インタビュー/森 朋之
Photo/堀 清香
あゆみくりかまきのニューシングル「絆ミックス」は、メンバー3人と“またぎ”(ファンの総称)の絆の強さをテーマにしたロックチューン。9月から10月にかけて開催される全国ワンマンライブツアー「ボクらの熊魂2017 ~あゆくまと行く全国ロッカショー!~ supported by uP!!!」、そして、最大の目標である日本武道館に向けてさらに勢いを増している3人に「絆ミックス」に対する思いとグループの現状について語ってもらった。
──昨年7月に“熊”から“人間”の姿に変えられ、「2017年中に日本武道館でのワンマン公演を発表できないと熊の姿に戻れない」という条件で活動を続けていますが、既に1年が経過しましたね。
そうなんです。この1年間ライブもずっと続けていたし、シングルも2枚リリースさせてもらって。すごく濃かったので“まだ1年なんだな”という感じですね。
人間の姿になってからのライブもだいぶ慣れました。最初の頃は手汗でマイクが滑ったりしてたんですけど、それもようやくなくなってきました。
──ではニューシングル「絆ミックス」について。またぎとの“絆”の強さをテーマにした楽曲ですね。
はい。まずデモを頂いたときに、(作曲、編曲を手がけた)U.M.E.D.Y.さんに“この曲で何を歌いたいか、それぞれ考えてみて”と言われたんです。それを聞いた時が、ちょうど熊から人間の姿になって1年が経つタイミングでもあったので、このタイミングで改めて“またぎ”への感謝の想いを届けたいと思いました。そこからメンバー3人がそれぞれ言葉を考えて、それを田中秀典さんが歌詞にまとめてくれて。田中さんは『蜜蜜蜜』『ナキムシヒーロー』などの歌詞を書いてくれているし、私たちのこともよくわかってくれているので、この歌詞を見たときもグッときましたね。
自分たちの気持ちが入っているので、歌詞がスッと入ってきて。レコ―ディングのときも、しっかり思いを込めて歌いました。歌っていると“これはあのときの自分の気持ちだな”って浮かんでくるんですよ。
私は『こんな私を見つけてくれて アリガトウ』という歌詞が印象に残っています。最初はどういう表現をすればいいか分からなくて、シックリ来なかったんですよ。そこでディレクターの方に“今のくりかを全部出してくれればいいから”と言われて歌ったのが、OKテイクになりました。 先日、トラックダウンの作業に立ち会わせてもらったんですけど、レコーディングで何度も歌って体に染み込んでいるはずなのに、曲を聴いていると自然と涙が出て来て。自分たちの今の気持ちが込められているし、またぎもきっと喜んでくれるだろうなと思いました。
──今の3人にとって、またぎはどんな存在?
なくてはならない存在ですね、もちろん。私たちの曲やライブはまたぎとの声が重なることで成立していると思うし、またぎがいないとライブもやれないので。ひとりも欠けちゃダメだし、今はその輪をどんどん広げていきたいという気持ちもありますね。
ライブをするたびにまたぎの一体感が増していくので、絆が深まっている実感もあります。
あゆみはフェスに出たときに、すごく絆を感じますね。たくさんのアイドルさんが出ているなかで、またぎのみんながすごく盛り上げてくれて。それをきっかけにして、あゆみくりかまきのことを知ってくれる人も多いんですよ。
──「絆ミックス」も既にライブで披露しているそうですが、手応えはどうですか?
新曲が出来るたびに“どういう盛り上がり方がいいかな?”と考えるんですけど、今回の『絆ミックス』では“MIX(掛け声)”を打ってほしいなって思っていて。でも最初に披露したときはそのことを言ってなかったから、MIXが入らなくて…。だからその後、LINE LIVEで、くりかが“激おこぷんぷん丸”になって『MIXを入れて!』って言ったんですよ。
額に怒りマークを書いて(笑)
そしたら、次のライブでちゃんとMIXを入れてくれたんです。正直、まだ拙かったし、あまり揃ってなかったんですけど、やろうとしてくれたことがすごく嬉しくて。それも絆を感じた瞬間でしたね。
今まで以上の一体感を感じました。みんなの声もこの曲の武器だなって。
夏フェスでもどんどん歌って、みなさんと盛り上がりたいですね!
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