6月29日、東京・ZEPP TOKYO公演で幕開けし、8月1日、大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDE公演まで5都市18公演を行なったライヴハウスツアー<HYDE LIVE 2018>で本格的にソロ活動を再スタートさせ、圧倒的な世界観で妖しく凶暴なHYDEワールドを音楽シーンに見せつけた。8月に入って以降は、各地の夏フェスにも降臨。8月1日には、「WHO’S GONNA SAVE US」に続くニューシングル「AFTER LIGHT」(C/W には中島美嘉への提供楽曲「KISS OF DEATH」のセルフカヴァーを収録)をリリースし、続けて8月10日にはアメリカのシネマティック・ロック・バンド、STARSETが彼らの代表曲にHYDEのヴォーカルをフィーチャーした「Monster feat. HYDE」をSpotify、Apple Musicなどを通して配信リリース。ツアー後も各方面でHYDEワールドが拡散し続けていくなか、早くも今秋<HYDE LIVE 2018>の追加公演を開催することが決定した。9月1日、東京・ZEPP TOKYOから10月14日、福岡・BARK UPまで、東京8公演、名古屋2公演、福岡4公演の計14公演を行なうこちらの追加公演では、東京8公演にHYDEをフィーチャーした楽曲をリリースしたSTARSETが初来日を果たし、サポート・アクトをつとめる。さらに、9月8日は大阪公演に続いて東京でも恒例の“BEAUTY & THE BEAST”を開催する。そこで、現在も精力的にソロ活動を展開しているHYDEに、再スタートしたソロについて、さらには追加公演に向けての意気込み、サポート・アクトのSTARSETについてなどメールインタビューを試みた。そして、追加公演後も10月26日から28日にかけて、千葉・幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールにて毎年恒例の日本最大級のハロウィン・ライヴイベント<HALLOWEEN PARTY 2018>を、今年はHYDE主宰で行なうなど、年内はHYDEワールドが猛威をふるい続けそうだ。
僕はただ売れたい訳ではないので、いつも挑戦していく
──HYDE名義のソロツアー<HYDE LIVE 2018>は本当に久々だった訳ですけれども。やってみての手応えはどう感じてらっしゃいますか?
思いの外早く到達点に達したんで、さらにそれを更新し続けている状況です。その地点からしか見えないものがあるので、新しい発見が続いてます。
──その回答を聞く限り、各会場でのオーディエンスも期待以上の盛り上がりを見せてくれているということですか?
とっても最高な状況だよ!みんなが喜んでくれるから毎ステージこっちも全力でいけるんだ。
──今回のツアーは、ちょっとネタバレになっちゃいますけど「WHO’S GONNA SAVE US」と「AFTER LIGHT」のMVの世界観を散りばめたような、退廃的な近未来都市NEO TOKYOを形にしたようなステージセットがとにかく圧巻でしたね。
なんとかうまくまとまったと思う。今回のステージはとても自信作です。
──あの空間を作るにあたって、今回HYDEさんがこだわった部分はどんなところだったんでしょうか。
近未来的な雰囲気もいろいろあると思うんだけど、今回は路地裏風で危険な事件の匂いがするような雰囲気ですね。セットだけではなく、マスクのメンバーも演出効果が大きいので、彼らも雰囲気を盛り上げてくれていて。こういうステージは、いままでありそうでなかったのではないかな?
──そうですね。近未来感がありながら、かなりデンジャラスで闇感が漂ってましたからね。
じつはあのステージには、まだ(新しい)アルバムは出てない状況なんですけど、その序章的な雰囲気もあります。
──なるほど!だから、まだ未発売の新曲を次々とパフォーマンスしていっても、あのセットにはまっていたんですね。先にリリースしたソロ再始動第1弾シングル「WHO’GONNA SAVE US」、第2弾シングル「AFTER LIGHT」はライヴでパフォーマンスしてみて、オーディエンスの反響はいかがでしたか?
どちらもライヴ映えする曲ですね。「WHO’S GONNA SAVE US」はみんなで歌ったり、感情的な部分で盛り上がる曲で、「AFTER LIGHT」はこれからライヴの主力になる曲ですね。どちらもみんな大好きだと思います。
──今回、HYDE名義で久々に再始動したツアーを、新曲もりもりで最新鋭のHYDEで挑むというのは、HYDEさんのなかでもかなりの挑戦だったのではないでしょうか。
僕はただ売れたい訳ではないので、いつも挑戦していく。そこには不安もあります。でも、今回はツアーが始まったら、これまでのようにみんなが盛り上がってくれたので、また僕は自信がついてしまいました。