イラスト:河井克夫
フラワーカンパニーズ10年ぶり二度目の日本武道館ワンマン、現状の日比谷野音の最後の公演のエレファントカシマシ、RC&忌野清志郎デビュー55周年企画の『オハラ☆ブレイク』など、記録にも記憶にも残るライブが多かった、この半月は。衝撃の発表があった、という意味では、配信で観たエレキコミックの『50』も、そうでした。
9月20日(土)16:30 フラワーカンパニーズ @ 日本武道館
発表から1年、早くこの日が来てほしいような、来てほしくないような、なんとも落ち着かない気持ちで待っていた、フラワーカンパニーズ10年ぶり二度目の日本武道館ワンマン。
すばらしかった、いつもどおりで。一度目を超えていた。ぴあ音楽にレポを書きました。≫ 「今のフラカン」の圧倒的な底力 2度目の日本武道館、最高のお祭り騒ぎ【ライブレポート】
#フラカンの日本武道館Part2 ~超・今が旬~
全国からご来場いただいたみなさま、残念ながら参加できずともそれぞれの場所で想いを届けてくださっていたみなさま、昨夜から素敵な舞台を準備してくれた頼もしいスタッフのみなさん、本当に最高の1日をありがとうございました💐… pic.twitter.com/TXkOiGxVzy
— フラワーカンパニーズ (@FlowerCompanyz) September 20, 2025
9月21日(日) 11:20 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025(5日目) @ 蘇我スポーツ公園
今年から開催時期を、8月の第一週末&第二週末から、9月の第二週末&第三週末に移したROCK IN JAPAN FESTIVALの、最終日。別の仕事等があって開演には間に合わず、観れたのは以下の7アクトでした。
10-FEET→SHISHAMO→マキシマム ザ ホルモン→CUTIE STREET→神はサイコロを振らない→RIP SLYME→DJ和
PARK STAGEのトリ、RIP SLYMEが観たくて最後まで残った。後半の「熱帯夜」でマキシマム ザ ホルモンのナヲが飛び入りして4MCと一緒にダンスした。さらに、ナヲちゃんが去ってからのラストの曲は「One」。今年になってから、RIP SLYMEのフェスでのステージを観たのは、5月に2本と8月に2本、この日で5本目だったが、「One」を聴けたのは初めて。来てよかった!
で、ROCK IN JAPAN FES.の常として、トリを最後まで観たら、当分の間、会場から最寄りの蘇我駅まで大渋滞、駅も大混雑になる。なので会場に残って時間をつぶした方がいい、ということを、以前の経験で知っていたので、クロージング・アクトのDJ和のプレイを、最後まで聴いてから帰った。DJ和のプレイがいいし、それに熱狂する若き参加者のみなさんの姿から「ああ、ほんとに音楽好きなんだなあ」ということが伝わってくるし、とても良い気分で最後の時間を過ごせたのだが。
この日もすばらしいステージで、かつ大ウケで、「これワンマン?」ってぐらいオーディエンスに愛されているのがよくわかったSHISHAMO。この6日後に、2026年6月13・14日の地元川崎でのライブを最後に、活動を終了することを発表するなんて、一切思っていませんでした……。
【ROCK IN JAPAN FES. 2025】
📺 <DAY5ダイジェスト映像公開!◤ 9/21〈DAY5〉◢https://t.co/94by7sqdbc
※一部アーティストのみ
YouTubeのJフェスOFFICIALチャンネルは他にも内容盛りだくさん!
