やってないです。「ビー玉」はずっと温めてました。
あはははは。そうなんです。このアルバムを聴いてくださった方はわかってくださると思うんですけど、どの曲もめちゃくちゃバンドアレンジで作り込んでいるので、本当は弾き語りで最初に披露したくなかったんですよ。だって、この世界観を一人では伝えられないもん! っていうのが正直なところではあったんです(笑)。だから、「夢の途中」も自分の中で実はすごく大事にしてて。本当はコロナ禍になって、最初に弾き語りツアーをやった時にやってもよかったんですけど…バンドでできなかったとしても、せめて、アレンジしてくれた宮崎さんと一緒のライブでやろうと思って、宮崎さんとのデュオライブ(2022年)で初めてやりました。
だから、当時は二人ですごく悩んだんです。ライブに向けてのリハの時に、やっぱり表現が二人ではなかなか出来ない。宮崎さんが『間奏もめっちゃ短くカットしようかな』って『いやいや、そんなテレビサイズじゃないんだから』とやり取りしました。
ふふふ。私は弾き語りのライブに向けて一人で作り込んでいる時に、この音源が頭の中で鳴りながら作ってたので、本当にようやくっていう感じなんです。
あははは。言い方!
言ったら、全部そうなんですけど、「ビー玉」はストリングスも入ったいわゆるバラード曲だったので、レコーディングの音源で一番最初に伝えたいなと思ってとってました。
最初にバラードを作ろうって思って作り始めた曲で。最初は曲から作って、歌詞を書き始めた時に、「この気持ちを忘れて」っていう一番最初の歌い出しの部分が出てきたんですね。「この気持ちを忘れて」って何だろうなって思いながら書き出したら、本当に子供の頃の思い出が浮かんできて。お菓子の缶に、友達の手紙やビー玉、ビーズのアクセサリーとか、子供の頃に大切してたものをいろいろ入れてるっていうイメージが浮かんで。そこから一気にタイトルも『ビー玉』にして。そのモチーフに助けられながら歌詞を書いていきました。
あー、そっかそっか、なるほど。
なるほど、そういう風に聴こえてるんですね。すごく面白いです。感想が聞けて嬉しい。
いや、これが本当に逆で、今、書こうと思ったら絶対に書けないなって思うんですよね。この歌詞を見返して、なんなら「入れるのどうしようかな」って思っちゃいました。
なんだか恥ずかしくて。特に「ビー玉」は、2019年の「宗像フェス」が終わった後から 2020年のコロナ禍に差し掛かるぐらいの時の自分が出てるというか。今は絶対書けないし、子供っぽいなって思う。ほんと恥ずかしくて。
自分ではあんまり意識してなかったな。
そうです。20代の大人になった主人公が、子供の頃のことを思い出して、小さい頃の自分自身に問いかけてます。
それはすごい覚えてます。それこそ、この曲を書いてた2019年は、いろいろしんどかった時で。
当時、思ってたのは、自分ももちろんしんどくて傷ついてたんですけど、それよりも私の周りにいるバンドメンバーやスタッフさん、家族、ファンの方や関わってくださってる人に対しても申し訳ないっていう気持ちが強くあって。その方たちを思って書いてたってことは強く覚えてます。その人たちの笑顔を守りたい、その人たちが嫌な思いをしないように守りたいって思ったのは間違いないですね。
実は一番最初は「ビー玉」が1曲目だったんですよ。でも、去年、ようやくアルバムを出すことになって、もう一回考え直した時に、いや、「ビー玉」が一曲目じゃないな、重いなと思って。改めて自分で歌詞を見たときに、なんか日記みたいだなって感じて。さっきも言ったけど、入れるのどうしようかなって思うくらい、ほんと恥ずかしくて。だから、最後にじっくりと届けたいなと思って。あとは、70分のフェスをやるんだったら、この曲順でやりたいみたいな感じで組みました。
入れ直してないです。作った時のまんまですね。
たまたまなんですけど、25歳の誕生日の日に歌入れをしました。コロナ禍に突入して、『サクライブ2020』ができなくなって。でも、スタジオもバンドメンバーもみんな空いてたから、その時にレコーディングしてて。
まさにそうです。別に狙ってたわけじゃないですけど、たまたま誕生日の日にお気に入りのレコーディングスタジオも山口(寛雄)さんも空いてて。じゃあ、録ろうってなって。でも、山口さんは私が誕生日って知らなくて(笑)。
