ここで、「次はカバー曲をしたいと思います。最近、あるアイドルに楽曲を提供したんですが」と語り始めると場内から「聞きたい!」という声が上がるが、「でもな、あれな、6人で作ったからひとりで歌うにはちょっと大変やねん……みんな、助けて〜」と叫んだところで、超ときめき♡宣伝部のメンバーがサプライズゲストとして登場。悲鳴にも似た大きな歓声とざわめきが起きる中で、とき宣のメンバーの自己紹介に混じって、コレサワも「超わがまま怒りんぼうのコレちゃんこと、コレサワです」とアイドル風にあいさつ。「とっておきですよ。みんなの可愛いをコレンズも堪能してください!」という言葉とともに、TikTokでの総再生回数がなんと10億回を突破した「最上級にかわいいの!」を超ときめき♡宣伝部featuringコレサワのスペシャルバージョンでパフォーマンス。コレサワは一緒に踊りながらハーモニーを重ねると、コレサワの大ファンである吉川ひよりが感動のあまりに号泣する場面もあった。
失恋直後でも最上級に可愛いアイドルを送り出した後、観客と<ねぇ ライブ終わりに抱いて>という際どいフレーズを共有したロックナンバー「ライブ終わりに」からライブは後半戦へ。「Fコード」ではドラムが叩くコンガに合わせた手拍子が起き、「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」では明るくなったフロアを見渡しながら最後で最高の愛を歌いあげ、会場全体をポジティブでハッピーなムードで包み込んだ。そして、「全ての元彼に捧げます!」というお馴染みの言葉に観客が沸いた「SSW」では、<もう一人じゃないから>と歌いながら客席にプレゼントを投げ込むと、本編最後の曲を前にこう語った。
「今日、来てくれている皆さんは私の音楽を学校や会社に行きながら聞いてくれていたりするんですか?カラオケで歌ったこともありますか?みんなの日々にコレサワが少しでも役に立っていたり、楽しい気持ちになる1つの理由だったらすごく嬉しいなと思います。これからもみんなの日々にコレサワが一緒に寄り添えますように。そして、私も自分の日々を歌っていけますように」
表現者としての願いと信念を込めたMCを挟んで演奏されたのは、ツアータイトルにも繋がっている配信ミニアルバム「日々愛々」のラストナンバー「この日々を」。アコギのアルペジオによる弾き語りにバンドが加わり、ロックバラードへと広がっていくダイナミズムとアウトロのロングトーンには凄みも感じた。彼女のシンガーとしての魅力がはっきりと伝わってくる6分に及ぶ大作をエモーショナルに歌い切ると、そのまま振り向かずにステージを後にした。
コレちゃんコールに応え、大きなチュールのリボンをつけてステージに戻ったコレサワは、「みんなの人生がハッピーでありますように。死ぬまでにたくさん好きなことができますようにという気持ちを込めました」と語り、2023年4月に配信リリースしたミニアルバム『かわいくしながら待ってるね』に収録されたジャジーなHipHopナンバーで、TikTokでバスっている「♡人生♡」へ。<すきなこと〇〇>というフレーズで、<すきなことコレサワ>というコール&レスポンスで楽しみ、観客が一丸となって<コレちゃん大好き!>と絶叫。<君と君と君と君と……>と一人一人と目を合わせながら繰り返し、解放的な雰囲気の中でライブを締めくくった。
なお、コレサワは最新曲「元彼女のみなさまへ」を9月4日(水)に配信でリリースする。また、2018年以降約6年ぶりの開催となるファン待望の“コレシアター”の第5弾「コレサワ ワンマンショー 2024 コレシアター05」を11月から12月にかけて全国4都市で開催。今回のツアーでも過去の開催時のように映像を交えたライブとなる予定になっている。
SET LIST
01.Day by Day
02.あたしを彼⼥にしたいなら
03.センチメンタルに刺された
04.ぷんぷん
05.この恋はスクープされない
06.バスタイム
07.元彼⼥のみなさまへ
08.たばこ
09.サマーエンド
10.デートの前の夜に
11.にゃんにゃんにゃん
12.君のタトゥー
13.最上級にかわいいの!(超ときめき♡宣伝部featuringコレサワ)
14.ライブ終わりに
15.Fコード
16.君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん
17.SSW
18.この日々を
ENCORE
01. ♡人生♡