寺岡呼人がふるさとのエピソードを語る!

スペシャル | 2017.12.12 18:00

寺岡呼人

寺岡呼人のふるさとの思い出

イケコ
編集部:ふるさとと言った時に、思い浮かぶ風景はどんなものですか?

出身は広島県福山市なんですが、学校を卒業してから、海外も含めて、いろんな海を見てきましたけど、久々に福山に帰って、瀬戸内海を眺めた時に、川かって思うぐらい、海っぽくなかったんですよ(笑)。対岸か島が見えて、入り江みたいになっている。でも逆に言うと、そこにしかない景色なのかなと思います。実家から自転車でちょっと行ったところに川があって、河口までもすぐなので、よく行ってたんですが、夕陽が瀬戸内海に沈んでいく景色が京都の庭園みたいなんですよ。凪ぎになると、波がほとんどなくなるので、お寺の砂があって、木があって、という箱庭っぽい感じに似ている。ちっちゃい頃は当たり前のように見ていたその景色が自分の原風景なのかもしれないなって思いますね。

編集部:一般的に、育った風土とミュージシャンの音楽性とは関係性があると言われますが、何か自覚するところはありますか?

生まれが岡山県岡山市で、5歳までいたので、どっちかっていうとそこで見た風景のほうが、音楽に影響を与えているかもしれないですね。岡山の津山という盆地で、海もないんですけど、いわゆる昭和高度成長期の新興団地で、裏山は工事中で、その裏山を越えて降りると、川があったりして。『スタンド・バイ・ミー』の世界じゃないですけど、冒険心をそそられる地形だったんですよ。団地もあれば、クワガタやカブトムシのいる山もあれば、工事現場もあれば、護岸工事もされていない川もあって、魚もいっぱい捕れる。そういう環境が自分の好奇心や冒険心を育んだところはあるかもしれないなと思います。

編集部:いずれはふるさとに帰りたい、みたいな意識は?

特にないですね。ただ、震災のあと、1週間ほど、実家に帰っていた時期があったんですよ。東京に出て以来、そんなに長期間、実家にいることがなかったので、1週間くらいいると、住みやすいな、居心地がいいなと初めて感じました。帰りたいというほどではないですけど(笑)。

イケコ
編集部:福山市や岡山のエピソードを情景豊かに語ってくださった寺岡さん。
お話を伺いながら景色が目の前に広がってくるような感覚になりました。
寺岡さん、ありがとうございました!

 

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