先日、待望の最新アルバム「天声ジングル」を4月27日に発売することを発表した相対性理論。2015年3月22日に開催された相対性理論×Jeff Millsによるライブ『回折III』以来、じつに1年4ヶ月振りとなるライブは、相対性理論史上初となる武道館公演。
この公演を記念して、2008年6月13日に行われた相対性理論第一回目の自主企画ライブ『実践I』から長年に渡り相対性理論の全ての自主企画ライブの制作を共にしているイベンター・DUM-DUM LLPの野村幸宏氏がコメントを寄せている。
●相対性理論のライヴシリーズを最初期から目撃してきたDUM-DUMスタッフより「相対性理論 presents『八角形』」に寄せて!!!!!!!
相対性理論 presents『八角形』が’新しい音楽体験’である理由。
あるアーティストさんは「大きなタマネギ」と表現したアーティスト憧れのコンサート会場、日本武道館。
タイトルの『八角形』と捉えたグループが他にいたのかどうかは定かではないが、彼女達のように独力の制作方法論でここまで辿り着いたアーティストはいないと思う。
既存の大きなシステムやフォーマットを使うのではなく、彼女達は活動当初から全く変わらないDIYかつミニマムな体制で新たな仕組みを作りだしてきた。
相対性理論のライヴが、他公演と一線を画す特殊体験であることの意味は、こんなところにもあるのではないだろうか。 そして、今回の試みが、いかに貴重なものであるかもご理解いただけるだろう。
音楽産業の様相が激変し、レコード(音の記録)とライヴの持つ意味が書き換えられつつある今、レコード会社にもプロダクションにも所属せず、独自の音楽と、音楽をめぐる仕組みそのものを自分たち自身で作り上げてきた相対性理論。彼女たちがライブという行為を正しく定義してくれる公演が『八角形』。
見のがせない!とだけ言っておきます。
(DUM-DUM LLP)
プレミアムチケットの先行予約申し込みは本日18時30分よりスタート。プレミアムチケットにはここでしか手に入らない限定Tシャツがついてくる。
更に今回のライブへの、東京以外の地方からの来訪希望者のため、各地方から会場の武道館へ向かうバスツアープランも登場。
ツアープランの詳細はこちら(バスツアー企画・運営:BANANA)
相対性理論の最新フルアルバム「天声ジングル」は2016年4月27日リリース。2015年にはジェフ・ミルズとの自主企画公演『回折III』を開催し、CD+金属オブジェで作られた作品・相対性理論 × Jeff Mills「スペクトル」を発表。先日発売された、ももいろクローバーZのNEW ALBUM「AMARANTHUS」にやくしまるが作詞・作曲・編曲・プロデュースを行った『HAPPY Re:BIRTHDAY』が収録され、3月30日には坂本龍一のレーベルcommmonsより”Yakushimaru Experiment”名義で即興・朗読・数字を扱う実験コンセプトアルバム「Flying Tentacles」をリリースするなど、幅広い活躍を続ける中、遂に相対性理論の最新アルバムが登場する。
レコーディング&ミキシングエンジニアには相対性理論・やくしまるえつこ作品でお馴染みの盟友・米津裕二郎、マスタリングはグラミー賞受賞エンジニアのテッド・ジェンセンが担当。アナログカッティングは、近年ではデヴィッド・ボウイ「★(Black Star)」、カニエ・ウェスト「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」などのカッティングも手がけるレイ・ジャノスが担当。
今作はCD、アナログ盤(180g 重量盤LP)、高音質ハイレゾ盤(Blu-ray・BDM仕様)、カセットテープ、の4つのメディアで同時発売(収録曲目はいずれも同内容)となる。