取材・文/田中 サユカ
待望のファーストアルバム『COALAMODE.』のリリースや、初の全国ツアー、夏フェスやイベントの出演など、非常に充実した2017年上半期を終えようとしているコアラモード.。そんな引く手数多な二人が秋に贈ろうとしているのは、コアラモード.サウンドの故郷である横浜で盛大に開かれるお祭りワンマン「We Are Coalamode.!!2017~ソーレ♪ソレソレ秋祭り~」だった!
止まることなく走り続けてきたコアラモード.が今、生まれ育った場所へ向けてどんな思いをステージに込めるのだろうか。10月25日にリリースされる衝撃のニューシングル『大旋風』と合わせて話を伺った。
──ファーストアルバム『COALAMODE.』をリリースされてから、本当に目まぐるしく毎日が過ぎていったと思いますが、まずは初の全国ツアー「THIS IS COALAMODE. !! 2017~春らんらんツアー~」を終えての感想はいかがですか?
今までで一番長いライブ本数だったけど、最終日はホールでバイオリンの方に入っていただいたりもして、一つ一つのライブが充実した内容でしたね。コアラモード.も3年目に突入して“新人”というエリアを脱却して、お客さんとの関係性もより深まっていった。このアルバムリリースとツアーが本当に僕らにとっての一番大きな“節目”だったなあ、と改めて思いますね。
今まではコアラモード.の ほんわかしたところが前に出ていたライブをしていたんですけど、今回のアルバム『COALAMODE.』のツアーは「カッコいいところもお見せできたらいいな!」ということで、結構エモーショナルな曲などをとおして、サポートバンドの皆さんともより息の合ったステージが出来たんじゃないかな。私達自身も、ライブを終えた後に「ライブがより楽しくなったね!」って話をしましたね。
うん、そうですね。
今回のツアーでは、パフォーマンスをする上でも成長できたなってすごく感じていますね。(サポートのメンバーは)インディーズの頃から変わっていませんしね。
そう、ドラムの橋谷田さんとベースの三浦さんは「七色シンフォニー」より前からずっとお世話になっていたし、ギターの後藤さんはキンモクセイのメンバーさんでもいらっしゃる。皆さんとのおつきあいは本当に長いんですけど、これだけの曲数、本数を回るのが初めてのことだったしね。
本当に仲が深まって、打ち上げキャンプに行きましたね。橋谷田さんが、すごくキャンプが大好きなんです(笑)
──打ち上げの宴会ではなく、キャンプ?
そうです(笑)。でも、皆さん(打ち上げでキャンプをするのは)初めてだって言っていましたね。
楽器も持って行ったので、夜はキャンプファイヤーを囲みながら楽器を演奏しました。
──それは何とも豪華な夜ですね。何を歌われたのだろうか…
何を歌ったかな…「流れ星」と言う曲とか…
「星空の下で」と言う曲とかね。星は出ていたかは忘れたけど(笑)
──お二人は、ツアーの後にもフェスやイベントにも多数出演されましたね。
そうですね。PEANUTS CAMPや、これからイナズマロックフェスにも出ますし…楽しいですよね、自然の中で!自分たちが演奏するのも楽しいですけど、人の演奏を自然の中で観られるのが気持ちイイ!
自分の感覚がオープンな状態で、ノーマークな音楽が自然と耳に触れた時の感動がフェスの醍醐味かなって僕は思います。だから、コアラモード.もそんな風に知ってくださる方がいたらいいなって思って、毎回フェスは楽しく参加させてもらっていますね。
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