編集部:DracoVirgoのみなさん、初めて観に行ったライヴのエピソードを教えてください!
MAAKIII「アンチノブナガ」
MAAKIII私はアンチノブナガですね。沖縄のコザにある老舗のライヴハウス「7th Heaven Koza」というところで観ました。サーカスは観たことがありましたけど、音楽のライヴというものはまったく観たことがなくて。TVのなかのものだと思ってたんですよ。バンドのバの字も知らない私が、バンドに入るという人生設計は自分のなかにはなかったので、初めて彼らを観たときは、バンドで、しかもメタル?ラウド?えーっみたいな感じで。しょっぱなから凄いのを観ちゃったんで、その日は眠れなかったですよ。『となりのトトロ』でメイとサツキが「夢だけど、夢じゃなかった!!!」っていってるような感じで、近くの小学校のグラウンドを走り回りたい気分でしたね。とりあえず、まっすぐに家に帰れなくて、近くを散歩して帰りました。進路とかいろいろあったなかで、私は親になんていえばいいんだろう、そもそもあのなかにどう私が入るんだって思いながら。でも、どうなるか分かんないけどいっちゃえって、飛び込みましたけどね(笑)。
mACKAz「Sads」
mACKAz初めて観たライヴはSASSYと同じ。Sadsですね。黒夢が好きだったんですよ。でも活休しちゃって。その頃はSadsをやってて。当時、僕はドラマの『I.W.G.P. 池袋ウエストゲートパーク』が大好きで。DVDは全巻揃ってます。その主題歌をSadsがやってて。その曲もすごい好きでした。ライヴでは、ただただ清春さんがめっちゃカッコよかったです。ホンモノの、あの清春を間近で観て、ホンモノの歌を生で聞けたという衝撃はすごいありましたね。いないですからね。清春さん以外に。清春さんが好きなんだろうなっていうのを感じるヴォーカルの人は、後々たくさん出てきましたけど。あの声と歌い方ができる人は清春さん以外にはいないので。そこは黒夢の頃から、歌もそうですけど、メロディーもすごい好きでした。その後、人時さんとは対バンもできて。そういう意味では、音楽続けててよかったなって思いますね。当時憧れてた人と一緒にステージに立てたりするんですから。この先、清春さんと一緒に立てる機会があったら?…震えちゃうでしょうね(笑)。ロックスターですから。
SASSY「Sads」
SASSY楽器をやる前、中2の頃に観にいきました。沖縄市民会館で観ましたね。黒夢を同級生がすごい聴いてて。そこでハマって。黒夢が活動休止したあと、当時はSadsになってたんですよね。初めてのライヴだったんで、衝撃でしたね。ずっと耳鳴りが止まらなくて。沖縄にも本土からファンの方がいっぱい駆けつけて来てたんですよ。そういう熱狂的なファンの方を目の当たりにしたのも初めてだったので。本当に、会場のなかは謎の光景でしたね。こういう世界が世の中にはあるんだなって、未知との遭遇でした。帰りにリストバンドだけは買って帰りましたね。思い出になにか欲しいなと思って。会場はスタンディングだったんですけど、みんな前にガーッと押し寄せてたんで、後ろで観てたんですけど。そうしたらギターのピックが飛んできて、俺がキャッチしたのにその5秒ぐらい後に女の人がパッと手を出してきて。「ジャンケンしよう?」っていってきて。「怖〜っ」て思いながらやって、ジャンケンは俺が勝ったんですけど(笑)。それぐらいファンの圧が凄かったです。いまもそのピックは実家にあります(笑)。あと、そのときのライヴの現場でマニピュレーターをやってた人と仕事をしたときは「ここでつながった!」と感動しました。長く続けてるとこういうこともあるんですよね。
編集部:同じ場所で同じものを見た二人と、その二人のバンドを見たMAAKIIIさん。
どれも忘れられない衝撃を受けたことが良くわかるエピソードでした。
DracoVirgoのみなさん、ありがとうございました!
どれも忘れられない衝撃を受けたことが良くわかるエピソードでした。
DracoVirgoのみなさん、ありがとうございました!