──10/19(土)の東京公演@THE GRAND HALLから、2年連続2度目の47都道府県ツアーがスタートしました。(取材時は3公演終了)
橋口洋平(Vo.&Gt.)今回の『wacci 47都道府県ツアー2019-20〜Empathy〜』は、前半“アコースティックツアー”、中盤“ライブハウスツアー”、後半“ホールツアー”という3つの編成でやっていて。今まではエンターテインメント性を含めて、みんなで楽しい!というライブを心がけてきたんですけど、今回のアコースティック編は、音楽的にちゃんと聴かせられるスタイルでやっていて、音もアレンジも舞台のセットにもかなりこだわってやってます。セットもムーディな感じになってるので、今までとは違ったwacciを楽しんでもらえるかなと思います。
──2度目の47都道府県ツアーということで、前回とは気持ちの部分での違いはありますか?
橋口前回やってみて、自分たちの足で歌を届けにいくことの大切さを学んだので。“また来るね”と約束したところに、もう一度、“ただいま!”と言いに行くことと、wacciとしてもっと大きな夢をつかむために頑張ってることを、ちゃんと1人1人に伝えて、一緒に叶えていけるように、一ヵ所ずつ丁寧にライブをしていきたいなと思いますね。
村中慧慈(Gt.)それこそ前回、今まで行ってなかった地域に行って、wacciの音楽がちゃんと届いてるんだって実感できたので。今回は、「別の人の彼女になったよ」を聴いて来ました、という新しい方も多くいらっしゃって。そういう方に、wacciには他にもいい曲があるし、ライブは楽しいんだよと伝えられたらいいなと思ってます。
因幡始(Key.)今回は、コンセプトをわけた3編成のツアーということで、いい意味で3つのツアーをやる感じになるのかなと思っていて。自分たちとしても毎回刺激的な感覚でできるし、新しくライブに来てくれた方も、今まで応援してくれた方も、いろんなwacciが見れると思うので、楽しみにしてほしいですね。
──ツアーでは、『Empathy』の収録曲も、いちはやく披露しているのですか?
村中一部やってます。新曲をやると、お客さんは、その音や言葉を一つも取りこぼさないように、すごい集中力で聴いてくれてる印象があるので、僕らも緊張するというか、ドキドキする感じで。
小野裕基(Ba.)新曲は、アルバムとは違うアコースティックのアレンジで披露しています。アルバムが出たら、また届けられる曲も増えるので、なるべく新しい曲もやりたいと思ってますね。現状、アルバムが出ていないアコースティックツアーと、出た後のバンドセットでは、アレンジも変わってきますし、曲目やアレンジに関しては、ツアーの中で少しずつ変えながらやっていきたいと思います。
──来年7月まで続くロングツアーです。長いツアーだからこそ心がけていることは?
横山祐介(Dr.)今までで一番長いツアーなので、やっぱり体調管理ですね。あと3編成なので、一つの編成が終わった時に、一度それまでのツアーを振り返って、そこで感じ取ったことを次の編成にアップデイトしていけるのが、今回のツアーだと思うんです。しっかりアップデイトしながらファイナルまで行きたいですね。ホールを回るのも初めての経験だし、ライブでやっていく中で新曲がどう変わっていくかも、今から楽しみです。
──前回に続いて、ファイナルは神奈川県民ホール(大ホール)です。まだ先のことですけど、どういう景色を想像していますか?
橋口前回はあと一歩のところでソールドアウトできなかったので、こんなに短い期間でまた挑戦できるのは、すごく嬉しいですね。次は満員の会場で最高のライブをしようという想いで、全国でもらった力をファイナルに集約させられたらいいなと。そのために1本1本を丁寧にやっていきたいと思ってます。