確かに、そういう感じはしますね。
加奈ちゃんの曲は、再結成のだいぶ前…、2011年に私がなんとなく書いた曲で、その頃もたまに加奈ちゃんとは会ってましたから、そこでお願いして詞を書いてもらって、ライブでは何度かやったんですよ。でも、その頃は私も年に一度くらいしかライブをやってなかったし、その後にはプリプリ再結成もあったりして、すごくワサワサしちゃったので、その曲の存在を忘れちゃってたんです。「charm」は再結成のすぐ後にきょんちゃんと話してて、再結成では出さなかった新曲を作ろうという話になり、作った曲はライブでちょっとやったりしたんですけど、こちらも忘れちゃってて(笑)。でも今回、きょんちゃんとやることになってこの曲のことを思い出し、ただ昔の歌詞は今歌う気分には合わなかったから「胸キュンの恋の歌にして」って言って(笑)、書き直してもらって。それだったら加奈ちゃんの曲も今回のカラーに合うからということで引っ張り出してきて、アレンジは少し変えましたけど、歌詞とメロディは作った時のままレコーディングしました。
いやいや、やってるんですよ。一人でまわるツアーは今年で6年目なんですけど、最初は手探りな部分もあったのがだんだんわかってきたところがあって、言ってしまえば私は気持ちが盛り上がったらそのまま歌いたくなっちゃうタイプなんですよね。しかも、50代になって“それでいいんじゃない。自分は自分だから”みたいな自己肯定感が強くなってるんですよ。だから、「STAY BLUE」みたいな曲を、あの曲調のままにストレートに歌おう、と。それでいんだよっていう。そういう気持ちで、ソロ・ツアーでは「STAY BLUE」も「Wrong Vacation」もギター1本でやってます。
それはもう、「ありがたい」の一言ですよ。一人でやるというのは、言ってみれば曲をいったん裸にして、つまり元々の骨格だけにして、その曲を見つめ直すみたいなところがありますよね。そういうことをやった後でまたバンドに入るともう、踊りだしたくなるような感じです(笑)。それに、当たり前なんだけど、一人じゃない!感がものすごくて、バンドってなんて素晴らしいんだろう!と思っちゃうんですよね。
そうなんですよ! リハも楽しくてしょうがなくて、リハなのに本気というか(笑)、「試しにやってみる?」みたいな感じじゃなくて、「とにかく、これをやろう!」みたいな。だから、コロナで制限されてたこととソロでツアーをやってることが二重にバンドの喜びを感じさせてくれてる気がします。そういうふうに考えていくと、今こうしてコンサートをやれるアーティストというのも、日本にたくさんミュージシャン、アーティストがいるなかの、ごくごく限られた人たちだと思うんです。「そういう人のライブを、ぜひ今見たほうがいいと思いますよ」と言いたくなりますよね。こういう状況でやるライブって、なかなか無いわけだから。お客さんからすると、ちょっと不安を抱えながらいらっしゃる方もいるとは思うけれども、ご覧になったらきっと「わあ!今しか見れない、いいもの見ちゃったなあ」ということを感じると思いますよ。それは、私のコンサートだけでなく、今やってる人のコンサートはみんなそうだと思うんですよね。私たち自身、みんなで集まって思い切り演奏できて、それをお客さんに見てもらえるということが本当にありがたい、嬉しいという気持ちを噛みしめながらやると思うんです。それが本当に楽しみなんですよね。
PRESENT
直筆サイン入りクリアケース(2枚セット)を3名様に!
※転載禁止
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