そんなhalcaさんのロングインタビューの前後編の2回に渡ってお送りしています。後編となる今回は公開後話題になった「キミがいたしるし」のMVについて、SPYAIRのベーシスト、MOMIKENさん作のカップリング曲「もういいや。」のご紹介、そして7月22日に行われる昼と夜で内容が違うライブ『halca 6th LIVE『Help Me!!!!!! & live playground #002』の注目ポイントや意気込みなどお聞きしました。
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今回は「しるし」にちなんで色を大事にしたいなと思って。ジャケットでも『BORUTO』と『NARUTO』のロゴをイメージした色のピンクとオレンジを使いたいんですとカメラマンさんとデザイナーさんに相談したら、私をモノクロにして、上から色をつけたほうがより伝わるよと言っていただいて、ピンクとオレンジのグラデーションを写真の下に入れてもらいました。
ジャケットのイメージが固まったところで、MVの打ち合わせに入りました。MVでも色を大切にしようと、カラースモークを使うアイデアが出てきました。カラースモークはスタジオでは使用出来ないので、どうやったら色が映える白を背景に作れるかを監督が考えてくださって、色が映えるための白=雪原ということで、志賀高原に行ってきました(笑)。雪が降っていたので季節感はリリースタイミングとは違ってしまうけど、どうしてもカラースモークを使いたいという監督の要望です。
確かに(笑)。雪原の中でドローンを使ったり、森の中に歌詞の文字を映し出したりとかなり大がかりな撮影になりました。
カッコつけちゃいました(笑)。笑顔少なめでというリクエストをいただいたので頑張りました。また3周年ということで、デビューシングルでは真っ白いスタジオで白い衣装を着ていた私が、真っ白い雪の中で赤い衣装を着て、髪も赤く染めていて、原点がありつつも変化しているのを見ていただければと思います。過去のMVと見比べていただいたり、過去のジャケット写真の要素も散りばめられているので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
でも1日で撮り切りました。明け方に都内を出発して、4時間くらいで志賀高原に到着しました。準備が終わって、お借りした雪原で撮影しようとしたらものすごい量の雪が降ってきてしまって。行く前は晴れ予想だったので、「雪がなくなっちゃうかも」と心配していたのに、当日は自分たちの足跡がすぐに消えてしまうくらいの雪でビックリしました。雪が弱まるまで2時間待って、みんなで必死に撮影しました(笑)。
カップリングもカッコよくして、カッコいい1枚にしたらいいんじゃないかと。そこで誰にお願いしようかと考えていると、ディレクターさんがMOMIKENさんと交流があって、ダメ元でお願いしてもらったら「ぜひ」とすぐに快諾をいただけたそうです。SPYAIRさんはアニメ『銀魂』の主題歌を何度も担当されているので、知っているどころか、よく聴かせていただいていたので、知らされた時は聞き間違いかなと思ったくらいでした。
実は『BORUTO』の主題歌のお話をいただく前から「(MOMIKENさんに)いつかhalcaにも曲を書いてもらいたいと思っているんだ。だから頑張ろうな」とディレクターさんに言われたことがありました。私も「そんな日が来たらいいな。でも遠い話だろうな」と思っていたら意外に早く実現したのでビックリしました。
すごくカッコいいので、「もしかしたら怖そうな方かも」と思っていました。でもお会いしたらとても優しい方でした!ごあいさつも兼ねて打ち合わせの時間を作っていただいたんですけど、私は緊張しすぎてなかなか目を見て話すことができなくて。でもMOMIKENさんは笑顔で明るく、気さくに優しく話しかけてくださいました。2回目にレコーディングでお会いした時は私もリラックスしてお話しできるようになって、オススメのカメラの話とか、MOMIKENさんがたくさんピアスをしてらっしゃったので、「それ、痛くないんですか?」とお聞きしたりして(笑)。その後のTD(トラックダウン)のチェックにも来てくださって、とてもありがたかったし、本当に感謝しています。