──では、ウルフルズに限った話で、このバンドが面白いなあと思うところと厄介だなと思うところを、それぞれあげてみてください。
トータス松本冗談もシリアスも何でもアリな感じのところが面白く、「ガッツだぜ!!」と「バンザイ」のイメージが強すぎるところが厄介。
ジョンBバンドに熱量があるので、そこかなぁ。ヘトヘトになる。けれど、一番の魅力。
サンコンJr.面白いところは、わけわかんない曲がいまだに作れるところ。「無難」という文字はこのバンドにはありません。厄介なところは人間関係。これはバンドなんで当然なんですが、全員、昔より良くしようと努力してると思います。
──そもそもバンドにとって、キャリアが積み重なっていくことは楽しいこと/面白いことでしょうか。それとも、難しいことでしょうか。
トータス松本キャリアなどに関係なく、やりたい事があるのに、やめる理由がない。燃え尽きたらそれまで。まだまだやりたい事があるから続いているんだと思う。
ジョンB面白いことをしたい。難しいことなのかもしれないけど、バンドとして、昔からそういう姿勢なので、歳をとろうが続けていきたい。
サンコンJr.音楽経験という意味でのキャリアが積み重なるのは自分にとってもバンドにとっても楽しく、面白いことだと思います。じゃないと続けられないんじゃないかな。
──ローリング・ストーンズもサザンオールスターズも、長いキャリアの間には休んでいた時期が含まれています。長く続けるためにはやはり休む必要があるようにも思えますが、ウルフルズの活動休止期間はいまの自分たちにとってどういう意味があったように思われますか。
トータス松本休止期間がなければ、今のメンバー同士のような理想的な関係にはならなかった。けーやんがいないことも含めてそう思う。
ジョンB長くやってると、どうしても歯車があわないときがある。(活動休止期間は)メンバーそれぞれ、ウルフルズへの想いが膨らんだような気がする。ファンのみんなには申し訳なかったのですが…。
サンコンJr.それぞれ一人になっても音楽を続けてたから活動再開があったと思うのですが、オレの場合の「一人でやる音楽体験」は、ドラムというパートのため、必ず「誰かと一緒にやる音楽体験」でした。このとき、それまでウルフルズでやってきたことやアイデアなんかがとても役に立ちました。そして、活動休止中の経験がいまのウルフルズに繋がっていると思っています。
──来年2月から始まる対バン・ツアーについて聞かせてください。最近はたくさんのバンドが一堂に会するフェス形式のライブ・イベントが大流行りですが、バンドが1対1で同じステージに立つ対バン形式のライブにはフェス・ライブとは違う緊張感があるように想像します。このタイミングで、そういう形のツアーをやることにしたのはどういう気持ちからでしょうか。
トータス松本まず、スリーピースで回ったファンクラブツアーをスタッフが観ていて、対バンツアーを思いついたそうです。面白そうなので乗っかりました。
ジョンB今はスリーピースでのバンド感を深めたいので。フェスもそうだけど、「対バン」って緊張感がある。リハーサルの音とか、聞こえてくると、そわそわする感じ。
サンコンJr.そういうライヴもずいぶんとやってなかったので、いまやるのもおもしろいなと。それもこれもオファーを受けてくれたバンドの方々のおかげです。ありがとうございます!
──現時点で発表されている対バン相手の4バンドについて、それぞれとの関わりやバンドの印象、また何か思い出に残るエピソードがありましたら、教えてください。
トータス松本10-FEETのTAKUMAくんとは以前どこかのフェスのバックヤードで話して、お互いのリスペクトを確認した事がある。僕がJ-WAVEのラジオをやっていた頃に「なんだこの感じは!」と興味を持った。関西っぽいユーモアがあり、親近感がわく。
サンボマスターも最初はそのラジオからで、山口くんとはその後いろんなところでお世話になってます。
SHISHAMOは、ギターボーカルの宮崎朝子ちゃんと去年のアラバキのTheピーズ・トリビュートステージで初めて会った。音楽に対するひたむきさがとても良いです。
氣志團はEMI時代のディレクターが同じだったり、仲の良い奥田民生君と同じ事務所だったりと、わりかしずっと近くにいるにもかかわらず、直に仕事をした事がなかった。ウルフルズのMVなのに我々の代わりに氣志團が出演しているものすらあるという、変わった関係だった。やっと今回一緒に演れるのが嬉しい。
サンボマスターも最初はそのラジオからで、山口くんとはその後いろんなところでお世話になってます。
SHISHAMOは、ギターボーカルの宮崎朝子ちゃんと去年のアラバキのTheピーズ・トリビュートステージで初めて会った。音楽に対するひたむきさがとても良いです。
氣志團はEMI時代のディレクターが同じだったり、仲の良い奥田民生君と同じ事務所だったりと、わりかしずっと近くにいるにもかかわらず、直に仕事をした事がなかった。ウルフルズのMVなのに我々の代わりに氣志團が出演しているものすらあるという、変わった関係だった。やっと今回一緒に演れるのが嬉しい。
ジョンBそれぞれ熱いでしょ!サンボは見た目も、何もかも。楽しみ!
サンコンJr.10-FEETは演奏力が高く、勢いのある良いバンドですよね。一緒にできるのが楽しみです。
サンボマスターは我々の活動再開最初のライヴに一緒に出演してくれて、今回も本当にありがとう。どんな感じになってるのか楽しみです。
SHISHAMOはTheピーズのファンというだけでもとても親近感を覚えます。すごく楽しみです。
以前、我々のミュージックビデオに出演してもらったのもあり、毎年の氣志團万博も含めて、なにかと気になる存在。ご一緒できるのが楽しみです。
サンボマスターは我々の活動再開最初のライヴに一緒に出演してくれて、今回も本当にありがとう。どんな感じになってるのか楽しみです。
SHISHAMOはTheピーズのファンというだけでもとても親近感を覚えます。すごく楽しみです。
以前、我々のミュージックビデオに出演してもらったのもあり、毎年の氣志團万博も含めて、なにかと気になる存在。ご一緒できるのが楽しみです。
──ツアー終了後、来年3月以降の予定と、31年目に向けての意気込みを最後に聞かせてください。
ジョンB今はスリーピースの編成が楽しいけど、この先、いろんなアイデアを出しあって、おもしろくしていきたい。お客さんと一緒に楽しみたいので!
サンコンJr.現在レコーディング中なんですが、来年はニューアルバムをリリースします。そして、音楽ファンを増やしまっせ!
──ありがとうございました。
PRESENT
直筆サイン色紙を1名様に!
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