──何故昔作って置いてあった曲を、今回のタイミングで引っ張り出したの?何かきっかけが?
EYE
私が1コーラスしかなかった頃から、イントロをすっごく気に入っていて、すごく好きな曲だったんです。で、今回、"ねぇ、あの曲いい加減やろうよ!"って言ったんです(笑)
SAKI
3、4年前の曲だからね(笑)
──そんなに!?いや、すごくいいよね。「Halcyon Days」の美しいミディアムナンバーからの流れも最高にいいと思う。間奏の泣きのギターがツボ。
SAKI
ありがとうございます(笑)。今回アルバムの流れはすごくいいなって思います。頭にすごく飛ばす曲があって、ミディアムな「On the Rocks」からちょっと変化球が入って、そこからの後半の流れも面白いかなと。私的には、どの曲ってことじゃなくて、いろんな振り幅の楽曲が出来たことが気に入ってるところですね。岡野さんの力も借りつつ、自分たちを広げられたアルバムになったなと思いますね。一気に聴ける1枚になったというか。新しいこともいろいろと出来てるし、聴いてて飽きないアルバムになったなと思います。
──MARIちゃんは?
MARI
私は曲で言ったら、「Rolling Start」の歌詞がすごく好きなんです。ジャケット写真を撮影するときに、メイクさんに"この曲、歌詞がいいんですよ!"って言いふらしたりしてましたね(笑)。聴いてて風を感じるんです。曲に合ってて生っぽいというか。ドラムを叩きながら口ずさんじゃうんです!ノリというか、熱い気持ちをどれだけバスドラを踏んだときの一発目に込められるか!ってとこがあるんです(笑)。曲自体はシンコペーションが多いんですけど、キックは4ビートでずっと4分は守るっていうのがあって。曲調自体は前作でもあったりはするんですけど、新しい試みが詰まってる1曲になったなと思ってます。
──キックももちろんなんだけど、この曲はフロアタムの感じがすごく好きだった。
MARI
嬉しいです。ドラムやってる人が、"あ、この曲叩いてみたいな"って思ってくれたら嬉しいなと思って、フィルインとかもコピーしたいと思ってもらえる様にアレンジしましたね。
──なんていうのかな、海外アーティストが叩いてる感じの雰囲気なんだよね(笑)
MARI
あははは。分かります(笑)
──RIOちゃんは?
RIO
曲だったら、「Halcyon Days」ですね。メロディが綺麗だから。
EYE
これ、ベースのフレーズがカッコイイんですよ。「Say Love」のベースもすごく好きで、歌いながら聴いちゃうんです。ベース大好き。
RIO
メロディと一緒にベースもなぞれるフレーズになってるんですよね。ハイポジションを使ってたんですけど、「Halcyon Days」みたいな曲でローを使うとカッコイイんだなっていうのを知りましたね。音の上げ下げが上手く出来たなって思ってます。
──すごく動きのあるベースでもあるからね。ベースを中心に聴いてもすごく楽しめる1枚だと思う。ところで、今作『Revenant』というタイトルに込めた意味は?
MARI
一度終わることで、また新しく始まるという意味を持たせたくて、この言葉を選んだんです。ただスタートするということではなく、終わることから、また始まっていくというところに意味を持たせたかったんです。1曲目の「World's End」にも繋がっている言葉でもありますね。
──なるほど。アルバムを引っさげてのツアーは6月8日の名古屋からスタートだね。
EYE
濃ゆいツアーにしたいですね。前回のツアーは小さめなハコで16ヵ所だったんですけど、今回は3本なので見逃したら後悔するよ、っていうツアーにしたいです。ライヴのために作った曲もあるので、楽しさももちろんですけど、観てくれる人の一生のうちの3本指に入るライヴにできたらいいなと思ってます!
RIO
やっとBLITZです(ファイナル6月24日=BLITZ)!やっと立てます!そこに向けての準備は出来ているので頑張ります!本数は少ないんですけど、100本分くらいの気持ちで頑張りたいと思います!
MARI
CDを聴いてライヴに来てくれる人が多いと思うんですけど、ライヴならではの【参加してくれて楽しむ】という一体感を一緒に楽しみたいですし、お客さんにもそんな一体感を楽しんでもらえたらと思います。
SAKI
まだ考え中なところもあるんですけど、いままでできなかったことも出来るように考えて、特別な思いを込めたライヴを作っていけたらなと思っています。これまでやってきたことのすべてを出し切りたいし、ここまで一緒に歩いて来たんだってお客さんと一緒に思えるようなライヴにできたらいいなと思ってます。
──その前に4月29日に『NAONのYAON 2018』もありますが。
EYE
何回参加させてもらっても緊張するステージなので、今年も全力で頑張らせて頂けたらと思ってます。
SAKI
他のどのイベントよりもタイトだし、コラボに関してはリハーサルも本当に1回しかない感じなので、とにかく緊張しますね。その分達成感もあるし、野音ならではの開放感もあるんですけど、とにかく緊張するんですよね(笑)
RIO
1分も押せないですからね。そんな緊張感も含め、楽しめたらなと思ってます。
MARI
デビューする年にオープニングアクトとして参加させてもらったのが初だったんですけど、そのときのこともすごく覚えてますからね。
SAKI
懐かしい〜。
EYE
その頃と緊張が変わらない(笑)
MARI
野外でライヴをするということがあまりないし、自分たちのお客さん以外の人たちもたくさん観てくれているし、自分たちが好きなアーティストさんもたくさん出るし、本当に楽しみでもあるので、全力で今年も頑張りたいと思います。
PRESENT
メンバー直筆サイン入りオリジナルTシャツ(Lサイズ)を1名様に!
※転載禁止
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