兵庫慎司のとにかく観たやつ全部書く：第12回［7月の巻～後編～］

ここから3日間は、細かく書いていくとキリがないので、その日何を観たかと、総括的なひとことだけ書きます。全部観たアクトも、「途中まで」もしくは「途中から」観たアクトも含む。
MONGOL800→go!go!vanillas→GLIM SPANKY→ROUTE 17 Rock’n Roll ORCHESTRA(feat.仲井戸“CHABO”麗市、甲本ヒロト、奥田民生、トータス松本)→エレファントカシマシ→サカナクション→N.E.R.D→Post Malone→ハナレグミ
せっかくフジなのに邦楽ばっか観過ぎ！ 洋楽、N.E.R.DとPost Maloneだけじゃん！と、自分で思う。

The Birthday→STARCRAWLER→JOY-POPS→マキシマム ザ ホルモン→ユニコーン→SKRILLEX→Kendrick Lamar
ツアーに行けなかったJOY-POPS、ハリーと蘭丸にしびれまくる。そしてKendrick Lamarに度肝を抜かれる。が、夕方頃から台風の雨風がどんどん強くなり、Kendrick Lamarが終わる頃には会場各所のフラッグがブチ折れるんじゃないかってくらいの状態に。この日は夜中まで残るつもりだったが、あまりのつらさに帰る。

THE FEVER 333→Suchmos→HINDS→ANDERSON .PAAK & THE FREE NATIONALS→Jack Johnson→BOB DYLAN & HIS BAND→Dirty Projectors→Vampire Weekend
初めて観た、というか知らないバンドだったけど、ライブカメラマンの岸田哲平（運転免許がない彼をレンタカーに乗せて行って乗せて帰るのが、私の毎年の恒例になっているのです）が撮るというので観てみたらとんでもなくよかったTHE FEVER 333が大収穫。まさに闘争のロック、でもいかついだけじゃなくて笑いも多々ありで。あとは、BOB DYLAN & HIS BANDとDirty Projectors、いずれも初めて観たわけじゃないが、やっぱりすばらしかった。

セプテンバーミーのレコ発ツアーのファイナル、対バンゲストで最初に空想委員会、次にMAGIC OF LiFEが出演、という出順だったのは、メンバーはボーカル＆ギターのドイヒロトとドラムの岸波藍のふたりであるセプテンバーミーのサポート・ギターを、空想委員会の佐々木直也が務めているので、その2バンドが続くとちょっと……という事情だったからだと思います。
この顔ぶれの中だと、どうしたって僕は空想委員会びいきなんだけど、MAGIC OF LiFEとセプテンバーミーも、それぞれグッド・メロディと切実さに満ちた、いいパフォーマンスでした。