20周年を迎えられたのは、歌があったからだと思うんですね。バラエティだけだったらもういないだろうし、こんなに長く続いてないと思う。本当に歌があってくれたこと、聴いてくださった方がいてくれたことが大きいなと思ってて。私は昔から、バラエティや歌を含め、いろんな真面目なこともやってきた中で、今度、さらにYouTubeが加わっていて。その原動力になっているのは、「今、好きなことやる」っていう思いなんですね。やっぱり、生きている意味って、やりたいことをやることじゃないかなって改めて思うので、今、歌いたいことを詰め込んだら長くなってしまって。でも、貪欲という言葉が好きなので、それを改めて体現したタイトルだと思うし、原点回帰でありながら、アップデートされた、今までの全てという意味でもあるかなと思ってます。
そうですね。アニメ『天元突破グレンラガン』の主題歌「空色デイズ」は絶対にやりますし、アニメ『ポケットモンスター XY』のEDテーマ「ドリドリ」も、アニメ『ハクション大魔王2020』第2期のEDテーマ「フレフレ」もやります。
今、思い出したんですけど、昔、初めてのライブをやるときに、すごい不安すぎて。1日何十回もブログを書いてた頃だったんですけど、どうしたらいいのかわからなすぎて、セットリストをブログに書きそうになって。なんとなくやめたんですけど、当時は、先に言っちゃダメだっていうことを知らなかったんですよね。現地に行って、何を歌うかわからないのをワクワクして待つのがライブなのに。でも、それを今、先に言っちゃってる(笑)。なんなんだよって思うけど、どんな風に出てくるのかはお楽しみですね。歌う場所や表現の仕方で、同じ曲でも毎回違うのがライブの面白いところだと思うので、お楽しみにっていう感じですね。でも、この20年で代表曲と言える楽曲にたくさん出会えたなと思います。
そうですね。この曲があるから今があると思います。今、「空色デイズ」の音源を自分で聴くと、声、わかっ!ってなるんですよ。でも、憧れのレジェンドの皆さんは『アニソンは、当時の歌声となるべく変わらない歌声を出し続けることが大事だ』っておっしゃってて。そこを目指したいので、変わらない部分と、歌い重ねて新しく広がっていく部分の両方を表現したいですね。そして、「ドリドリ」は、ポケモンの番組に16年くらいずっと出させていただいているので、「空色デイズ」の次の世代への初めましての名刺になってくれて。だから、最初のライブに来てくれてた人たちが、会場で出会って、結婚して、もう子供を連れて、ポケモンのイベントに来てくれたり、映画「しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま」の主題歌「君のまんまが いいんだよ」を聴いてくれたりしていることが嬉しいですね。そういう懐かしいと新しいを両方、詰め込んでいるし、かつてここまでダンス曲を入れまくったことはないんじゃないか! っていうくらい入ってますね。
ディナーショーは毎年やれていて。去年の年末に完売御礼でやれたことも奇跡だと思うんですけど、ディナーショーではできない楽曲が、このバースデーライブでは思い切りやれますね。『いえーい!』ってなれるというか(笑)。バースデーライブで思い切り好きなことをやってる瞬間に、一番生きてるって感じるし、幸せも感じるんですよね。やっぱり、ライブに来てくれる皆さんを何より誰より、ものすごく信頼して。一番嬉しい瞬間の自分を出せる場所でもあるので、思い切り頑張りたいですね。あまりユンケルに頼らないでやりたいけど、この日は一本、飲みますね(笑)
大丈夫かな〜。歌いまくるし、踊りまくります。……マジでできるのかな、私に。できる気がしないし、本当に持つんか? って思うけど、ユンケル飲むので大丈夫です(笑)。当たり前にやってたことが、当たり前じゃなくて、覚悟を決めてやることに変わってきていますね。