長岡の魅力を伝えられるフェスを作りたい
長岡市は私の出身地でもあるのですが、2~3年前に長岡市のほうから“長岡開府400年を記念して音楽フェスをやりたい”という話があったんです。
音楽フェスはいまや日本中にありますし、最初はなかなか難しいのではないかと思っていたのですが、市のみなさんの熱意に押されるかたちで、『長岡 米百俵フェス』を立ち上げることになりました。やるからには“勝てるフェス”にしたいなと。
はい。今回フェスを立ち上げるにあたって、まず“長岡という土地の良さをしっかり味わってもらいたい”と考えたので。長岡市という土地は、交通の便がすごくいいんです。
東京から新幹線で最速87分ですし、関越自動車道、北陸自動車道、磐越自動車道の3路線が使える。会場の東山ファミリーランドもJR長岡駅から車で約10分の好立地ですし、このアクセスの良さは大きなメリットですよね。
また、長岡は8月の花火大会が有名で、毎年100万人以上を集めています。この長岡花火を『長岡 米百俵フェス』でも堪能してほしいと思い、誘致させていただきました。
先日、会場で試射を行なったのですが、花火を打ち上げる場所と客席の距離が近く、“ドーン!”という音もすごい迫力でしたね。花火も間近で観られるので、みなさんに喜んでいただけると思います。
そして10月は米どころ・新潟の新米が楽しめる時期。地元の食も味わってほしくて、名店、老舗店にお願いして、出店していただくことになりました。長岡の16の酒蔵が一堂に介し、試飲や購入ができるのも魅力だと思います。
そうですね。もうひとつの柱は、“ファミリーで楽しめるフェス”であるということ。
音楽フェスの多くは若者に特化したラインナップになっていますが、『長岡 米百俵フェス』は2世代、3世代で楽しめるフェスにしたくて。出演者も岸谷香さん、渡辺美里さんといった80年代から活躍しているレジェンド、GLIM SPANKY、Shiggy Jr.などの若いバンドから歌のお兄さんこと横山だいすけさんまで、幅広いアーティストが顔を揃えています。
『NHK紅白歌合戦』や日本武道館を経験している知名度の高いアーティストも数多く出演してくれるので、岸谷香さんは「M」、サンプラザ中野くん&パッパラー河合は「Runner」という代表曲やヒット曲も聴くことができます。
ファミリーで来ていたくことを想定した場合、多くの方が耳にしたことがある曲が聴けることはとても大事だと思うので。
このフェスでしか観られないステージ、聴けない音楽をぜひ実現させたいと思い、アーティスト同士のコラボレーション、カバー企画なども用意しているんですよ。
そのためには音楽監督を立てて、ステージ全体をしっかりコントロールしてもらわなくてはいけない。
そこで本間さん、島田さんという日本を代表するプロデューサーに参加していただいたというわけです。
サンプラザ中野くん&パッパラー河合×にゃんぞぬデシ、東京パフォーマンスドール×加藤諒などのコラボレーション、そして、いきものがかりの山下穂尊×藤木直人の共演もあるので、ぜひ楽しみにしていてほしいですね。