📌出演アーティストの当日コメント動画公開中
📌ライブ映像の特番を11月にお届け▼ROCK IN… pic.twitter.com/odwvssz6E5
— JフェスOFFICIAL|COUNTDOWN JAPAN25/26開催 (@rockinon_fes) September 22, 2025
9月21日(日) 17:00 エレキコミック @ シアターサンモール/Streaming+
エレキコミック第35回発表会『50』、全5公演のうちの最終の回。5公演とも行けないスケジュールだったので、配信で観た。コントは今回も鉄壁のおもしろさだったが、今回さらに、幕間映像を使って、とんでもない発表があった。
この公演の幕間映像のネタはふたつ。ひとつめは、やついいちろうがなくしたAirPodsを、GPSを頼りに探しに行く(でもそのGPSが指している店のおじいさんは、けんもほろろで回収できずに終わった)、というネタ。それはただただ笑って観たが、問題はふたつめである。
最近、今立進の様子がおかしい。もしかしたら離婚したのではないか、と思われるフシがある。と、やつい&スタッフたちが疑い、「ここがおかしい」などと話し合った末に、直接本人に問うたところ。なんと、認めたのである。2024年の3月に離婚したが、この日までの1年半、黙っていたというのだ。
なんと。びっくり。というのも、2016年の今立の結婚は、エレキコミックのライブの幕間映像で「やついいちろうが今立に『プロポーズしろ』とミッションを課す→今立が彼女と食事に行ってプロポーズするところを、別室のやついと片桐仁がモニターで観る→プロポーズしてOKをもらう」までが上映されたのが第一フェーズで、第二フェーズとして、その年の12月28日の『エレ片in両国国技館』で、お客さんたちの前で、披露宴を行ったのである。つまり、はじまりからライブのネタになって、終わりもネタになった、ということだ、結果として。
そういえば、『エレ片in両国国技館』を控えたタイミングでのインタビューで、やついいちろうは、「離婚してほしいと思ってます。そしたらもう1回ライブでネタにできるので」と言っていた。こちらです。
≫ エレ片10周年&今立、電撃結婚おめでとう! 国技館ライブを熱弁
まさか、9年後に、本当にそうなるとは……とにかく、今立さんの、今後の心と生活の安定を祈ります。くらいしか、言えません。
エレキコミック第35回発表会「50」
無事全公演終了しました!!!
観に来てくれた皆さんありがとうございます!
観に来れなかった皆さんは是非配信で!!
とりあえず無事怪我なく終われて良かったです!またやります!!その際も是非来てね!https://t.co/A4nnjSpdwz pic.twitter.com/u9LwDnLU1k— やついいちろう (@Yatsuiichiro) September 21, 2025
9月23日(火・祝)11:30 プロレスリング・ノア @ 後楽園ホール
『N-1 VITCTORY 2025』の優勝決定戦、マサ北宮×ジャック・モリスがこの日のメインイベントだったが、それ以外も盛りだくさんだった。
・高橋ヒロム、AMAKUSAと組んでタッグマッチで出場。AMAKUSAがフォール負けしたが、ヒロムの今シーズンのノア無敗は守られる。
・8人タッグに出場した藤田和之の試合が終わったところで、突然鈴木みのるが現れて藤田に対戦を要求、10・11両国国技館でシングルマッチを行うことが決まる。
・TEAM 2000 Xのヨシ・タツとダガが仲間割れして、その場で急遽シングルマッチが行われる→32秒でヨシ・タツが負ける→というわけでダガはTEAM 2000 Xを離脱。
などなど。しかも。その藤田和之と同じチームで8人タッグに出て、谷口周平をラリアットで沈めて3カウントをとった潮崎豪は、この1週間後に、「突然」としか言いようのない感じで、ノアを退団した。
なので、結果的に、彼の、ノアにおける最後の試合を観たことになったが、うーん、うれしくないような、うれしいような。行ってよかった、観れてよかった、という気持ちはありますが。
解説席から村山さんが優勝トロフィーを北宮に授与!
▼9.23後楽園ホール大会 #ABEMA で無料生配信中!https://t.co/RyosYC6rOF#noah_ghc #n12025 pic.twitter.com/Alq05kGnqK
— プロレスリング・ノア |PRO WRESTLING NOAH (@noah_ghc) September 23, 2025
9月23日(火・祝)18:00 ウルフルズ @ 昭和女子大学人見記念講堂
全国ツアー『ツーツーウラウラツー シーズン2』の初日。このDI:GA ONLINEに、レポを書きました。≫ ウルフルズの『ツーツーウラウラツー シーズン2』、初日からいきなり波乱万丈
\初日終了!/
9/23(火・祝)「#ウルフルズ ライブツアー2025-2026 ツーツーウラウラツー シーズン2」東京公演、無事に終了いたしました👏✨
お越しいただいた皆様、ありがとウございました!!!
