冨岡愛、話題の「グッバイバイ」はSNS総再生数1億超え!ネクストブレイクアーティストとして国内外で躍進しつづける彼女の魅力に迫る【前編】

インタビュー | 2024.07.22 18:00

優里が審査員を務めた「ネクストブレイクシンガー発掘オーディション」で優勝を獲得

────高校卒業後の2021年6月に優里さんが審査員を務めた「ネクストブレイクシンガー発掘オーディション」に参加し、約半年間の審査を経て優勝を獲得してます。
翌年の4月に優里さんが作詞作曲してくださった「ラプンツェル」をレコーディングしたんですけど、すごく難しい曲だったし、当時の私にはあまりちゃんと上手く歌えなかった記憶があります。レコーディングの部屋で思うように声が出せなかったし、そこで初めて自分の実力不足を感じた場面ではありましたね。
──「ラプンツェル」のリリース前に、初のオリジナルソング「あなたは懐メロ」をリリースしてますよね。
どうしても1曲目はやっぱり自分で書いた曲にしたいなって思って。 “誰かの懐メロになりたい”というのが自分の中の夢なんです。例えば、私がオーストラリアの海沿いで中学生の時に聞いていた曲を聞くと、いまだに一瞬にしてそのときに戻れるんですよね。誰かにとってそういうポジションになれるってすごいことだなと思って。その人とは会ったこともないかもしれないし、その人の人生のことは何も知らないかもしれないけど、音楽を通して、その人の人生の一部に寄り添えるってすごいことだなと思って。だから、私も中学生や高校生たちの懐メロになりたいんです。それは一つの夢でもあるし、「あなたは懐メロ」は私にとって、大切な曲にはなっていますね。

冨岡愛 「あなたは懐メロ」

──歌詞には<1分4秒で流れる 私たちの大好きなメロディー>という具体的なフレーズもあります。ここで歌っている、冨岡さんにとっての懐メロというのは?
さっきお話したお別れ会のときに、みんなが私に歌い返してくれた曲があって。それが映画『グレイテスト・ショーマン』の劇中歌「ア・ミリオン・ドリームズ」なんですね。サビが1分4秒から始まるので、<1分4秒>って入れていて。いつ聞いてもそのときの記憶がよみがえるので、すごいなと思って。この曲では恋愛に置き換えているんですけど、私の場合、裏テーマは全然関係なかったりもするんですね。この曲も特定の誰かを思って書いたわけでもなく、自分の思い出を書いた曲になっていますね。
──チップだけで全国各地を回る「弾き語り路上チップチャレンジ」をやったのはいつですか?
「ラプンツェル」をリリースした3ヶ月後の夏です。2022年、19の夏。優里さんという名前がついていたので、周りもすごく期待をしてくれていたんですけど、思ったより数字が伸びてなくて。「ラプンツェル」の続編として「らしくないよね。」を書いたりもしたんですけど、うまくいかなくて。そういう挫折を味わったタイミングだったんですね。伸びない理由は自分自身なのかな?って思って、一度、路上ライブでいろんなとこ回ってみようかなということになって。大学の夏休みを利用した3週間で全国を回った感じでしたね。
──今、振り返るとどんな経験になりました?
めっちゃしんどかったです。声も枯れましたし、しんどい3週間ではあったんですけど、いい経験だったなって思います。あの3週間があったからこそ、少しぐらい何かがあったとしてもへこたれなくなりました。だいぶメンタルを強くしてくれたので、やってよかったなって思いますね。……二度とやりたくないですけど。あははは。

──笑)そして、2022年8月にリリースした「ぷれぜんと。」から路上チップチャレンジを挟み、「グッバイバイ」までが最初におっしゃっていた「曲が書けなかった1年間」ですね。苦しみの時期はどうやって抜けたんですか。
曲がなかなか書けなかった時期は、自分に何を求められているのかがわからなくなってしまったんですよね。ルックス、歌詞、声のキー……。高い声より低い声を求められているのかとか、いろんなことを考えすぎてしまって。スタッフさんともたくさん話し合ったし、試行錯誤した1年間だったんです。これまでは歌詞に英語を一切使わないっていうルールを自分の中で作っていたんですけど、日本語のみの歌詞という縛りを1回忘れて、英語も入れてみていいんじゃないかなって、マインドをチェンジしてみたんです。もともと言葉遊びや韻を踏んだりすることが好きだったんですよ。そこで、何にも縛られずに、パッと思いついたのが「グッバイバイ」でした。それ以降、すごく自由に作っていて。結果がどうであれ、自分のやりたいように作品作りできている気がしていますね。
──結果も出たじゃないですか。自分がやっていきたい方向性は明確に見えましたか。
前よりは見えてきたのかなって感じなんですけど、みんなに何が受けのるかはやっぱりわからないし、難しいですよね。まだまだ全然手探りでやっていますけど、曲を書くのは何よりも好きなんで、まずは届けたいものを書いていこうって思っています。

後編へ続く!

SNSで話題を集めた「グッバイバイ」に続き「恋する惑星「アナタ」」、そして新曲「ジェラシー」リリースについて、韓国・東京で開催するワンマンライブについてお話しを伺いました。

嬉しいプレゼント情報も掲載!お楽しみに。

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