11月2日の新宿LOFT<THE MICRO HEAD 4N'S VS Bräymen OUT OF CONTROLL VOL.2>、10月27日の新宿ReNY<Crazy Monsters ~関東ZONE HALLOWEEN PARTY 2018~>にて共演するTHE MICRO HEAD 4N'SとBräymen。それを記念して、今回スペシャル対談が実現。バンド結成7年を迎えたTHE MICRO HEAD 4N'SからSHUN.(Gt、DJ)、6月8日に結成及び始動ライブを公式発表したBräymenから潤(Gt)に登場してもらった。2人の出会いは、90年代後半からの“Break Out時代”と呼ばれるヴィジュアル系ブームの中で絶大な人気を博したFANATIC♢CRISISとPIERROTがまだインディーズで活動している頃という。今回の共演への想いとともに現在の2人の関係が明らかに!!
90年代から残ってる人たちにはやっぱり頑張ってほしい(SHUN.)
──まずおふたりの出会いを伺えますか?
SHUN.俺がFANATIC♢CRISIS(以下、FtC)、潤君がPIERROTで、まだインディーズの頃だったよね。俺の記憶では、PIERROTが熊谷VOGUE(現・HEAVEN'S ROCK 熊谷 VJ-1)でのライブ後に打ち上げをやってた居酒屋だよね?
潤違うでしょ。
SHUN.えっ、違うの!?
潤FtCがライブやってたんでしょ。
SHUN.違う違う。うちらのVOGUEでのライブは翌日。でも、前乘りしてたんですよ、熊谷なのに(笑)
潤そうだそうだ。
SHUN.たまたま入った居酒屋にバンドマンがいるなって思ったらPIERROTで。あとLittle Vampireもいたよね。それで一緒に飲もうよってなって。
──お互いの存在は知ってたんですか?
潤それはもう。当時、FtCの方が全然人気あったんで。
SHUN.ですねっ!(全員爆笑)その時はたぶんうちの方が格上……。
潤格付ける(笑)?
SHUN.あ、すみません……(苦笑)。
潤僕はいいんだけど、ピエラー(PIERROTファンの呼称)が何と言うか(全員爆笑)。でも本当にFtCはすごい勢いある時だったから。
SHUN.当時、名古屋バンドが盛り上がってる全盛期だったんですよ。
──一緒に飲んだ時のお互いの印象はどうでしたか?
SHUN.覚えてないですねえ。
潤僕は目つき悪いなって思いました(笑)
SHUN.ちょ、ちょっと待って!
潤やっぱガッと行ってる時って、みんなトガってるじゃないですか。だから最初はとっつきにくいなって思ったんですけど、こっちからすごい話しかけてたら意気投合して。
──“今度一緒に対バンしようよ”みたいな?
潤いや、そんなレベルじゃなかった。俺らなんてまだ全然だったから。友達があまりいないバンドだったんで、友達がほしいなと思って(笑)。それでみんな仲良くなったよね。
SHUN.うん、パートごとに仲良くなった感じだよね。
──それからFtCもPIERROTもシーンの第一線で活躍するようになりましたね。
SHUN.俺ら『Break Out』の(ヴィジュアル系)四天王だぜ?(全員爆笑)
潤俺はノー天王だから(全員爆笑)。
SHUN.対バンしたことあったっけ?
潤ないない。『Break Out』も世代が1年くらい違うんですよ。だから四天王が“卒業”という言い方をしてたかわからないけど、番組を卒業した後に俺らが出るようになったのかな。
SHUN.PIERROTとは対バンしたこと1回もないっけ!?
潤うん、四天王とはほとんどないんじゃない?La'cryma Christi以外。
SHUN.(小声で)“四天王”ってあんまり言わないで。
潤だって四天王の1人でしょ(笑)?
SHUN.さっき自分で言ったけど恥ずかしいから(照笑)。それから潤君とは交流が一時期ちょっと空いたんだよね。ほかのメンバーとはたまに会ってたんだけど。
潤僕、基本出不精なんで。お酒を飲まないからあまり交流がなかったんですよね。
SHUN.関係が深まったのがCrack6のMSTR主催のイベント<Crazy Monsters>だよね。この2人(SHUN.と潤)、いつも喫煙所にいるんですよ。
潤ずーっといる(笑)。
SHUN.kazuya(THE MICRO HEAD 4N'S/Gt)にも“ま~た、2人いる”って言われて。ほかのバンドのメンバーも喫煙所を通るたびに“2人ずっといるなあ”みたいな(笑)。僕も潤君も『ジョジョ(の奇妙な冒険)』が好きで、同じジョジョのスニーカー持ってて、たまたま<クレモン(Crazy Monsters)>で一緒になって。お揃いのスニーカー履いて喫煙所にいる気持ち悪い2人なんですけど(全員爆笑)。2人ともお酒を飲まないので、たまにプライベートで会う時は昼間、2人でランチするんですよ。
今日は潤くんとおそろのJOJO靴w pic.twitter.com/J1n9Imgh5c
— SHUN. TMH4N'S (@SHUNNUSH) 2016年10月30日
潤女子会みたいな(笑)。確かに夜会ったことないね。
──<Crazy Monsters>でよく会うようになるまでも、インディーズの頃から知っている仲なのでお互いの活動を気にかけてたり、頑張ってるなって思ったりしていましたか?
SHUN.僕は常に思ってましたね。この年齢になってくると、90年代ともに頑張ってた人がやっぱりどんどんシーンからいなくなって。そんな中で残ってる人たちはやっぱり頑張ってほしいなっていう思いはありますね。だから潤君がALvinoを活動停止して新しいバンドをやるって言ってた時も頑張ってほしいなって思ってたし。THE MICRO HEAD 4N'S挙げて“頑張ってほしいな”って言ってたからね(笑)
潤嬉しいですよね。
──じゃあ潤さんが新しくバンドを始めることもけっこう前から知ってました?
SHUN.それは……はい(笑)
潤友達の中で一番最初に知ったかもしれない。僕がメンバー集めをしてる時に“いいメンバーいないかな?”っていう相談をして紹介してもらったり。だから最初の方から知ってるんですよね。
──相談もし合える仲なんですね。
SHUN.僕、正直バンド界で友達がホント少ないんですよ。潤君は数人のうちの1人です(笑)。でもあまり会わないですけどね。
潤電話はかかってきます。寂しがり屋なんですかね?すげえかかってきます(笑)
──“今何してるの?”とか?
SHUN.彼女かっ!(全員爆笑)“いついつ暇?”とか。
潤僕もあまり友達がいないんで。こんなふうに相談もするようになるとは思ってなかった。僕は出不精だったり面倒臭がりなんで、頑張って友達を作ろうっていう気もあまりないんですよ。こんなふうに電話とかかけてグイグイ来てくれるんで楽なんですよ。