感想は<#ツーツーウラウラツーシーズン2>まで!ネタバレなしでお願いします🙇♀️https://t.co/sw4Du9dTfa pic.twitter.com/85mSMX9knB— ウルフルズ (@ulfuls_official) September 23, 2025
9月27日(土)11:40 『オハラ☆ブレイク』 @ 猪苗代湖畔 天神浜
『ARABAKI ROCK FEST.』でおなじみの東北エリアのイベンターGIPの「大人の文化祭」がテーマのフェス『オハラ☆ブレイク』、10周年を迎えた今年は、RCサクセションと忌野清志郎のデビュー55年を祝って、『オハラ☆ブレイク’25 A GO GO 愛し合ってるかい』というタイトルで開催。
ゲスト・ボーカルが次々に登場して、RCもしくは清志郎の曲をやる、というスペシャル・バンドが、昼に1組、夜に1組出演。夜の方のバンマスは仲井戸麗市で、メンバーに梅津和時もいる。で、それ以外のアクトも全組、RCもしくは清志郎の曲を1曲カバーする、という趣向である。
楽しくないわけないし、感動しないわけないだろ、こんなの。と言いたくなるが、まさにそのとおりの、いや、それ以上の体験だった。
オフィシャルのレポを、SPICEに書いて納品済みです。アップされたら貼ります。終演後の、テントを張って泊まる人たちのための、いわゆる「CAMPERS ONLY」のアクトまで、すべて観て書くために、自分もソロキャンプしました。
🎸 #オハラブレイク25 🌟
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「オハラ☆ブレイク’25 A GO GO 愛し合ってるかい」開催終了!
今年もご来場ありがとうございました!
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オハラ☆ブレイク’25 A GO GO 愛し合ってるかい日程:2025年 9月27日(土)… pic.twitter.com/MxImWGwEn8
— オハラ☆ブレイク'25 A GO GO 愛し合ってるかい (@oharabreak) September 29, 2025
9月28日(日) 17:00 エレファントカシマシ @ 日比谷野外大音楽堂
本当に、この日の公演を最後に、再整備工事のためクローズする日比谷野音、そのステージに上がったのはエレファントカシマシ。アンコールのMCで、宮本浩次が「誰かが『エレカシで野音、最後』って言ってくれて、俺たちはなんて幸せなバンドだろう」と言っていたので、オファーされて、それを受けたわけですね。
日比谷野音の歴史などを考えると、確かにそのオファー、最良の選択だと思うし、それをエレファントカシマシが引き受けてくれてよかった、とも思う。エレファントカシマシが初めてここでワンマンをやったのは、1990年9月29日、この日で41回目。
「『序曲』夢のちまた」で始まり、「待つ男」で終わった27曲、2時間35分くらいのライブ。その2曲もそうだが、「太陽ギラギラ」「東京の空」「月の夜」「星の降るような夜に」「男は行く」などなど、「エレカシの野音」ならではの(と僕が思っている)曲が多数の、(自分にとって)なんとも感慨深いセットリスト。「おまえの夢を見た(ふられた男)」「ひまつぶし人生」や「なぜだか、俺は祷ってゐた。」あたりが聴けたのも、うれしかった。
なお、この日はサポート・ギター、なし。4人で始まった1曲目の途中で、エレカシの野音と言えばこの人、キーボードの細海魚が加わる。本編ラストの「ファイティングマン」と、アンコールの最後の「待つ男」も、4人だけで演奏された。というのも、とても良かった。
エレファントカシマシ 「〜日比谷野音 The Final〜 俺たちの野音」終演いたしました。
記念すべき日比谷野音の最後の日、エレファントカシマシにしか成し得ない圧巻のステージで、まさに歴史の1ページを刻み込みました。ありがとうございました!#エレファントカシマシhttps://t.co/tuKJkIzLu0 pic.twitter.com/1NI5YOcAi4— エレファントカシマシ (@elekashi_ofcl) September 29, 2025





