東宝芸能所属のアイドルグループ「PiXMiX」が2022年10月22日に新宿ReNY(東京都新宿区)で結成5周年を記念したライブ「PiXMiX 5th Anniversary LIVE」を開催する。本番に向けてリハーサル真っ最中の4人に、節目のライブの見どころ、新グッズ、さらにライブ直前にリリースした2枚目のアルバム「まだ、旅の途中。隣には君がいる。」に込めた思いなどを聞いた。
──新体制で初めてのライブまであとわずかですね。リハーサルは順調ですか。
⼤⾕美咲はい。ダンスなど動きの確認は2週間ぐらい前から少しずつしていたのですが、今日は初めて通しでリハーサルをして、本番の流れを確認しました。今日は10時間くらいリハーサルをしたのですが、ライブをするのがすごい楽しみなので、めちゃくちゃテンションが高いです。
──ライブは結成5周年の節目でもあります。どのようなものになりそうですか。
武内愛莉今回のライブは、これまでのライブの中で一番衣装チェンジが多いです。
桐島⼗和⼦ライブの前に2枚目のアルバムをリリースするのですが、そのアルバムの曲を中心に披露するコーナーもあります。アルバムには4人体制になって、歌い直した過去の曲も入っているので楽しみにしてほしいです。
和泉芳怜衣装と曲を合わせた演出もあるよね。
武内この曲を歌うときは、絶対この衣装を着たい!という衣装があって、それは4人の意見が一致しました。
桐島最初にお披露目したのは、3年ぐらい前で、今回のライブで着るのは1年ぶりくらいかな?
武内和っぽい衣装って言えば、「あっ!」って思ってくれるファンの人もいるかな。とても気に入っている衣装なので、着るのが楽しみです。
──ライブでは、初お披露目されるものも多いと聞きました。
武内そうなんです。衣装チェンジをする中には、新しい衣装もあるんです。わたしはパンツ担当だったのですが、念願のふわっとしたスカートの衣装なので、「やっと、パニエが入ってる!」って思いました。色は、私たちのイメージカラーの「青」が基調になっています。
桐島肩が開いたデザインになっていたり、後はお腹も出ているよね。
⼤⾕出しても大丈夫なように、腹筋をきたえないとね(笑)。
──元気いっぱいに歌って自己紹介する「ピクミクパーティー!」も5周年バージョンになるなど、楽しみがいっぱいあります。2枚目のアルバム「まだ、旅の途中。隣には君がいる。」に収録した「今宵、この指とまれ!」も初お披露目されますね。
⼤⾕「意味のない日本語を並べて」とスタッフさんのリクエストを受け、私が歌詞を書きました。「はないちもんめ」だったり、昔の遊びをテーマに想像を膨らませていきました。
桐島間奏の部分では、激しいダンスを見せるので、ファンの人も負けずに動いてほしいです。
武内個人的にはサビの振り付けが、一番アイドルっぽいと感じています。手で車輪を表現して、汽車になっています。そのかわいらしい振り付けから、間奏で振り切る私たちを見てほしいよね。
和泉動きで遊びを表現したいです。
──ライブの度に、新しいグッズも登場しますが、今回は5周年ということで特別なグッズもあるんですよね。
武内はい。私は小さいときから、絵を描くのが好きなので、今回初めてTシャツとマフラータオルのデザインを任せていただきました。Tシャツは、普段も着られるようにしたいと色はネイビーを選んで。バックにプリントされたイラストは私の描き下ろしです。テスト期間中だったので、学校でも描いていました。
──4人の後ろ姿がデザインされていますが、これは2枚目のアルバムの衣装でしょうか。
武内そうです。アルバムに封入されるブックレットの撮影のため、千葉県に行っていたのですが、そこで撮影した様子をイメージして描いていきました。絵と一緒に、ファーストシングル「その先へ」で2019年にデビューした時の、キャッチフレーズ「未完成のパーフェクトガールズ」と、最新アルバムのタイトルを英語にした文字も入れています。
⼤⾕あ。本当だ。すごいじゃん。
──始まりから、今へと続く思いを描かれたんですね。4人の特徴を出していくのは、難しい作業でしたね。
武内はい。えんぴつで下描きをしていったのですが、描いては消してを繰り返していました。一番難しかったのは、美咲です。お洋服のデザインが複雑だったので、何回も直しました。
⼤⾕ごめん、ごめん(笑)。
武内5周年ライブでは、私たちもTシャツを着るシーンがあるので、一緒に来てライブを観てくれたらうれしいです。いつかはお洋服のデザインもできたらなって思っています。
──2枚目のアルバムは、収録する11曲のうち、7曲の作詞を大谷さんが手がけられており、そこからも「成長」を感じます。
大谷ありがとうございます。ここ数年は私が歌詞を書かせていただく機会が増えました。それは、PiXMiXのメンバーだから感じることを、自分の言葉で届けたいと思ったことがきっかけでした。歌詞を書くときは、いつも私たちがずっと夢として持っている日本武道館で歌う自分たちの姿を想像しています。ライブをするたびに、3人のパフォーマンスが向上していて、私の想像を超えてくる。同じメンバーだけど、隣にいる私自身が一番感動しているかもしれません。
──昨年は牧浦乙葵さん、今年は5月に響野こひめさんがグループを卒業しました。アルバムには、大谷さんが新体制になったPiXMiXの決意を歌詞に込めた楽曲も収録されています。
大谷「ノンフィクション」は4人体制のスタートダッシュへの思いを込めました。私たちがメジャーデビューしたときのキャッチコピー「未完成のパーフェクトガールズ」にある「未完成」というワードは絶対入れようと考えて、考えて。1カ月半くらいかかって、歌詞が完成しました。私たちは、まだ旅の途中で、人生は先へと続いていく。「アンビバレンス」には、くじけそうになっても乗り越えていく。未来への思いも込めています。
──乗り越えていくという強い思いは、「ノンフィクション」の振り付けからも感じます。
大谷5年目を迎えるにあたって、これまで色んな人と出会い、別れてきたと感じます。3人じゃなければ乗り越えることが出来なかったなと思うこともいっぱいあって。私たち4人はPiXMiXとして活動をしていますが、それぞれ女優さんや歌手など、夢は違います。曲の終盤に「これが僕と証明しよう」という歌詞を書いたのですが、「証明」という言葉には、10年、20年後に、自分たちが戻ることができる居場所がPiXMiXなんだという思いを込めました。それぞれが夢を叶えた未来に、また集まれる場所。それがPiXMiXなんです。
武内メジャーデビューチャレンジとか、乗り越えて来たと思うものはいっぱいあるよね。