──長さも速さも違う3本の針が重なった瞬間はありました?
岡田愛
たくさんあるよね。
山出愛子
中2の時に来年度の話をしてた時は重なってたと思う。
岡田愛
夜遅くまで残って、やりたい曲を書き足してた。
岡崎百々子
そうそう!懐かしいねぇ。
岡田愛
愛子はお母さんに怒られてたよね。
山出愛子
そう。お母さんに怒られながらも書いて。職員室の先生の机に置いて帰って。その話をしてる時はすごく楽しかった。やっぱり夢を想像すると楽しいよね。3人で夢を語ったり、やりたいことを妄想してる時間は重なってたなって思うし、体調不良で9人しか出れなかった10.9(2017年10月9日のTSUTAYA O-EASTでのライブ)も重なったと思う。
岡崎百々子
10.9のライブがあったからこそ成功できた学院祭。気持ちが1つになった瞬間があったね。
山出愛子
うん。すれ違いは夏しかなかったと思う。夏が一番時間を無駄にしてたなって思う。
岡田愛
でも、あの時期があったからこそ、教訓をもらって。
山出愛子
だから、「My Road」があんな素敵な歌詞になったんだもんね。
岡田愛
あれは事実だもんね。2017年度しか歌えないくらい。
山出愛子
嘘偽りのない歌詞!<フワついた態度/見透かされたことドキッとしたの>とかね。バレてない、うまくかわせてるだろうと思ってるけど、全部バレててドキッするっていう。
岡田愛
めぐは<好きっていう気持ちは止められない>っていう歌詞が本当に好きで。さくら学院自体もそうだし、メンバーもそうだし。何回、喧嘩したって、すれ違っても、忘れられることはなくて。頭の中を整理して、しっかりと考えると、やっぱり好きだって思えるから。
岡崎百々子
私は<何万回とブツかっちゃっても/何もしないでいるって耐えられない>っていうところに共感して。私も悩んだときに、何もないとどこかに心残りがったので、ああ、分かるわって思うし、全部が自分的には大事な歌詞ですね。
岡田愛
全部事実が書いてあるからね。
山出愛子
メンバーが気持ちを書いて提出したわけじゃないのに全部伝わってるのが、むしろ、恐怖。
岡田愛
あはははは。先生たちが言っちゃうから。
山出愛子
そう。全部筒抜けだから。その分、すごくいい歌詞になってるんだけど、この曲をもらったときのびっくりと、「こわっ!」ていう気持ちは忘れない。
岡田愛
ええ!って思った。
岡崎百々子
うちらまだ子供なんだなって思わされもした。
山出愛子
そうそう。これがお前らだ!って言われてる感じがして。
岡田愛
でも、楽しいねって思った。