Sakurashimeji Live House Tour 2024 心音
2024年11月24日(日)DAIKANYAMA UNIT
11月24日、東京・代官山UNITで「Sakurashimeji Live House Tour 2024 心音」が幕を開けた。最新デジタルシングル「いつかサヨナラ」のリリースを4日後に控え、充実の2024年を締めくくるファンへの感謝の旅でもある今回のツアー。来年に向けて嬉しいニュースも初解禁された初日の模様を、写真とレポートで紹介しよう。
「トーキョー! よろしく!」(雅功)
エレクトリックギターをジャラン!と鳴らし、田中雅功が元気いっぱいに叫ぶと、それがライブの始まりの合図。ベース、ドラム、キーボードの力強いサポートをバックに、髙田彪我が気合の入ったギターソロを披露する。パワフルで押しの強い雅功、甘く端正な彪我、個性溢れる二人のハーモニーがフロアいっぱいに響き渡る。「声を聞かせて!もっとちょうだい!」と彪我が笑顔で煽る。序盤からエンジン全開、出し惜しみ無しのパフォーマンスだ。
「ツアー初日をみんなと一緒に楽しんでいきたいので、よろしくお願いします!」(雅功)
歌いだしとギターソロを彪我がリードする「エンディング」や、雅功がアコースティックギターに持ち替えて爽やかなハーモニーを聴かせる「simple」など。序盤は昨年のアルバム『ゆくえ』からの楽曲を多めに、心地よく踊らせるリズムを軸にライブは進む。フロアはぎゅうぎゅう、きのこりあん(Sakurashimejiファンの呼称)は、ニコニコ笑顔で二人を見守りながら、しっかりライブを楽しんでる。
「初日ソールドアウト、ありがとうございます!今日は僕たちがデビューした日です」(雅功)
2014年11月24日、「さくらしめじ」と名乗ってファーストシングル「いくじなし/きのうのゆめ」をリリースした記念日の特別なライブ。サポートメンバーを紹介して「全員Z世代なのでフレッシュに頑張ります!」と、雅功の声もはずんでる。八分の六拍子のセツナメロディが沁みる「生きるよ」やエモーショナルなロックバラード「ただ君が」と、今年リリースした曲を中心に、中盤にはスローやミドルテンポでじっくり聴かせる曲が増えてきた。たぶん10年前には歌えなかった、大人になった二人の心情が歌にこもってる。Sakurashimejiはすくすくと成長している。
「正直なこと言っていいですか。最初の3曲、めちゃくちゃ緊張した!」(雅功)
「珍しい。僕は最初の3曲、ぶち上げでしたよ」(彪我)
息の合ったハーモニー同様、掛け合いトークも絶好調。雅功はこのツアーのために新しいギターを、彪我の付き添いで買いに行ったらしい。そのフレッシュな気持ちを指先に込めて、再びアップテンポの曲を連ねてぐいぐい飛ばす。サポートメンバーとはこのツアーが初顔合わせらしいが、すでに5人で一つのバンドと言える一体感。
「心にいつだって音楽を持っていれば、何があっても大丈夫。みなさんにとっての、そんな音楽を作っていきたいという気持ちを込めて――」(雅功)
「心音」(しんおん)というツアータイトルは、8月にリリースした「明日を」の仮タイトルだったというエピソードを語る雅功。それは結成10周年を迎えた感謝とこの先への希望。楽しいコーラスと豪快なバンドサウンドが光る「大好きだったあの子を嫌いになって」など、終盤はさらにテンポを上げて元気ハツラツ。歌い歌わせ、乗せて乗せられ、ステージとフロアが一つに溶け合う。弾きまくり、歌いまくりながら「行ける?」と煽る彪我。客席を見渡して、「いい歌でした」と笑顔の雅功。
「僕たち初主演のドラマ『カプカプ』が決まって、主題歌もやらせてもらうことになりました。この場で初披露できることが嬉しくてしょうがないです! 準備はいいですか!」(彪我)
「ちょっと待って。そういう感じじゃないから(笑)。めっちゃミディアムだから」(雅功)
やる気満々ではしゃぐ彪我と、苦笑いで突っ込む雅功の会話にみんなで爆笑。本当にこの二人の関係は面白くて絶妙だ。そして11月28日、テレ東ほか 水ドラ25『カプカプ』の放送と同日リリースの新曲「いつかサヨナラ」。ゆったりミディアムのバンドサウンド、雅功のアコースティックギターを生かした伸びやかなリズム、そしてきれいなハーモニー。心がほっこり温かくなる、Sakurashimejiの新たな代表曲、ここに誕生。
「ツアーが今日から始まったばかりですけど、次のツアーを発表します。来年の3月から、東名阪を回るツアーです」(雅功)
アンコールでの嬉しい発表は、「Sakurashimeji Live Tour 2025~track [mono]」の開催決定。2025年3月14日に愛知 ElectricLadyLand、16日に大阪 Yogibo META VALLEY、そして3月21日に東京 WWW X。チケットはファンクラブ会員先行ですでに受付中だ。忘れずにチェックしよう。
「次のツアーもぜひ遊びにきてください」(雅功)
「ありがとうございました!」(彪我)
「心音」ツアーはこのあと愛知、大阪、福岡を巡って12月14日の東京追加公演のファイナルへと進んでいく。そして10周年を超えて11年目へ、歌にギターに楽曲に、Sakurashimejiらしさを研ぎ澄ませながら二人は次のステージへ向かう。2025年もSakurashimejiは伸び続ける。
[🎤]#Sakurashimeji
Live House Tour 2024 心音 東京公演
ありがとうございました!ツアー初日。
最高だったなーー
めちゃくちゃ熱かった。
みんな楽しかったかな。
どうだっただろうか。デビューして今日で10年。
また明日からも心に音楽を!
楽しく生きていきたいね。
次は愛知!… pic.twitter.com/Wvhw79Ly5b— Sakurashimeji Official (@sakurashimeji) November 24, 2024