8月5日(金)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3、8月14日(日)柏PALOOZAにて、カメレオとBrand New Vibeによる「2MAN 関東ツアー」が開催決定。ライブでは初顔合わせとなるこの組み合わせだが、これまでもSNSなどで交流を深め合って来た2組にとっては待望のツーマンライブ! この異色とも言える組み合わせでのツーマン、一体どんなライブになるのか!? カメレオとBNVのメンバーに対談形式で話を聞いた。
インタビュー/フジジュン
──まずはこの異色とも言える組み合わせのツーマンが決定した経緯から聞かせて下さい。
Brand New Vibe:KEI ギルドという共通の知り合いバンドがいまして。どちらもツアーでギルドと共演していて、両組を知ってるギルドに「合いそうなバンドがいるよ」と言われていて。
カメレオ:Takeshi だったら、すぐに声掛けてよ!(笑)
KEI いや、僕らのツアーの時に声掛けたんだけど、タイミングが合わなくて(笑)。
カメレオ:Kouichi 僕らも以前から、「Brand New Vibeと対バン出来ないかな?」と言ってて、声を掛けたこともあったんですけど、そのライブ自体がなくなっちゃって。
──お互いにアプローチしていたんですね。直接的な交流はあったんですか?
Brand New Vibe:SHIGE 僕らが福岡に行った時、カメレオのライブを見させてもらって。そこで楽屋でご挨拶させてもらったのが、初対面ですね。そこからTwitterで絡んだり、ラジオにゲストで出演して頂いたり。
KEI あと、両方のバンドのメンバーでグループLINEを作って、LINEをやったりね。
Takeshi 僕、毎日走ってるKEIくんに感化されて、走るようになりましたから(笑)。
SHIGE その福岡のライブでちょっとだけお話した時、僕は同じ空気感を感じたんです。で、そのまますぐに仲良くなれそうな感じがあって、次にラジオで会った時には誕生日プレゼントも用意してもらって。そこで勧めてもらった映画もすぐに見て、報告しました(笑)。
──ギルドを介して知り合って、お互いの音源やライブをチェックしての感想は?
KEI 僕はカメレオを知った上で、あまり異色な組み合わせだとは思ってなくて。お互いの畑はあるんだろうけど、音源やライブのエンターテイメント性みたいなところでは、共通する部分が多々あると思ってます。カメレオのライブを見て「俺たちもこういうことやりたい!」と思った部分もあるし、違和感なく楽しめて。異色というより、一緒にやるべきバンドだ! と思いました。僕ら、パーティー・ミクスチャーみたいなところにシーンはなくて。普段からアイドルグループとも一緒にやれば、ゴリゴリのHIP HOPの人とも一緒にやるし。自分たちにジャンルの垣根というのが全然ないので、あとは見たお客さんが「このバンドと対バンする理由が分かる!」と思ってくれるところが重要だと思っていて。
──そこは僕も思ったところで、無理やり同じ畑のバンドとやるより、エンターテイメントとして全然広がりもありそうだし、そこに想像もしなかった楽しさがあると思いました。
Takeshi ウチはビジュアル系というフィールドでやってきて、今、活動のフィールドをもっと広げたいと思っているところで。最初は「なんで、この組み合わせ?」と思ってたお客さんも、実際にライブを見たら「なるほど!」と納得するツーマンになると思いますよ。
──カメレオは、Brand New Vibeの印象いかがでした?
Kouichi 僕はもっとゴリゴリのロックかな? と思ってたんですけど、知るほどに「これってジャンルで言うとなんて言うんだろう?」と分からなくなって(笑)。楽しいことを追求した進化系バンドというか、僕らと一緒で“?マーク”をたくさん付けられて、迫害されてきたバンドなんだろうなと思いました(笑)。だから、やってる音楽というよりは、マインド的なところで通ずる部分があったし、そんな中にグッとくる歌詞もあって。
KEI 夜中に「『ライバル』の歌詞ヤバいね、俺は泣けてきたよ!」って、酔ってるのかな?と思うような熱いLINEをくれたんです。それ読んで、僕もグッと来ちゃって。
Kouichi DVD見てたら「凄い好きだな」と思って、伝えずにいられなかったんです。
──お互いのライヴや映像を見て、ツーマンのイメージも見えてきました?
Kouichi カメレオからしたら、ツーマン自体がすごく久しぶりというのもあるし。本人たちは意識してなくても、やっぱりフィールドが違うってところは課題になっていて。
──やはりツーマンって、何バンドか出るイベントとは違う特別な気持ちもあります?
KEI ありますね、ツーマンは特別です。4~5バンド出る対バンであれば、「自分たちが一番盛り上げてやる!」ってことが課題になり、楽しみになると思うんですけど。ツーマンだと自分たちのお客さんを相手のバンドに預けて、相手のお客さんを自分たちが預かるという感覚がありますからね。そこにはお互いの信頼も必要だし、プレッシャーもありますよね。自分が見たいバンド以外のライブを1時間見るっていうのは、結構大変で。
Takeshi 結構なカロリーが必要だよね(笑)。
KEI だから、僕らのお客さんはカメレオに委ねたいし、カメレオのお客さんは僕らに任せて欲しいし。そこは腹くくって挑みたいところではありますね。
お互いのお客さんが安心して楽しめるような仕掛けをつくろう