、何を何処に置くかパズルみたいに並び替えていく感じなので。曲順ひとつでアルバムの見え方って変わるじゃないですか。
──うん、たしかにたしかに。
桜井『13』のときは、“この曲を作らなくちゃいけない”っていう意識で曲を作っていたりもしたんですけど、今回は、“最近この手の曲を作っていなかったな”っていうところで作っているので。リード曲みたいなものがない。
──敢えて?
桜井そう、敢えて。海外で売れてるアルバムとかを意識するわけじゃないんですけど、向こうのアルバムって、中にリード曲みたいなのがいっぱいある訳じゃないですか。なんでこの曲がリード曲になったんだろ?って思ったりしません?自分はすごくあって、“どうしてこの曲がリード曲なんだろう?”って疑問に思うんですよね。なんかいろいろとあるんだろうなって(笑)。必ずしもリード曲がポップでキャッチーであるという必要もないんだろうしね。だから、そこは今回あんまり考えない様にして、最近こういう曲作っていないなっていう曲を作りましたね。秀仁くんが言ったみたいに、たしかに「誘蛾灯」とか「禁色」みたいな曲もありますからね。だから、あまり自分の枠からははみ出さずって感じかなと。『13』で言ったら「ゼロサムゲーム」とか、あまりにも突拍子もない、何処に行ってるんだ?っていう曲は作ってないですね。そういうことは今回してないかなと。
──前回秀仁くんの作った「色悪」をリード曲にしたかったって青さんが言ってたけど、秀仁くんが、自分の中では普通過ぎるから嫌だって言ってましたよね。
石井そう。自分の中ではシングルではなかったかな。アルバム曲だからいいのかなって。たしかに、「色悪」は、『13』のときに、青さんから【暗い感じ】というテーマを受けて、表向きにはすごく善人なんだけど、中身はすごく悪党っていう感じの歌詞を書いていったものでしたけどね。最初に作った曲だったのかな、「色悪」。最初はもうちょっと暗かったんだけど、だんだん明るくなっていっちゃって。そういう傾向にあるみたいで(笑)。最初、ポーティスヘッドみたいな曲だったんだけど、そういう曲作ってるとだんだん“こんな感じで大丈夫なのかな?”って不安になってきて(笑)。で、コード進行をちょっとずつ変えてやっていくと、なんとなくまた違った形になっていって。
──それは、GOATBEDならいいけど、cali≠gariではないなって思う感じ?
石井うん、まぁそうですね。あと、ちょっと歌が乗りにくい感じに仕上がっちゃったなとかね。今回は、自分の中でリード曲とまでは意識していないけど、元気が良くてダンサブルでっていうものを1曲作ろうって話だったんで、逆にそういう明るい曲を意識して作っていたりしますね。

公演情報

DISK GARAGE公演

cali≠gari 25th Caliversary”1993-2019″ TOUR 14

-The time is out of joint-
2019年1月14日(月・祝) Route Fourteen[本八幡]
2019年1月26日(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心
2019年2月2日(土) 高崎 club FLEEZ
2019年2月23日(土) F.A.D YOKOHAMA
チケット一般発売日:2018年12月15日(土)

FINAL -I’ve come a long way since those old days-
2019年3月23日(土)中野サンプラザホール
チケット一般発売日:2019年1月12日(土)

RELEASE

「14」

ネオアルバム

「14」

12月12日(水)Release!
※狂信盤[豪華特殊パッケージ+CD+DVD]、グラフ盤[写真集+CD]、良心盤[CD]の3形態
※全ての形態にエムカード("グラフ盤"のみハイレゾ音源)&ミニアルバム「0」引換券付き

「0」

カリ≠ガリ黎明期のデモテープ音源、未発表曲の再録CD!!!
※「14」に同梱されているCD引換券が必要
※CD引換はツアー各会場ライヴ終演後(別途各公演いずれかのライヴチケットが必要)となります

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