Text/永堀アツオ
編集部:安藤裕子さん、最近ときめいたものを教えてください!
いま、台湾に行きたいと思ってるので、中国語にハマってますね。
どうして台湾なんですか?
来年いっぱい地方に行きたいと思ったのも(※注)、もう1回、自分が唄い手として、心を入れ替えたいって思ったからなんですね。歌唄いって結局は旅芸人で、歌を届けに行かないと届かないから。自分から赴いて人前で歌うっていうことを考えたときに、デビュー前に1回、台湾のアイドルにされかけたことがあって。
当時の事務所に言われて、台湾から日本人アイドルグループ“Sunday Girls”を発信するオーディションプロジェクトに参加してましたよね。
1ヶ月くらい台湾にいたんですけど、それはもう死ぬような思いをして、『お腹が痛い』って言って、台湾から帰ってきて(笑)。
あははははは。でも、良かったです。アイドルになっていたら、シンガーソングライターの安藤裕子は誕生してませんから。
その時に、プロデューサーが別れ際に小さい翡翠のペンダントをくれて。台湾に行く前から生まれた日とか時間とか、場所とか、すごい細かく資料を書かされたんですね。先に占っていたみたいで、<あなたは絶対にまた台湾に帰ってきて仕事をするって出てるから、絶対に帰ってくるのよ>って言われたんですよ。その時に、ちゃんと頑張って、仕事で帰ってこないといけないなって思ったんですよね。だから、自分が今、歌うたいとして、もう道がないかなって悩んだりもしたんだけど、もう1回、歌おうと思ったときに、当時のスタッフがどういう風に暮らしているかはしらないけど、ちゃんと台湾でライブをして、台湾に帰ってきて仕事をしてるなっていう風に報告できたらいいなと思うし、曲がりなりにも台湾のテレビに何回か出させてもらったことがあるのに、日本語しか喋れないで行くのは嫌なんですよ。行くのであれば、1曲は中国語で歌いたいし、<また戻って来れて嬉しい>っていうことも中国語で伝えたいなって思って。そんな時に<ハローチャイニーズ>っていうアプリに出会って。いま、一押しです。台湾でのライブは全く予定がないけど(笑)、勝手に中国語のアプリを入れて勉強してます!
台湾の不思議な占いの導きで、安藤さんは再び台湾に向かうのでしょうか?もし先の話になったとしても、中国語の勉強楽しそうです♪
安藤さん、ありがとうございました!
(※注)下記インタビューで安藤さんは、「(2018年は)できれば自分でも興業を打ちつつ、他にもどこかでやってるイベントを探して地方に訪ねていく時間を増やしたいなって思ってますね」と語っている。
■安藤裕子/2017.8.9 Three Man Live ~安藤裕子×峯田和伸×LEO今井~ -Special Digest-