CJ Li、日本とカナダの文化の融合がテーマのワンマンライヴを開催!

インタビュー | 2018.07.04 15:00

カナダ人シンガーソングライター・CJ Li(シージェイ・リー)が7月21日(土)にduo MUSIC EXCHANGEでワンマンライヴを開催する。日本武道館でのライヴを目標に着々と前進し続けている彼女だが、今回のライヴでも新しいチャレンジが行なわれるとのこと。
──7月21日にduo MUSIC EXCHANGEで行なわれるワンマンライヴについてお話を聞かせていただこうと思っていますが、まずはCJ Liさんご自身のことについて聞かせてください。

はい。私はカナダ人で、バンクーバーの音楽学校でジャズヴォーカルの勉強をして、6年くらい前に日本にやって来ました。バンクーバーには友達がいますし、家族もいます。でも、夢を実現させるにはここに留まっていてはいけないと思いました。ある日、ママに“日本に行ってきます”と伝えたら、やりたいことがあったら止められない性格だと分かっているので“頑張って”と言ってくれたんです。当時、大学生だったからお金がなかったので、家にあったマンガとかギターをオンラインで売って、バンクーバーから成田空港までのチケット代を作りました。“成功するまで戻らない!”という気持ちだったから、片道切符です。

──それくらいの覚悟を決めて日本に来たわけですね。

最初はすごく大変で、日本語が全然話せないので毎日泣いていました。でも、自分の夢のために頑張ると決めたので、山手線に乗って、他の人たちの会話から聞こえてくる日本の言葉をスマホの辞書で調べたりして日本語を勉強しました(笑)。それと、毎日ギターのお店に行っていたら、そこで友達もできました。友達から日本語をたくさん教えてもらいましたよ。“私にメールを送る時は絶対に英語は使わないで!”ってお願いして、届いたメッセージをひとつひとつ辞書で調べたりして、日本の言葉を覚えたんです。

──そんな努力を!

最近、日本の子供に会う機会がたくさんあるんですけど、自分の夢があっても恥ずかしくて言えない子がたくさんいました。私の夢は3年後に日本武道館でワンマンライヴをすること。カナダ人の私がマネージャーなしで全部ひとりでやって日本武道館を目指しているわけだから、それが実現したら、その子供たちに“カナダから来た私ができたんだから、あなたたちも自分の夢を叶えることができる!”って言いたいんです。言葉じゃなくて、行動して証明したい。だから、私は日本での活動を続けています。

──CJ Liさんのライヴはどんなスタイルで行なうことが多いんですか?

日本に来てすぐにパンクバンドをやって、そのあとは弾き語りスタイルでライヴをするようになりました。でも、最初にバンドでやっていたので、弾き語りだけだと音が寂しいなと思って、ループマシンを使ってアコースティックギターをパーカッションのように使ったりして歌っています。最初は操作が難しくて失敗もしましたね。“ちょっと待って! もう1回!”ってことも(笑)。その時にしか作れないリズムや音ですから、そういう失敗も含めてライヴの楽しいところだと思っています。7月21日のワンマンライヴはバンドスタイルでも演奏します。

──そのワンマンライヴも夢への一歩ということですか?

はい。“JOURNEY TO THE DREAM”というタイトルを付けたライヴは今回で4回目になります。最初は100人、次は150人、3回目が300人…どんどん会場のキャパも大きくなっています。怖くないと言ったら嘘になるけど、やらなきゃいけないんです。一歩ずつ進んで日本武道館に行きたいなと思っています。

──その積み重ねも重要だということですね。

そうですね。ちょっと別の話になりますが、ライヴの日には『JP×CJ』という初めてのコラボレーションアルバムを発売します。日本での活動も長くなってきましたし、日本とカナダへの感謝の気持ちを込めたCDを作りたくなったんです。それで、収録する7曲全てでコラボレーションしました。

公演情報

DISK GARAGE公演

『CJ Li ワンマンライブ! ~JOURNEY TO THE DREAM VOL.4~』

2018年7月21日(土) 東京・duo MUSIC EXCHANGE

PROFILE

CJ Li(シージェイ・リー)

カナダ出身のカナダ人ポップシンガーソングライター。2012年に活動拠点を日本へ移す。2014年4月よりソロ活動を開始し、現在までに3枚のアルバムを発表し、3回敢行したワンマンライヴはすべてソールドアウト。セルフプロデュースかつセルフマネージメントで活動を行なっている。

RELEASE

「JP×CJ」

コラボレーションアルバム

「JP×CJ」

2018年7月21日(土)Release!
  • 堀 清香

    撮影

    堀 清香

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  • 取材

    田中隆信

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