TEXT:吉田大
PHOTO:吉田大・北浦
人気フィギュアスケーターの髙橋大輔がダンサーとして出演を果たした『木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR』(以下『LOVE ON THE FLOOR』)が、6月16日(金)から6月25日(日)まで再演されることが決定した。
同作は、アメリカにおいてカリスマダンサーとして人気を集める主演のシェリル・バークがプロデュースした舞台で、髙橋大輔を含む世界各国のトップスケーター、そして大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』に参加したメンバーを含む超一流のダンサーたちが集結し、「愛」が抱える様々な側面を、ダンスパフォーマンスを通じて表現するという作品だ。昨年6月に渋谷ヒカリエにて開催された初演は大好評のうちに幕を閉じ、再演を待ちわびる声が高まっていた。
『木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR 2017』と銘打たれた本公演は、髙橋とシェリルの「W主演」という形に。前回に引き続きアメリカ代表としてアルベールビル五輪で金メダルを獲得したクリスティ・ヤマグチ、ソチ五輪で金メダルを獲得したメリル・デイヴィス、同じくソチ五輪の金メダリスト、チャーリー・ホワイトら実力派スケーターたちが出演するほか、新たなメンバーとして2人の男性ダンサーが加わるという。
そこで今回は開演まで1週間を切り、緊張感に満ちた『LOVE ON THE FLOOR』の稽古場に潜入。熱のこもった稽古を見学しつつ、髙橋とシェリルから今回の公演について聞いた。
まずシェリルが、稽古が順調であること、そしてプロダクションを変更したことで作品がよりダイナミックになったと語ったあと、髙橋を「踊るために生まれてきた存在!」と大絶賛。髙橋は、はにかんだ笑顔を見せつつ「同じストーリーで同じ舞台だけど、去年とは全く違った感覚で見ることができると思う」と演出家シェリルの手腕を高く評価した。シェリルによれば、今公演は、前回と比較して非常にダイナミックなものとなっているのだとか。これは新たなメンバーとして2人の男性ダンサーが加わっているためなのだそうだ。
また合わせて、5週間、30公演に渡る全米ツアーの決行も宣言された。「昨年の日本公演が成功したからこそ」と感激するシェリルに、「その成功の場に参加できたことが本当に嬉しい」と目を細める髙橋の表情が印象に残った。
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