あはははは。でも、途中でエンジニアさんから聞いたみたいで。この日は渋谷文化村スタジオでレコーディングしていて、ハモを録り終えたぐらいの時に、急いで隣の東急百貨店本店にグラスを買いに行ってくださって。今でも大切に使っています。
あははは。録り直してないです。でも、「ハムスター」と「ペダル」は元々は2016年にレコーディングした曲で、今回、リアレンジしてて。だから、少し大人というか、それこそ 25歳当時の自分。歌詞はそんなに明るくないかもしれないけど、だいぶいろいろと噛み砕いて、アレンジも少し明るい前向きな感じになってるので、歌も少し余裕を持って歌えてると思いますね。ペダルはキーを半音一つ上げたくらいですし。
恥ずかしいですよ。あははは。でも、リアレンジして、少しオマージュのような気持ちになっています。変な話ですけど、私にとっては、この『雫ノ音』は過去の曲たちで。
そうです、そうです。でも、だからこそ、その当時にしか作れなかったメロディ、歌詞、日記を見てるかのような気分になって。なんか小っ恥ずかしい部分もありつつ、こうやって作品として残せてよかったなと思います。でも、私にとってはもう過去の曲だから、ある意味、このアルバムを手に取った方たちが——もちろん、この曲たちも楽しんでいただきたいけど、これからの有安杏果はどういうライブをして、どういう曲を作っていくんだろうっていう風により期待して、ワクワクしてもらえるような。そういうきっかけになるアルバムになったらいいなって思います。
今回は、こんだけ時間がかかっちゃったんですけど、時代に沿って、もっとコンスタントに曲を出していきたいですね。もうすでにある曲もありますし、2枚目のアルバムに今、絶賛取り掛かってるっていう感じです。今までいっぱいインプットした分、アウトプットももっとできたらなと思います。あとは、ジャズライブと弾き語りライブとバンドライブの 3つが揃ったので。偏らずに、ちゃんと一つひとつの柱を太く育てていけたらなとは思っています。
アルバムで曲を聴き込んでからライブに行くっていう。だから、「夢の途中」や「靴ひも」も、今度はまた、私がギターやピアノだけでやるのとは聴こえ方がまたきっと変わるだろうなと思うんです。それが楽しみでもあるし、これだけすごいバンドメンバーが作ってくれたサウンドを一人でどうにかしてやらなきゃいけないっていうことに、ちょっとプレッシャーにも感じてますね。
すっきりしました。ずっと隠してたんで。
あははは。"雫ノ音"ツアーを2021年に発表した時はまだアルバムのタイトルを皆さんには言えてなかった。今まで言えないことが多くて、それこそインタビューでも、もうずっと前から準備してたんだよっていうのを言えなかったのがもどかしかったんですね。ようやく隠し事なしで、全部を言えたので、なんかすっきりとできるなとは思います。
話が逸れちゃうかもしれないんですけど、「夢の途中」は一旦デジタルでリリースしているんです。
メインの方とライブ音源のミックスとマスタリングをどっちも同じエンジニアさんと一緒に一個一個丁寧にやってるんですけど、ライブ音源は弾き語りとバンド演奏の2曲が入ってるんです。このミックスをやってる途中に、「解釈がめっちゃ広がったので、メインの方のミックスを変えてみたんで聴いてみてください」って私と宮崎さんに届いて。そこからリバーブとか、みんなで新たにいろいろ話し合ったので、「夢の途中」は実はデジタルリリースの時からミックスがちょっと変わってるんですね。だから、今、思い出したのは、エンジニアさんが、当時、「夢の途中」をマスタリングした時って、それこそ 2023年だったんですよ。今回、発売するまでに時間がかかって、私ももっと早く出したかったのにっていう思いもある反面、大切に弾き語りとかで温めてきたからこそ、逆に言えばだいぶ曲が育ってて、いろんな解釈が広がった。エンジニアさんをはじめ、私もそうだし、リスナーの皆さんもきっと、それぞれがいろんな「夢の途中」の世界観を持ってくださってると思うんですね。そういう意味で、一つの曲だけど、いろんなアレンジや解釈、世界観を楽しんでもらえるツアーになったらいいなって思います。
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