MONKEY MAJIKが代表曲を網羅した最強セットリストで全国ツアーを展開!「眠ってた感覚が起こされた感じ。それぐらいワクワクしてます」

インタビュー | 2023.02.15 18:00

MONKEY MAJIKの3年振り、13枚目のニューアルバム『curtain call』がいい。すごくいい。コロナ禍の3年間で書き溜めた楽曲は、どれも未来への希望に満ちたパワフルなメッセージに貫かれ、サウンドも若々しいロック、ゴージャスなオーケストラバラード、クールなダンスチューンなど、これまで以上にバラエティ豊か。そして全国4か所を巡るリリースツアーは、『MONKEY MAJIK LIVE TOUR 2023~THE HITS~』というタイトル通り、代表曲を網羅した最強セットリストになる予定。3年前にやるはずだった結成20周年の盛大なお祝いを、久々の有観客ライブでファンと共に。音楽は人を元気にする。2023年のMONKEY MAJIKはそれを証明する。
──本当にお久しぶりです。前回お話したのは2020年2月、コロナ禍が始まったばかりの頃で、あの頃のことを考えると感慨深いものがあります。思い出したくないでしょうけど、あの年は、結成20周年記念の大きなライブが中止になってしまって。
Maynard(Vo&Gt)そうでしたね。
──みんながっかりしたと思うんですけど、そこから立ち直るきっかけとか、どんな感じだったんですか。
Maynardその時はがっかりして、世の中が大変になって、しょうがないと思ったけど、でもずっと、なんだかんだ忙しくしてたような気がする。配信ライブだったり、曲作りもしてましたし、3年かけて、そろそろアルバムを出すタイミングかな?って。
──じゃあ、落ち込んでた時期は長くなかった。
Maynardそうですね。
Blaise(Vo&Gt)リラックスするタイミングは、ほとんどなかったね。ほとんど動いてた。ファンクラブのコミュニケーションもやったし、インスタライブ、配信ライブ、TikTokライブ、曲作り、けっこう忙しかった。お客さんの目の前では、ほとんどできなかったけど。
TAX(Dr)あの時、ライブを中止にしようという判断は、たぶん誰よりも、アーティストの中では早かったと思うんですよ。コロナという目に見えない脅威に対して、どういうふうに立ち向かうべきなのか、世の中的にも何もわからない状態だったから、まずは一旦ストップするのが安全策だろうと。その決断がスタートだったので、その間に落ち込んだりは特になくて。自分たちで決めたことだから。楽しみにしてくれた人に対しては、申し訳ないなという思いを感じながらも、安全を優先したから。状況をずっと見守りながら、収束に向かうという情報が流れるたびに、スタッフが会場を押さえて、でも第二波、第三波が来てキャンセルになったり、がっかりしたことはありましたけど、その間にも作品作りはやっていたし。
──そうなんですね。
TAXでもその時期だって、スポーツとか、ほかのエンタテインメントは、苦しい中でも動いてたじゃないですか。頑張ってる人たちがいっぱいいたから、救われたかなと思いますね。特に高校野球で、仙台育英が優勝した時の、須江監督のインタビューが僕はすごく印象的でした。東北だから震災のこともあるんですけど、幼稚園の卒園式もできない、小学校の入学式もできない、中学になったらコロナの影響で卒業式もできない、高校生は修学旅行も行けない。何もできない中で、どういうふうに思い出を作っていけばいいのかという時に、“青春って、すごく密なので”ということを言ってて、本当におっしゃる通りだなと。それって社会人もそうで、レーベルの新人のスタッフも言ってたけど、入社してもメールとリモートばかりで顔を合わせたこともないとか、現実と乖離しちゃって、何のために仕事をしてるのか、何のために学ぶのかを見失うことってあると思うんですけど、でもそこに対して、違うアプローチでモチベーションを上げていくことが、僕らの仕事なので。その力に少しでもなれるように、という気持ちで作品を作るべきだと思うので。活動できない間の作品作りには、そういう意志が働いていたのかなと思います。
──それは、音を聴けばわかる気がします。今回のアルバムのどの曲にも、希望のメッセージが入っている。
TAXそれは無意識の意識という感じなんですよね。あらたまってやろうとすると、むさくるしいじゃないですか。自然にそうなったんだと思います。すいません長々と。
──いえ。とても大事な話です。
TAX須江監督のインタビューが最高だった、ということだけ書いておいてもらえれば(笑)。
──音楽があって良かった。音楽は人を元気にできる。ねぇBlaiseさん。
Blaiseそうね。それがうちの仕事。クリエティブと、インスピレーションが渡せるような仕事してるからね。音楽ってすごいな。

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