みなさんは、“踊ってみた”をご存知だろうか。いまや世界的なカルチャーとなった“踊ってみた”、そこでトップクラスの人気と実力、オタク度を誇るRAB(リアルアキバボーイズ)が中心となり、2017年に初開催した踊ってみたイベント<踊り手サミット>は、開催するたびに毎回チケットは激戦。会場をどんどん拡大するほどの人気イベントへと躍進を遂げ、いまや日本最大級のダンスイベントになった。そうして、2020年4月4日に開催する5回目の公演はなんと、東京・TOKYO DOME CITY HALLでの開催が大決定!RABを筆頭にアナタシア、アルスマグナ、SHARE LOCK HOMESという踊り手シーンを牽引するスターチームが一堂に集まるのはこの<踊り手サミット>だけ。ここではイベント開催直前スペシャルとして、出演者のなかからDRAGON(RAB)、芝健(アナタシア)、九瓏ケント(アルスマグナ)、RYO(SHARE LOCK HOMES)の4人に無理をいって集まってもらい、夢のようなスペシャル対談企画を敢行。踊り手サミットとはどんなものなのか、踊り手を画面越しではなく“生”で観る楽しさ、そして今回のイベントにかける意気込みなど聞いてみた。
──まずはグループのアピールを含めて、自己紹介をお願いします。
DRAGON [RAB(リアルアキバボーイズ)]RAB(リアルアキバボーイズ)のDRAGONです。RABはアニソン、ボカロなどを使ってブレイクダンス主体で踊っているグループでございます。結成して13年と長いんですが、2019年に新メンバー(ネス、とぅーし、ゾマやかじゃない!)が加わり、2020年は8人体制で新たに頑張っていこうと思っています。
RYO [SHARE LOCK HOMES]SLHことSHARE LOCK HOMESのRYOと申します。SLHは見た目がチャラそう&怖そうと、よくいわれるんですが、けしてそんなチームではございません!いまはアルバム制作など歌の方にも力を注いでいまして。踊ってみたと歌、二足のわらじで活動中で、グループとしては13周年を迎えました。
芝健 [アナタシア]アナタシアの芝健です。アナタシアはRABさん同様ブレイクダンスを中心にしながらも、ジャンルにとらわれないダンスをやっています。最近はYouTubeのほうでダンス以外のこともやるなど、いろんなことを幅広くやっているグループです。
九瓏ケント [アルスマグナ]アルスマグナの九瓏ケントです。私立九瓏ノ主(クロノス)学園に通う生徒と教師で構成されたダンス部のグループです。CDを出したりしながら、ライブを中心に2.5次元のコスプレダンスユニットとして活動しております。
──そもそも<踊り手サミット>というのはどんな経緯、どんなコンセプトで始まったイベントなんですか?
DRAGON僕たちが主体としているブレイクダンスはヒップホップカルチャーなんですが。そのなかに、ダンスだけではなく、こういうシーンにしていこうという風に自分たちの意見をぶつけ合う“サミット”というものがあったんですね。それまで踊り手界隈では踊りを見せるイベントはいろいろあったんですけど、自分たちの意見をぶつけあってシーンの未来を見据えるようなイベントってないよねってことをRABのなかで話していて。「そういうイベントできたらいいよね。じゃあDRAGON、タイトル考えてよ」とメンバーのけいたんにいわれて、それで<踊り手サミット>というのをつけました。踊り手のパフォーマンスを観てもらいながらもシーンのことをみんなで考えていくといのが、このイベントのコンセプトですね。
──<踊り手サミット>をやりだして、その手応えはどんな風に感じてらっしゃいますか?
DRAGON2回目のときにSLH、アナタシアが入ってくれた段階でいい形が見えちゃって、3回目にアルスマグナが加わって。そこで全部が揃っちゃった感があったんですよ。かっこいいのもあれば面白いのもあって凄いのもあるし綺麗なのもある。全部のコマが揃った状態になったところで今回TOKYO DOME CITY HALLでイベントができるというのが、なんとも嬉しいですね。それに合わせて、いまは現場だけではなくYouTubeの番組のほうでも各チームのメンバーが集まって、踊り手シーンのことを話し合うサミットが発信できるようになったで。それもよかったなと思います。
──番組、見せてもらったんですけど。マジメに現在の踊り手市場を分析するようなトークもされてて驚きました。
DRAGONまだまだあれは氷山の一角。もっとヤバい話がいっぱいあるんですよ。そういうところも含めて、キャリアのあるこの4チームだからこそできることをやっていきたいんですよ。この4チームが集まることなんてなかなかないですからね。