ギターはすごく上手くなったなとも思うし、バンドとしても、今はもう面白くてたまらない時期ですよ
──岸谷さんにとっても、ミュージシャンとしての新しい経験が詰まった制作だったんですね。
そうです。そもそも、“こんなにギターを弾く予定じゃなかったんだけどなあ”という感じですから(笑)。前作では、鍵盤を弾いてギターを弾いていない曲もあったんだけど、今回はもうYukoのギターと私のギターがあるというのがこのバンドの音楽になってきたから。自分でも、すごく驚いています。ギターは自分でもレコーディングを通してすごく上手くなったなとも思うし。本当に楽しかったですよ。バンドとしても、今はもう面白くてたまらない時期ですよ。
──今回のツアーは、そうしたいい時期を迎えているバンドの演奏が楽しめるライブになるんですね。
そう思います。今回は令和になってすぐのツアーということもあり、内容にはちょっと企画性を持たせてしまったんですけど。
音楽のマジックもたっぷり楽しんでいただけるライブになると思います
──昭和、平成、そして令和という時代の流れのなかでの岸谷さんの楽曲の歴史を振り返るということで、プリプリ時代の曲や、ソロになったばかりの時期のも、今回の新作と合わせて披露するそうですね。
そうなんです。去年は無理強いしたくないと思っていたのでプリプリの曲はアンコールでちょっとやったくらいだったんですけど、今回はガールズが「プリプリの曲をやりましょうか」と言い出したんですよ。去年、3.11のイベントを仙台でやった時に『Diamonds<ダイアモンド>』をやったのがきっかけなんですけど。それから、フェスにも何本か出たんですけど、出る限りはみんなが知ってる曲をやってこそ意味があるという部分もあるし、私が出て行って『Diamonds<ダイアモンド>』も『M』も何もやらないで帰ったら、お客さんも怒るでしょ(笑)。それで、「やるんだったら、私たちっぽくやろう」ということでちょっとずつ変えていったんですけど、やってみるとすごく盛り上がったんですよ。私は、例えば“昔はキーボードが入ってたのに、ギターだけでやって変だな”みたいな反応があったら嫌だなと思ってたんですけど、すごく素直に楽しんでくれてたんで、自信がついちゃって(笑)。自分たち風にできるなって。演奏してるガールズたちもすごくいい感じで演奏してたし。それで、いろいろやり始めたら、ガールズのほうから「あの曲、好きだからやりたい」と言い出してきて。だから、今回は『Diamonds<ダイアモンド>』とか『M』とか、いわゆる代表曲ばかりやってもつまらないから、「えっ、プリプリのこんな曲をやるの!?」というような曲を選びたいなと思っています。
──どんなセット・リストになるか、すごく楽しみです。
実際に昭和の時代や平成初期の頃に聴いていた人が多いだろうから、ゾワっとしちゃうでしょうね。その頃の匂いとか空気に戻っちゃうでしょうから。
そういう音楽のマジックもたっぷり楽しんでいただけるライブになると思います。
そういう音楽のマジックもたっぷり楽しんでいただけるライブになると思います。
PRESENT
「KAORI PARADISE2018」ハンドタオルを3名様に!
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