今までにはない作り方でしたね。完全に監督しないとすまない性格だったんですけど、どうやって返ってくるかが楽しくなっちゃって(MAH)
──もう1曲、「Bathtub Ship」は<〜でした>という歌詞が新鮮でした。
Uquiああ、確かに。でも、<でした>が良かったんだよな。
MAH<だいじょばない>とも言ってるしね。でも、それはUquiさんはよく使うか。日常的に。
Uqui「大丈夫」って言いたい気持ちはあるけど、大丈夫じゃない時は、「う〜ん、だいじょばない」って言っちゃう。
MAH僕の曲の中にスパイスとして怒りパワーがあるから、それを感じ取ったのかな。「明日やる」って言ってやんないやつとかさ。明日やるって言わなきゃいいのにって思ったりとか。
Uquiなんだろ、バスタブの船で宇宙に飛んでいくイメージですね。水に浸かってる時に思うことってたくさんありますよね。整理整頓したくなりますよね。ああだこうだ、なりますよね。うん。
──<色々あるのさ/間違いなんて嘘なのさ>っていうフレーズが好きです。
MAH僕も好きですね。間違いなんてないってことだよね。
Uquiうん。人からとやかく言われることでもないし。自分で無理ってなったら無理、いけるってなったらいける。そんな単純なものかなって思いますね。ダメって言うからダメなんだよって。
MAH行ってみて、失敗したとしても、行ってみたと言う経験は嘘じゃないからね。だから、間違いなんてのは嘘だよね、うん。これも早くからあった。そんなところですかね。
──さらにレイさんによるリミックスが入ってます。
Uquiどんどん好きになってます。届いた時から、聴くたびに大好きになっていって。ないと締まらないですね。
MAH素晴らしいね、あいつ。
──全曲揃って、2枚目のミニアルバムが完成した感想は?
MAHやばいな、これ、人気ものになっちゃうなって感じですね(笑)。ラビッツ時代と違うのは、とにかく、任せられることは任せようと思ったんですね。信頼できるエンジニアさんにある程度の方向性だけ伝えて、例えば、ハーモニーの当て方も、好きにやってくださいっていうくらい任せた。ベースもレイと大樹に、自分がカッコいいと思うのを弾いてくれって、任せたし。Uquiさんも俺に曲の雰囲気とかを全力で任せてくれたし。それは、今までにはない作り方でしたね。完全に監督しないとすまない性格だったんですけど、どうやって返ってくるかが楽しくなっちゃって。
UquiプレイヤーたちもMAHが表現したいことがちゃんと聞こえていて。みんなとキャッチボールしながらスムーズにできたかな。
MAH自分の持ってる曲のパワーだけで説明できたのは初めてかもしれない。ラビッツ時代はいちいち説明してからやりすぎたのかなと思いますね。
Uqui作り手としては、さらにもっと続きが聞きたいっていうモードになってますね。もっと早くいろんな曲を届けたい。まだまだ足りないって気持ちになってます。
ライブを開催したい気持ちはすごくあるけど、「大丈夫かな?」という、気軽な気持ちではやらないって言うのが答えです(Uqui)
──最後に、まだライブがいつ再開できるかできるかわからない状況ですが、ライブハウスについて、お二人が思うことを聞かせていただけますか。
MAHライブハウスは、例えじゃなく、本当に命を救ってもらった場所なんですね。そこで生きてきた。自分たちはライブハウスで、音楽をやって生きてきたし、この肉体があるのもライブハウスのおかげなんです。だからね、潰れていくのは苦しいですよね、見てて。
Uquiライブハウスはライブハウスですからね。やっぱり集まってこそのライブハウスですからね。それが、今、悪みたいに言われているのは、ちょっとイラッとしますけどね(笑)。ライブハウスは決して危ない場所ではない。ライブハウスで楽しむことを生きがいにしてる人たちにとっては怒り大爆発だと思うけど、責められてるライブハウスの人もちゃんと説明するっていう姿勢はやっぱり素晴らしいなと思いますね。Muvidatとしては、もちろん、ライブを開催したい気持ちはすごくあるけど、「大丈夫かな?」という、気軽な気持ちではやらないって言うのが答えですね。
MAHそうだね。ちょっとでも危険があるなら、みんなに博打をうたせるわけにはいかない。やがて、ライブがやれるとなったら全力で、体に留意してやりたいなと思いますね。
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