
──DI:GA ONLINEが今年10周年を迎えました。コラボ企画として、アーティストのみなさんに、10年前のことを振り返っていただいています。
田中啓史
田中啓史その頃は僕、TGMXさんと『TWIN SONGS』っていう弾き語りのツアーをよくやっていた時期で。Riddim Saunterが終わってすぐに、僕はソロをやる、ってなって。その当時、弾き語りでライブをやっている人、今より全然少なかったし、TGMXさんも僕もやり始めだったんですけど。弾き語りに慣れてる人とやるんじゃなくて、ふたりで行ってみよう、みたいな盛り上がりがあって、手探りで始めたのが2012年ぐらいで、毎年のようにやっていたんですけど。その経験が、すごい、今も生きてます。弾き語りをやるっていうのは、Riddim Saunterの時には、考えられなかったことなので。ギターを弾きながら歌うっていうことが、合わないと思ってたんです。
TGMXギター弾いてないからね、そもそも。
田中啓史弾けなかった。でも、弾けない人間が「弾き語りは合わない」とか言ってることに、違和感をめっちゃ感じた時期があって。やってみようと思って、やり始めて、慣れた頃ですね、2016年は。やっと楽しくなってきた時期。
TGMX
TGMX俺も同じで、啓史と一緒に回ってたんですけど。カフェをツアーするっていうことを、僕はやったことがなかったから。カフェって音を作るの難しいし、そういう意味でも挑戦だったっすけどね。で、FRONTIER BACKYARDは、ちょうどギターが抜けた年だったかな。10年やって、ギターが抜けてしまい、新体制に入っていく、という時期ですかね。でも、10年前つっても、つい最近の感じがしているので。20年前だと、だいぶ前な感じしますけど。10年前と今は、あんまり変わってないかもしんないです。いちばんでかいのは、東日本大震災の前と後っていうのが、やっぱり。たぶん、みなさんそうだと思うんですけど。前と後での考え方の違いっていうのは、音楽だけじゃなくて、いろんなところで出るじゃないですか。そこがでかいですね。だから、10年前は、今とあんまり変わってないという結論です。
古川太一
古川僕は、子供が生まれたのが11年前なので、1歳になったぐらいかな。それがとても大きいですね。そこで、生活もどんどん変わっていって。音楽とかの、自分の心の変化は、田上さんが言ってたように、震災以前と以降で、全然違うと思います。そこは大きな変化ですけど、10年前と今で言うと、音楽的なことは、あんまり変わっていなくて。それよりも、生活における、子供がいるっていうのは、すごいでかくて。だから、自分的には、充実した10年を過ごさせていただきました。人生変わりましたね。そこが大きな違いです。
──大変でもあるし、良くもあるし。
古川いや、良いことしかないですね。大変なことも良いかな、っていう。なんか全然、イヤなことが何もなくなったっすね。「やらねば!」と思って、すべてを。無理とかは言ってらんないな、もうすべてフルOKで、全力です。
佐藤寛
佐藤たまたまなんですけど、うちも同じ年に子供が生まれて。KONCOSでいろんなところをツアーしたりしてたんですけど、お互いに同じタイミングで生まれたのは、ちょうどよくて。お互い「ああ、わかるわかる」みたいな。子育てで、生活の時間が早い時間になっていっても、ふたりともそうだから、バンドの活動をそれに合わせやすいとか。それはかなり助かったな。
古川確かにそうだね。不思議なもんで。
佐藤音楽的なことで言うと、Riddim Saunterではコーラスしかやってなかったんですけど、KONCOSになってから、ちゃんと歌うというか、メインっぽく歌うようになったんで。2016年ぐらいだと、それがだいぶ大丈夫になった頃ですかね。最初は人前で歌うのがすごいイヤで、ライブの前にお腹痛くなったりして。
古川それまでカフェでライブをやっていたのが、ライブハウスでメインで活動するようになった時期だね。
佐藤そう。それくらいから、声もいっぱい出るようになった気がします。

編集部:みなさんそれぞれが歩んできた10年が、今の活動にしっかりと結びついていることを感じる素敵なお話でした!7月4日開催の『Never Ending Homies』を楽しみにしております!






