90分間続けてこんなにも華麗に、激しく踊り歌い続ける熱い東京パフォーマンスドール(以下、TPD)を誰が想像していただろうか。昨年7月に初演を行なって以降、クールごとに内容をアップデートしてきたTPDのノンストップ・ライブパフォーマンス“ダンスサミットネイキッド”(以下、ダンサミ)。その総集編として<RED><GREEN><BLUE>とカラーが異なる3公演をZepp DiverCity(TOKYO)にて開催する彼女達のなかから、リーダーの高嶋菜七と上西星来の2人に話を聞いた。
――PLAY×LIVE『1×0』(演劇、映像、歌とダンスが融合した舞台)シリーズと違って、ネイキッドシリーズは一体感が凄いですね!
高嶋菜七 “1×0”シリーズは魅せるステージに特化していたんですが、ネイキッドシリーズは私たちのライブ感。みなさんと一体となって作る熱いライブがコンセプトなんです。
上西星来 それで、私たちが煽ってみんなと一緒に盛り上がれるようなアップテンポの曲が欲しいと、私たちのほうからお願いしました。
――それで新曲「SURVIVAL!!」や「TIME」というアゲアゲのナンバーが生まれ、いままで見た事がない熱いアクトが誕生した、と。
高嶋 はい。いままでと違うTPDを見て欲しかったんです。先代のTPDにしか出せない90年代の楽曲のスタイルも維持しながら、いまの新しいスタイルを加えて、それをミックスして新生TPDを作っていきたいんです。
――そのハイライトとして、毎回カラーが異なる3公演を2月に連続開催するそうですが。
高嶋 赤と緑と青というのは光の3原色。その3色が重なって私たちのテーマカラー=白になるという意味なので、3公演通して見てという気持ちを込めて通し券も作りました。
――この公演でダンサミを初めてみるという方に何かアドバイスがあったらお願いします。
高嶋 初めての方だと追いていかれがちなんですよ。“えぇ〜”って驚いてる間も音楽は止まらないので(笑)開演前に心の準備をして頂いて。あと、ノンストップは観る人も体力勝負なんでここは静かに観て次は超盛り上がろうとか、ペース配分がとても重要です。
――なんだかアスリート感満載ですね(微笑)。
高嶋 はい。私たちも自分との戦いですから(笑)
上西 みんなが頑張って踊ってるから自分もって。みんながいるからあれはできるんです。
高嶋 一人では無理。ダンサミはチームワーク力がとことん問われるんですよ。
上西 ノンストップなんで、誰かがトラブったということは常にみんなが察知して、誰かいない、じゃあ私が歌うみたいな感じで。
高嶋 臨機応変にその場で対応していくんですね。そこは“1×0”から学んだ部分です。
――マニアックなファンはそこも見どころですね。では最後にこの公演に向けて一言!!
高嶋 今回の3公演挑戦は新生TPDになってからの一番の挑戦。全公演満員にしたいです。
上西 そして、観終わった後に何の曲がよかったのか、思い出して頂けるようなパフォーマンスをしたいです。それがもう1回観たいという気持ちにつながっていくと思うので。
インタビュー/東條祥恵