
自分ではあんまり数えてなかったので、SNSでリスナーの方が『9年ぶり』って書いてるのを見てびっくりしました(笑)。あ、そうか、9年ぶりか〜って。
ようやく、やっとっていう感じですね。
実は、結構前から制作をしていて。ソロアーティストとして活動を再開して、2019年3月にEXシアターで最初のライブ「サクライブ2019 〜Another story〜」と同じ年の夏に全国ライブハウスツアー「Pop Step Zepp Tour」をやったときに、二つ感じたことがあって。一つは曲が足りないってこと。ライブでセットリスト組む時にもっとたくさん曲があった方がいいなと思ったので、とにかく曲を作ろうって思いました。もう一つは、その時のバンドメンバーのアンサンブルが本当に好きで、ツアーを経て私がやりたい音楽ってこれだなっていうのを感じて。だから、このメンバーでアルバムをレコーディングしたいなって思って、雫ノ音』の制作がスタートしました。
いえ、最初は決めてなくて。2019年に作り始めて、2020年からレコーディングを始めました。
そうですね。2020年に本当は全国ツアーをする予定だったんですけど、コロナ禍になってしまって。何回も延期して、何とかやろうと思ったけど、結局できなくて。その年は11月の渋公リベンジ公演が精一杯で。
それでもまだあの時期にライブをやるって……バンドメンバーもお客さんを入れてライブをやるのが、その年は私のライブで初めてだったぐらいでした。そんな中でもなんとか活動を止めたくないと思ってライブをやって、曲も一生懸命作りました。その次の年、2021年にバンドツアーをやろうと思ってたんです。
有安杏果、1年3ヶ月ぶりのライブで、「音楽は人の心を豊かにする、心の栄養剤になると信じてます!」
(「有安杏果 サクライブ 2020」2020年11月12日(木)LINE CUBE SHIBUYA[渋谷公会堂])
https://diskgarage.com/digaonline/liverepo/149231
そうです。このバンドメンバーでツアーができるんだったら、そのタイミングでこのアルバムを出そうって思ってたんですよ。
そうです。だから、当時、そのバンドメンバーでこだわってレコーディングをしていました。あのメンバーでツアーは……多分、難しいんですけど(笑)、ほんとにスケジュールを押さえるのが大変なんですよ。コロナ禍だったっていうのもあって、2021年の 1月の時にブッキングしたツアーは、奇跡的に会場もメンバーも全員抑えることが出来ていました。その時だったらツアーもやって、アルバムも出せると思って。なので、そのタイミングで『雫ノ音』を考えました。
この『雫ノ音』に込めた思いは色々あるんですけど、要は汗と涙ですよね。ソロでこの活動を始めて、いろんな嬉しい涙もあれば、苦しい涙もあれば、沢山汗もかいてっていう。その思いをぎゅって絞って、滴り落ちた音っていう意味を込めてます。あとは、曲をどんどん作っていって、全部の曲が揃った時に歌詞を自分で見返したら、歌詞に涙がすごく多くて。全く意識してなかったんですけど、やっぱり“雫”のイメージが自分の中で自然と出てきていました。それと、個人的にこの“雫”っていう漢字がなんか可愛くて好きで。
そうですね。でも、雫だけだとあれだなと思って色々考えてる中で、前作『ココロノオト』とか、いろんなのが繋がって、最終的に『雫ノ音』にしました。
「『サクラトーン』と同じタイミングで作ったんですけど、ソロで活動するって発表した後かな。これから頑張るんだっていう時に作った曲で。でも、世間からはいろんな声が聞こえてきて。自分も悲しかったし、私のことを応援してくださってるファンの方もきっと悲しい思いをさせてしまった。でも、みんなの涙を集めて、いつか、この道は間違いじゃなかったよって思える日が来たらいいなっていう思いを込めて。本当にあの時の思いをそのまま曲にしたっていう感じです。いつもは曲を先に作るんですけど、『虹む涙』は唯一、曲と歌詞が同時にできた曲でもありますね。

最初、もっと弦を入れるとか、いろんなアイデアがあったんですけど、アレンジしてくださった山口(寛雄)さんが、この曲は派手にするっていうよりかは、チェロ 1本どう? って言ってくださって、結果的にすごく素敵なアレンジで仕上がりました。
この曲は自分要素はそんなに入ってなくて。割と、サウンドやイメージを楽しみながら作っていった感じですね。
そうです。その2曲は2020年に一旦、レコーディングしたんですけど、どうしても録り直したくなって。自分の中で、もっとこうしたいっていうアレンジや世界観がどんどん生まれてきてしまったので、同じメンバーでもう一回、録り直して。でも、バンドメンバーは2020年のバージョンも好きって言ってましたし、ライブでもやってたので、特典の方には入れてます。本当に全部、生音で録ったのが贅沢ですし、こだわった部分だなとは思います。
あはははは。全部知ってくださってて、ありがとうございます。ただ、シンプルに、当時これで出す予定だったので、そのままにしてるっていうだけですね。それをいじりたくなかったっていう。











