そんな気概が伝わって来る、月に吠える。のロック・ミュージック。
その音を鳴らすロックな男たちの首謀者の名前は大森南朋(Vo,Gt)と塚本史朗(Gt)。
聞けば、初めて観に行ったライブが「The Street Sliders」(大森)、「エアロスミス」(塚本)という。
大人になってから結成したこのバンドが、本気で音楽と向き合っている。
ならば、その音楽のルーツや二人のあれこれをもっと知りたいと思った。
大森さんと塚本さん、酒を嗜みながら交わすいつもの会話を、手紙に託した文通がスタートです。
月に吠える。大森南朋(Vo,Gt) 塚本史朗(Gt)の「聴き捨てならない歌がある」第4回
謹啓 大森南朋様。
事多き師走の候、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。
早いもので、もう一ヶ月が経とうとしますが、
新宿BLAZEでのワンマンライブ、お疲れ様でした!
私はと言いますと、世間にまみれてアタフタしがちになりながらも
冬の陽だまりにて、国語辞典を片手に先日頂いた文を再読しております。
ある種、文豪が書かれたようなその文章と表現に圧倒されながらも、
心にズシンと響くその言葉の憶測を、稚拙ではありますが、自分なりに探求して、
そして体現していく所存でございます。
改めて、今後ともよろしくお願いいたします!
南朋さん、
またしても中学時代の話ですが、
『お前ブルーハーツが好きやったら、これ聴いてんやい』
と先輩に聴かせてもらったTHE COLLECTORS。
先月発売のリマスターされたアルバムを聴いて、
その初期衝動を思い出しました。
それは、色褪せることなく、今の自分に突き刺ささるわけであります。
叩かなければ 扉だって開きはしないさ
とざされたままさ そこで見ているだけじゃ
叫ばなければ 聞こえはしないし
歌わなければ 振り向いてもくれないさ
THE COLLECTORS
で
アーリー・イン・ザ・モーニング
聴いてくださいぃ
ペンフレンドより
THE COLLECTORS オフィシャルYouTubeチャンネル
──次回は更新は来年1月頃の予定です