SPARTA LOCALS×フジファブリックの対バン企画『YOTSU-UCHI FANTASY Ⅲ』が5月23日に開催される。3回目で前回から11年ぶり、場所はその11年前と同じ新木場Studio Coast。今回の開催に至る経緯、スパルタとフジのそもそもの関係性、そして『YOTSU-UCHI FANTASY Ⅲ』って何?などなどについて、SPARTA LOCALSの安部コウセイ(Vo&Gt)・伊東真一(Gt)、フジファブリックの山内総一郎(Vo&Gt)・金澤ダイスケ(Key)・加藤慎一(Ba)、以上5名に大いに語らっていただきました。
「YOTSU-UCHI(四つ打ち)」って付けたのは、当時、四つ打ちがダサいみたいな感じで言われがちだったから(安部コウセイ)
──まず、そもそも『YOTSU-UCHI FANTASY』とはなんなのか、どなたかご説明を。
安部コウセイ俺、記憶ないなあ……志村(正彦)くんがいた時に初めてやったんですけど。「なんかやろうよ」って始めて。「YOTSU-UCHI(四つ打ち)」って付けたのは、当時、四つ打ちがダサいみたいな感じで言われがちだったから、なのかな?
山内総一郎うん、その当時ね。
安部当時、四つ打ちダサいって言われてたけど、「いや、かっこいいんだよ、四つ打ちは!」みたいな気持ちがあったんじゃねえかな、きっと。
山内バンド形態で、人力四つ打ちみたいなところで、ダンス・ミュージック的なものを元にしながらも歌もので、っていうのは、スパルタとフジファブリックは共通してたところだから。
──で、SPARTA LOCALSが再始動して、2017年7月の渋谷クラブクアトロのイベントのゲストに呼んだのは、山内総一郎ひとりで弾き語りだったという。
山内そうですよ!
安部だってフジファブリック呼んだら高いもんね。
山内そうなの?(マネージャーに)俺ら、なんぼすんの?(笑)
安部でも結局3人とも来たからね。
山内で、出ましたからね、ステージに。お祭りだっていうことで。
安部総くんが俺らの「トーキョウバレリーナ」を歌ってくれて、あの曲の「♪マイノリティー」ってみんなで歌うところで、金澤くんと加藤ちゃんが出てくれて。当日「来るなら出たらおもしろいじゃん」って言ったら、「じゃあ出ようか」って。
金澤ダイスケステージ上をウロウロした(笑)。
安部で、その日の打ち上げで、そういう話になったんです。「もう一回やろうよ、次はバンド同士で」って。
山内もうその場で「何月頃ならやれるかも」みたいな、具体的な話までして。まあ、スパルタが再始動するってきいた時に、僕ら3人の中では「じゃあ『YOTSU-UCHI FANTASY』できるな」っていうのは話してはいたんで。
──それ以前の、いちばん最初の接点は?
金澤最初はだから、新宿ロフトで対バン。
伊東真一ロフトで、もう1組おったよね。
山内そう、POLYSICSだった。そのライブ終わってから、ロフトのバー・スペースで、ちらほら話し始めて、みたいな。
──その時、ライブを観た印象は?
金澤ギラついてんな、と思いました。スパルタっていうバンドが、ギラギラしてましたよね。(安部に向かって)ね?
安部(笑)。……そうだね。
金澤何、照れるようになっちゃったの?
安部いや、違う違う。金澤くん、ほんとに思ってるのかな……って。
金澤思ってるよ!